12月のおはなし会を行ないました & 1月のお知らせ
吐く息も白くなり、寒さが厳しくなってきました。
今月は、そんな冬にぴったりのおはなしいっぱいのおはなし会でした!
===プログラム
『かぜひいちゃった』 いもとようこ/金の星社
『やっぱりたまごねえちゃん』 あきやまただし/鈴木出版
『ねむっちゃだめだよかえるくん』 塩田守男/佐倉智子/PHP研究所
『わんぱくだんのクリスマス』 ゆきのゆみこ/上野与志/末崎茂樹/ひさかたチャイルド
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急に冷え込んで、体調を崩してしまう方も多いこの季節。
ひとつめのおはなしは、『かぜひいちゃった』です。
友だちのうさぎちゃんが風邪をひいちゃったので、こねこちゃんはお見舞いに。
うさぎちゃんはみんなからプレゼントをもらって、お母さんにも優しくりんごを食べさせてもらっています。
こねこちゃんはうらやましくなって「いいなあ」。
こねこちゃんは風邪をひくことにします。
おなかを出して、毛布もかぶらず眠ると、次の日、なんだか頭が痛い・・・。
みんなにプレゼントをもらっても、お母さんに優しくしてもらっても、しんどくて全然うれしくないこねこちゃん。
やっぱり元気なのがいちばんですね!
ふたつめのおはなしは『やっぱりたまごねえちゃん』。
前までたまごだったたまごねえちゃん。
そんなおねえちゃんに妹ができます。
かわいい妹ができて大喜びのおねえちゃんでしたが、なんでも妹の言うとおりにしていたら、とてもへとへとに・・・。
おねえちゃんってとっても大変なんです。
次の日も妹は、おねえちゃんに言いたい放題。
「もうだめー」となってしまったおねえちゃん。
しかし、そんなおねえちゃんをお父さんはだっこしてくれました。
きっと、おねえちゃん、おにいちゃんになってもお父さん、お母さんに頼めばだっこしてくれるはずです。
みっつめのおはなしは『ねむっちゃだめだよかえるくん』。
7ひきのかえるたちがうさぎのようふくやさんへ行くと、きつねとりすが服を作ってもらっていました。
2ひきは、冬になったらこの服を着て、雪の中遊ぶんだと話します。
ふわふわ、きらきらの雪が見てみたくなったかえるくんたち。
雪を見るまで起きていようと決心します。
しかし、かえるなので、睡魔が襲ってきて……。
そんなかえるくんたちを見たうさぎのようふくやさんは、かえるくんたちになんとか雪を見せてあげたいと思い、大急ぎで寒くないような服を作ります。
雪が積もった日、特製の服を着せて、いざ外へ!
さあ、本来は冬眠しているかえるくんたち、初めての雪にどんな反応をするのでしょう?
最後のおはなしは『わんぱくだんのクリスマス』。
サンタクロースはいるのでしょうか。
わんぱくだんの3人が言い争いをしていると、赤い服を着たねこが現れました。
「サンタクロースは、ちゃんといますよ」と言ったねこの名は、にゃんた。
にゃんたは「サンタのところへおつれしましょう」と3人をサンタクロースのもとへ連れていきます。
サンタさんは、みんなにいると信じてもらえなくなって、自信をなくしてしまっていました。
サンタさんは、ため息をつくたびにどんどん小さくなってしまいます。
サンタさん、自信を取り戻して、プレゼントを配ってくれるのでしょうか?
今月のおはなし会はこれでおしまい。
今年はどんなおはなしに出会えたでしょうか?
来年も素敵なおはなしにたくさん出会えますように。
皆さまのご来店を心よりお待ちしております。
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1月のおはなし会
1月13日(日)午後2時から(予約不要/参加無料)
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(大川)
11月のおはなし会を行ないました & 12月のお知らせ
秋も深まり、どんどん寒くなってまいりました。
ほかほか、ほくほく焼きいもの絵本・・・もいいですが、冬の絵本も並び始めました。
いろんなクリスマスの絵本、そろえております。
さて、11月のおはなし会の様子をお伝えいたします。
ガラシャ祭りの日でしたが、今月もたくさんの方にご参加いただき、楽しいおはなし会になりました!
===プログラム
てあそび 「はじまるよ」
絵本 『たべたのだあれ』 五味太郎/文化出版局
絵本 『かくしたのだあれ』 五味太郎/文化出版局
絵本 『じゃがいもポテトくん』 長谷川義史/小学館
絵本 『おかしのくに』 タチアナ・A・マーヴリナ/宮川やすえ/福音館書店
絵本 『このおみせなあに』 はたこうしろう/ポプラ社
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今月のおはなし会はてあそび「はじまるよ」から。
「1と1で忍者だよ ドロン♪」
まずは、五味太郎さんの絵本『たべたのだあれ』と『かくしたのだあれ』で楽しみましょう。
動物たちの一部が食べたもの、隠したものになっているこの絵本。
みんな見つけるのがはやいはやい!
