バンビオのお店便り10月第3週(2017年9月月間売上ランキング )
連日の雨で気温もぐっと下がってきた今日この頃。
体も心も温かいものを欲する季節になりました。
みなさまいかがお過ごしでしょうか?
今週の「バンビオのお店便り」は9月のランキングをお届けします。
1 銀翼のイカロス(池井戸潤/文春文庫)
2 恨み残さじ(佐伯泰英/双葉文庫)
3 花咲舞が黙ってない(池井戸潤/中公文庫)
4 ナミヤ雑貨店の奇蹟(東野圭吾/角川文庫)
5 森のノート(酒井駒子/筑摩書房)
6 まほろ駅前狂騒曲(三浦しをん/文春文庫)
7 マスカレード・ナイト(東野圭吾/集英社)
8 いらないねこ(ヒグチユウコ/白泉社)
9 京都寺町三条のホームズ (望月麻衣/双葉文庫)
10 いのち愛しむ、人生キッチン(檜山タミ/文藝春秋)
(集計期間 2017/9/1〜9/30)
当店9月のランキングは以上のような結果となりました。
小説では、大人気作家・池井戸潤さんの文庫2作がランクイン。
1位は『銀翼のイカロス』(池井戸潤/文春文庫)。
半沢直樹シリーズ第4作、待望の文庫化です。半沢直樹の今度の敵は政治家!ファン待望の1冊です。
3位は『花咲舞が黙ってない』(池井戸潤/中公文庫)。
こちらも人気シリーズ。ドラマ化もされた人気キャラクターの最新作がいきなり文庫で登場しました。若かりし頃の半沢直樹も登場します。
どちらの作品もページをめくる手がとまらない、痛快なエンターテイメント小説です。秋の夜長にシリーズでぜひどうぞ。
5位は『森のノート』(酒井駒子/筑摩書房)。
絵本画家の酒井駒子さんによる初のエッセイ・作品集です。筑摩書房のPR誌「ちくま」の表紙2年分の作品が1冊の本になりました。酒井さんの絵を見るとなぜこんなにも心がざわつくのでしょうか。静謐な絵と独特の世界感溢れる文章で織りなす初めての画文集です。言葉にするよりもぜひ実物を。酒井駒子さんの描くその世界、存分にお楽しみください。
6位は『まほろ駅前狂騒曲』(三浦しをん/文春文庫)。
直木賞受賞と映画化でも話題になった「まほろシリーズ」の第3弾が文庫になりました。シリーズ完結です。駅前で便利屋「多田便利軒」を営む多田と、居候になって丸2年がたつ行天。そのふたりがなんと4歳の女の子を預かることに。完結編にふさわしく、これまでの主要登場人物が勢ぞろい。さらに、文庫版には単行本未収録の短編「サンタとトナカイはいい相棒」も追録されています。シリーズでぜひどうぞ。
8位は『いらないねこ』(ヒグチユウコ/白泉社)。
「月刊MOE」での連載が単行本になりました。 絵本『せかいいちのねこ』に続く、ぬいぐるみのニャンコの新作絵本です。捨てられた子猫を「おとうさん」になって愛情いっぱいに育てるニャンコとあたたかく見守る優しい猫たちの物語。今月10月には、ヒグチさんが描く魅力的な動物たちの型抜きポストカードブック『A to Z』と、テディベア・ぬいぐるみ作家の今井昌代と共作したビジュアルブック『カカオカー・レーシング』も発売になりました。ポストカードブックは、なんとヒグチさんの直筆サイン本をいただきました!数量限定ですので、お早めにどうぞ。
10位は『いのち愛しむ、人生キッチン』(檜山タミ/文藝春秋)。
博多で暮らす92歳の現役料理家・檜山タミさんの初の著書です。台所に立つ女性の心の拠りどころとなる言葉の数々が1冊の本になりました。また、タミ塾の愛情レシピも収録。タミさんの教室には、著者の話を楽しみに50年近く通い続けている方、はたまた親子2代、3代で教わっている方もいるそうです。タミ塾の50年の教えが詰まった人生の教科書。ぜひお手に取ってご覧ください。
以上、9月のランキングでした。
10月はいったいどんな作品がランクインしているでしょうか。次回のランキングもどうぞお楽しみに。
(津村)