バンビオのお店便り 12月第2週(クリスマス特集)

12月。冷たい風がしみる季節になりました。

バンビオ店のあるJR長岡京駅前では今週末からイルミネーションがはじまりました。寒い夜空の下、たくさんの光が気分を盛り上げます。クリスマスが近づいてきたんだなあとじわじわ感じます。

バンビオ店内も、クリスマスムードで賑わっています!

 

まずはお菓子。今年もたくさんのおいしいお菓子が入荷しました。

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去年に引き続き、兵庫県の「児玉久美菓子製作」さんからは、チョコレートがけのクッキーやツリーのかたちをしたアイシングクッキーなどのかわいらしい焼き菓子と、数種類のジャムが届きました。かわいいだけじゃなくしっかりおいしい、児玉さんおひとりでこだわって作られたお菓子たちです。

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そして今年は新しく山科の「La pause」さんから、クッキーやその他焼き菓子など、こだわりのヨーロッパ菓子が届いています。このネコとウサギのクッキーを見てください!見た瞬間、女性スタッフ一同が心を奪われた素敵なクッキー。La pauseさんのお菓子も原材料にこだわり、仕込みから焼成までおひとりで責任をもって作られています。1個から買えるのもうれしい、良質なお菓子です。

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そして、函館の「トラピスチヌ修道院」からは、素朴だけれど濃厚でしっかりおいしいバターのクッキーとマダレナが入荷予定です。わたしはこのクッキーの大ファンです。ぜひご賞味ください!

どのお菓子も素材にこだわって作られたおいしくて素敵なお菓子ばかり。プレゼント用にはもちろん、1年間がんばった自分へのごほうびにもついつい買いすぎてしまいそう...。数量限定の今だけのお楽しみです。ぜひどうぞ。

 

また、先日当店でX'masリース作りのワークショップを開催していただいた「うるわし花店」さん(ワークショップの詳細はこちら) のリースやスワッグも販売しています。クリスマスツリーもいいですが、生の植物の匂いや手触りを感じられるリースがあるだけで空間が華やぎ、心まで豊かになるような気がします。ぜひ実物をご覧ください。

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そして、絵本売場もクリスマスプレゼントを選ぶお客様で毎日賑わっています。お子さんやお孫さん、ご家族、ご友人など、贈る相手の顔を思い浮かべながら絵本を選ぶお客様からはいいオーラが出ているようで、店内もなんとなくハッピーなムード。ラッピングするこちらまでワクワクしてきます。絵本選びやラッピングなど、何かご要望があればお気軽にスタッフまでご相談くださいね。

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定番の絵本やしかけ絵本、ユーモアたっぷりの絵本や温かな雰囲気の絵本、静かで厳かな雰囲気の絵本など、クリスマスの絵本には様々なものがあります。

以下少しだけご紹介しますのでご参照ください。

 

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『クリスマスってなあに』
ディック・ブルーナ 作/舟崎靖子 訳(講談社/本体800円+税)
「うさこちゃん」のディック・ブルーナが描くクリスマス絵本。みんなが寝静まった暗く静かな夜、起きているのは羊飼いたちだけ。夜の空が昼間のように明るくなり、光の中に天使が現れました。そして羊飼いたちに、ベツレヘムの馬小屋で赤ちゃんが生まれ、この赤ちゃんがすべての人に幸せを運ぶ神様だと伝えます。羊飼いたちが羊と共にベツレヘムへ歩き出すと、星が行き先を導いてくれました。馬小屋に着くとひとりの赤ちゃんが寝ています。この赤ちゃんが、神様の子イエス。クリスマスは、この神様の子イエスが生まれた日を祝う日...。イエス・キリストの誕生の物語を通して、クリスマスのほんとうの意味をやさしく伝える絵本です。プレゼントによりぴったりの愛蔵版(本体1,500円+税)もあります。

 

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『クリスマスの三つのおくりもの』

林明子 作(福音館書店/本体1,650円+税)

『ふたつのいちご』『ズボンのクリスマス』『サンタクロースてれいちゃん』という手のひらサイズの絵本の3冊セットで、かすみちゃん・もっくん・れいちゃんの3兄弟のそれぞれのクリスマスの物語が綴られています。どのお話もそれぞれの個性が出ており、思わず微笑んでしまうほのぼのしたかわいらしさ。じんわり温かくて優しいクリスマス。この小さなサイズ感もいいですよね。贈り物にもぴったりです。

 