秋の行事でおなじみのいもほり。
いもほりといえばさつまいもですが、今回はじゃがいもの絵本を。
『じゃがいもポテトくん』です。
じゃがいもの家族が八百屋で売られています。
でも、ずっと一緒に暮すことはできません。
はじめに買われていったのは、お父さん。
「じゃーむすー、げんきでなー」
悲しいはなしです・・・。
つぎつぎと買われていく家族たち。
とうとうじゃーむすも買われて行きます。
そしてとある幼稚園。
みんながお弁当箱を開けると・・・。
今日買ったじゃがいも、もしかしたらじゃーむすの家族のひとりかもしれません。
続いて『おかしのくに』。
作者タチアナさんは、ロシアの伝統的なビスケットの木型からインスピレーションを得て、この絵本を描いたのだそうです。
ねこがこねこのためにビスケットを焼きましたが、ビスケットはみんな逃げてしまいます。
羊飼いのビスケットは、丘の上にビスケットの家を建てます。
ミルクの川が流れ、岸はゼリー。
川を泳ぐ魚もビスケット。
おかしのくにの様子がノスタルジックな絵で描かれています。
ひょいとつまんだらなんともおいしそうな絵本です。
『おかしのくに』の読み聞かせのあとは、ビスケットに見立てた色画用紙の雪だるまに、顔を描いたり、色をつけたりもして楽しみました!
さいごのおはなしは、『このおみせなあに』。
クマの子、クーとマーは、お買い物へ行きます。
「いらっしゃいませ いらっしゃいませ」
お店にずらりと並んだ品物の数々。
本屋さん、続いて果物屋さん、その次は八百屋さん、パン屋さん・・・といろいろなお店でお買い物していくクーとマー。
しかし、買い物のし過ぎでとうとう持ちきれなくなってしまいます。
クーとマーがとった驚きの行動とは?!
今月のおはなし会はこれでおしまい。
来月はどんなおはなしに出会えるでしょう?
皆さまのご来店を心よりお待ちしております。
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12月のおはなし会
12月9日(日)午後2時から(予約不要/参加無料)
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(大川)
谷口智則さん スペシャルおはなし会&ミニライブペインティング開催しました
11月18日まで開催していた『ゴリラのくつや』原画展。
11月4日には、作者の谷口智則さんにご来店いただき、おはなし会とミニライブペインティングをしていただきました。
以下、盛り上がったイベントの様子をお伝えいたします。
はじめのおはなしは、『ゴリラのくつや』。
ゴリラのとうちゃんはみんながあったらいいなと思うくつをつくってくれます。
チーターはもっと速く走れるくつ。
シロクマは氷の上でも足が冷たくならないくつ。
「ぼくにはどんなくつがにあうんだろう」
そこで考えたのは、空を飛べるくつ。
とうちゃんは空を飛べるくつ、つくってくれるのでしょうか?
ゴリラのとうちゃんの愛情があったかい絵本です。
ふたつめのおはなしは、『くいしんぼうのクジラ』。
くいしんぼうのクジラは、いただきますが大好きで、ごちそうさまが大嫌い。
まずは海の魚を「いただきまーす」
魚の名前、言えるかな?
元気いっぱい手があがりました。
海の魚は食べ飽きたクジラ。
川の魚も食べてみたい、と川をのぼっていきます。
「いただきまーす」
次は、陸の食べもの、その次はパン、さらに・・・。
そんなに食べて、クジラ、大丈夫なのでしょうか?
さいごのおはなしは、『100にんのサンタクロース』。
100人のサンタクロースが暮らす街では、みんなで力を合わせてクリスマスの準備をします。
クリスマスツリーを育てたり、クリスマスの日が素敵な天気になるように練習したり。
一番大変なのは、プレゼントの準備です。
そんなサンタクロースたちにとって、クリスマスは特別な日。
プレゼントを配り終わったあとは・・・?
絵には実際に100人のサンタクロース、100のお家が描かれているそうです。
みんなで数えてみました。
「1、2、3、・・・・・・97,98、99」
あれ? 99人しかいない?
さいごのひとりは?
なんと、このおはなしに登場する100人のサンタクロース全員に名前があるんです!
細部までこだわってつくられていることが伝わってくる絵本です。
作家さんが読むと絵本の魅力がよりストレートに伝わるのでしょうか。
子どもたちがじっと聞き入る様子がとても印象的でした。
続いてミニライブペインティング。
大きなパネルに絵を描いていただきました。
まずは、ゴリラからスタートです。
子どもたちひとりひとりに好きな動物を聞いて、その動物を目の前で描いていただきました!
なんて贅沢!
リクエストに応じて、動物の大きさ、配置を決めて描いていく様子は、まさにライブならでは。
みんなが大好きな動物たちが大集合した素敵な絵が完成しました。
絵本の絵とは少し雰囲気の違う、白黒で描かれた動物たち。
緑色の大地がとてもよくマッチしています。
こちらの絵は、現在も店内、絵本コーナーにて展示中です。
ご来店の際には、ぜひご覧ください。
ライブペインティングのあとには、サイン会も行いました。
谷口智則さん、ご参加いただいた皆さま、ありがとうございました!
(大川)