7月4日(月)から7月24日(日)まで
函館のトラピスチヌ修道院の暮らしを描いたスケッチ集『天使園 「祈り、働け」の日々』の原画展を開催しています。
50年ほど前に、ひとりの修道女によって描かれ、丁寧に色鉛筆で色付けされたスケッチです。ぜひ原画でご覧ください。
外に出ることの許されない修道院の生活ですが、描かれている労働の様子はとても牧歌的で楽しげです。北海道の広大な景色の中で牛を連れて散歩に出かけたり、畑仕事に勤しんだり、みんなでトラクターに乗り込んだり、木に登って大根を干したり(!?)同じ服装の小さな人たちは、かわいくて、まるで絵本『マドレーヌ』のよう。
緻密に描かれた建物の美しさにも目を惹かれます。
原画の中にはプリントされたものやトレーシングペーパーに描かれたものもあります。スケッチを描いた修道女が人に贈るために、コピーをして冊子を作ったり、手で書き写したりしたものだそうです。
装丁は北海道出身のアートディレクター葛西薫さんの手によるもの。シンプルでありながらあたたかみのある素敵な本です。
原画展に合わせて函館から修道院のお菓子マダレナとクッキー、草木染めのハンカチやラブリーな天使人形なんかも送っていただいて販売しています。ルバーブのジャムは売り切れですが、ハスカップのジャムがもうすぐ届きます。数に限りがあるので、ご希望の方はお早めにご来店ください。
『天使園 「祈り、働け」の日々』原画展
恵文社バンビオ店にて
2016.7.4 - 7.24