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『エリーちゃんのクリスマス』
メアリー・チャルマーズ 作/おびかゆうこ 訳(福音館書店/本体900円+税)
エリーちゃんは、犬のハリーや猫のヒラリーたちとクリスマスツリーの飾りつけをしました。さあ、できあがりと思ったら、ツリーのてっぺんにかざるお星さまがありません。エリーちゃんは雪の中、お星さまを探しにかけますが、途中で出会った人も動物も誰もお星さまをもっていません。そんなとき、むこうからサンタさんがやってきました。エリーちゃんがサンタさんにお星さまを探していることを伝えると……。シンプルなストーリーですが味わい深く、とにかくかわいらしい!まさに子どもの世界です。クリスマスを迎える喜びがあふれます。

 

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『ゆうぐれ』
ユリ・シュルヴィッツ 作/さくまゆみこ 訳(あすなろ書房/本体1,500円+税)
『よあけ』や『ゆき』の作者シュルヴィッツが描くクリスマスの絵本。クリスマスを間近にひかえたある日、男の子とおじいさんが散歩にでかけます。川辺で沈んでいく夕日を眺めているうちに、あたりはだんだん暗くなり、やがて街のイルミネーションが次々と輝きだします...。夕暮れから夜にかけての時の流れが美しい絵で丁寧に描写された絵本。また、夜の風景とともにクリスマスを控えた街の様子やイルミネーションにわくわくする気持ちも描かれているので、ゆったりとした時の流れとともにクリスマスの特別感も味わうことができます。どことなくノスタルジーを感じるので大人の方にも。

 

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 『さんかくサンタ』
tupera tupera 作(絵本館/本体1,200円+税)
さんさんさんかく さんかくサンタ まんまるふくろを せなかにしょって しかくいおうちに はいっていった...。「さんかく」「まる」「しかく」でできたカラフルで楽しいクリスマスのおはなし。シンプルながらもここまでかわいくてひと味違った雰囲気の絵本になってしまうのはさすがtuperatuperaさんです。鮮やかな切り絵の質感、手触り感も見ていて楽しく独特の温かさを感じます。絵本に触れ始めたばかりの小さいお子さんでも楽しめるリズミカルなクリスマスの絵本です。

 

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『どうぶつたちのクリスマス』

ジャン・ウォール 作/レナード・ワイスガード 絵(好学社/本体1,450円+税) 

静かな森でクリスマスの準備が始まります。動物たちはみんなで協力しながらモミの木を飾り、大きな美しいクリスマスツリーを作りあげます。完成したツリーを囲んで静かで幸せなクリスマスを過ごす動物たち。夜空に一際輝く星が現れ、動物たちは祈りを捧げます…。優しく穏やかなクリスマスの雰囲気を動物たちと一緒に感じられる絵本。ワイスガードの美しい絵がよりいっそう聖夜の雰囲気を盛り上げます。

 

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『クリスマス・イブ』
マ-ガレット・ワイズ・ブラウン作/ベニ・モントレソ-ル絵/矢川澄子訳(ほるぷ出版/本体1,400円+税)
クリスマスの真夜中のこと。子どもたちは床についても眠れずに寝たふりをしたまま耳をすませています。目をつむると浮かぶのはトナカイやお星様。ベッドをぬけだし子どもだけの秘密の冒険がさぁはじまります。雪がしんしん降る音や子どもたちの胸のドキドキまでもきこえてきそうな静寂な世界が、オレンジ・黄色・黒・白の4色で描かれる美しい1冊です。

 

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『ちいさなもみのき』
マーガレット・ワイズ・ブラウン 作/バーバラ・クーニー 絵/上條由美子 訳(福音館書店/本体1,100円+税)
小さなもみの木は、ある日、男の人によって掘り出され、家へと運び込まれました。その家には病気で歩けない男の子がいました。男の子ともみの木はクリスマスを一緒に過ごします。そして冬が終わるともみの木はまた森に返されます。それから何年もクリスマスが来るたびに、もみの木は男の子と共に楽しく過ごしました。けれどある冬、いつになっても男の人は、もみの木を掘り出しにはきませんでした。男の子が心配でたまらないもみの木は……。小さなもみの木と一人の男の子の出会いと成長が温かくも厳かに美しく描かれたクリスマス絵本。赤と明るい緑で描かれた美しい絵と文、メロディーが、素朴で崇高なクリスマスを静かに力強く物語ります。作品中に3つのクリスマスキャロルが楽譜付きで挿入されているので、歌えばよりいっそう物語に入り込んでクリスマスの雰囲気を感じられます。

 

いかがでしたでしょうか?ぜひお気に入りの1冊を見つけてくださいね。

 

お近くにいらした際はぜひ当店で楽しいクリスマスをお過ごしください。

ではまた!

 

(津村)

バンビオのお店便り 11月 後編

寒くなりました。紅葉が進みましたね。保育園までの道に、色とりどりの葉が舞い落ち、こども達が綺麗なはっぱを探しながら、道を歩くのが楽しい季節になりました。

今日は祝日ですが、バンビオのお店はいつも通り営業しております。

今日の本棚より

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クリスマスの絵本が充実してまいりました。そろそろお子様やお孫さんにクリスマスの絵本を選びにいらっしゃるお客様が増えてきました。

ラッピングの包装紙やリボンも楽しく選んでいただけるよう、ご用意しております。

 

続きまして

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今年はクリスマスのイベントに、リースづくりをさせていただくご縁もあって、植物やグリーンの本がたくさん入荷しております。手作りのクリスマスリース、作ってみたい方はぜひお気軽にご参加くださいませ。

 

お次は、新しい本で気になっている本が...

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『カレーライスを一から作る』ポプラ社

命を食べる...重い内容のテーマではありますが、毎日私たちが生きているという事は、ほかの生き物の命をいただいているという、意識、大切ですね。

普段何気なくスーパーで買い物して生活していると、ついうっかり忘却してしまいがちで、いけません。

 

さいごに

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クリスマスの雑貨が少しずつ入荷しております。

おすすめは、サンタクロースのマトリョーシカ。4体の入れ子型で、それぞれキャラクターが異なっていて、おすすめです。子供さん達に、きっと喜ばれると思いますよ。

右手前にちょこんといるのは、卯三郎こけしのサンタさんです。こちらも可愛くって、机の上に置いておくのにちょうどよいサイズ。癒されます。

年末が近づいてせわしない師走を前に、レジ前でにっこり、ちいさなサンタの雑貨さんたちが、お出迎えしております。

 

寒さ厳しくなってきました。あたたかくして冬を楽しんでいただけますように。

12月あけると、クリスマス限定のお菓子が入荷してまいります。そちらもお楽しみに。

それでは、また。

 

バンビオ店 星山

バンビオ店のお店便り 11月2週(2017年10月月間売上ランキング )

葉っぱも色づき、朝晩の寒さが体にしみるようになってきた11月。秋晴れの中、長岡京はガラシャ祭りで盛り上がっています。

みなさまいかがお過ごしでしょうか?

 

今週の「バンビオのお店便り」は10月のランキングをお届けします。 

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1  マスカレード・ナイト(東野圭吾/集英社)

2  忘れられた巨人(カズオ・イシグロ/早川書房)

3  浅き夢みし(佐伯泰英/光文社文庫)

4  そらの100かいだてのいえ(岩井俊雄/偕成社)

5  日の名残り(カズオ・イシグロ/早川書房)

6  京都で考えた(吉田篤弘/ミシマ社)

7  日本文学全集04 源氏物語 上(角田光代/河出書房新社)

8  わたしを離さないで(カズオ・イシグロ/早川書房)

9  友情(山中伸弥/講談社)

10 デザインのひきだし 第32号(グラフィック社編集部)

(集計期間 2017/10/1〜10/31)

 

2017年10月のランキングは以上のような結果となりました。

 

まずは今話題の小説が多数ランクイン。

1位は東野圭吾『マスカレード・ナイト』(集英社)。『マスカレード・ホテル』『マスカレード・イブ』に続く「マスカレード」シリーズの最新作です。

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そして、ノーベル文学賞受賞で話題の長崎生まれのイギリス人作家カズオ・イシグロさんの小説が2位、5位、8位にランクインとなりました。在庫切れでお待たせいたしましたが、今なら勢ぞろいしています。

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6位は吉田篤弘『京都で考えた』(ミシマ社)。

『つむじ風食堂の夜』『それからはスープのことばかり考えて暮らした』『台所のラジオ』など数多くの小説を執筆するかたわら、クラフト・エヴィング商會名義によるデザインや執筆などの創作活動もされている東京在住の吉田篤弘さん。これまでの小説にも京都の街で考えたことがあちこちにちりばめられているといいます。今回はそんな創作の原点でもある京都で考えたことをありのままにエッセイという形で綴っています。吉田さんが「考える」について書いた最初の本です。京都で何を考えたのか、ぜひご自身の目でお確かめください。サイン本も追加でいただきました。しかもポストカード付きです。欲しい方はお早めにどうぞ。

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7位は角田光代『日本文学全集04 源氏物語 上』(河出書房新社)。

作家・詩人の池澤夏樹さんが時代の変革期である今こそ読みたい作品を、独自の視点で古典から現代まで全30巻にわたって厳選し、第一線の現代作家による新訳で甦らせた『日本文学全集』。今回は千年読み継がれる『源氏物語』が角田光代さん訳で甦りました。原文に忠実ながらも読みやすく、物語としての面白さが堪能できる角田さんの訳。1帖「桐壺」から21帖「少女」までで構成された、光源氏の恋の遍歴をぜひお楽しみください。ちなみに初回特典として「源氏かおり袋付き特製しおり」が封入されています。いいにおいです。

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秋から冬に移り変わる季節になりました。11月はどんな作品がランクインしているでしょうか?来月のランキングもお楽しみに!

 

(津村)