「ふりかけをつくってみよう」ワークショップを開催しました。

加藤休ミさんが絵を担当した子どものための実用書『おいしくたべる』の原画展。

1月21日(日)には「おいしくたべる」ことをみんなでもっともっと楽しむために、装丁を担当した矢萩多聞さんと一緒に「ふりかけをつくってみよう」ワークショップを開催しました。1歳から小学生までの10組の親子が参加してくれ、とても賑やかな楽しい時間となりました。以下その様子をお届けします。

 

まずは多聞さんから材料の説明です。ごま、のり、かつおぶし、わかめ、ひじき、じゃこなどの定番の具の他に、干しえびやニンジン、大根の葉、昆布茶、ひまわりの種、粉チーズまで!多聞さんの実験結果によると、欲張っていろいろなものを混ぜすぎるより、3種類くらいの材料とお好みでごまやのり、かつおぶしなどを混ぜるのがベストだそうです。

f:id:keibunshabanbio:20180120232240j:plain

 

みんな思い思いに好きな材料を選んでスプーンでカップにいれていきます。すり鉢もあるのですりごまにも挑戦。はじめてなのにみんな上手!

f:id:keibunshabanbio:20180120233859j:plain

 

よくまぜたら味見。しょっぱい!うすい!にあわせて味を調整していきます。自分好みのマイブレンドふりかけができました。

f:id:keibunshabanbio:20180121000515j:plain

 

袋につめたら、オリジナルのラベルを作ります。絵を描いたり、名前をつけたり、自分の名前入りのふりかけにしたり。

f:id:keibunshabanbio:20180120234856j:plainf:id:keibunshabanbio:20180120235241j:plain

 

最後はみんなで試食。ちいさなおにぎりにふりかけていただきまーす!

小さなお子さんもぱくぱく。お昼時だったのでふりかけだけをばりばり食べるおにいちゃんたちも。おいしくできたかな?

f:id:keibunshabanbio:20180121000223j:plain

 

みんなで自分のたべるものについて頭を使って考え、手を使って作ってみる、充実の時間となりました。

ご参加いただいたみなさまありがとうございました。

 

(津村)

 

 

1月のおはなし会を行ないました & 2月のお知らせ

長岡京にも雪が降りました。

まだまだ寒い日は続きそうです。

 

1月のおはなし会の様子をお届け致します。

今の季節にぴったりなおはなしがたくさんのおはなし会でした!

 

===プログラム

てあそび 「はじまるよ」

絵本 『はつてんじん』 川端誠/クレヨンハウス

うた 「ゆきだるまのうた」

絵本 『ゆきだるまはよるがすき!』 キャラリン・ビーナー/マーク・ビーナー/せなあいこ/評論社

絵本 『どろんこハリー』 ジーン・ジオン/マーガレット・ブロイ・グレーアム/わたなべしげお/福音館書店

パネルシアター 「ヤダットちゃん」

パネルシアター 「ビンゴ」

===

 

今年も「はじまるよ」からおはなし会は、はじまりはじまり。

f:id:keibunshabanbio:20180114021626j:plain

どんなおはなしが待っているでしょう?

 

ひとつめのおはなしは、『はつてんじん』 。

お正月に初詣に行かれた方も多いのではないでしょうか。

今年初めて天満宮にお参りに行くことを「初天神」と言うそうです。

f:id:keibunshabanbio:20180114021841j:plain

天神様の縁日の日に初天神へ行く親父。

悪さばかりする金坊も一緒に連れて行くことになります。

あれ買ってくれ、これ買ってくれと言わない約束をしますが、金坊、何か買ってもらおうと知恵を絞ります。

落語ならではのテンポのよさでおはなしが進んでいき、笑えるところもたくさん!

  

おはなし会の日の朝は、雪が少し積もったので、雪の歌とおはなしを楽しみました。

「ゆきだるまのうた」です。

「雪が降ってきた チャチャチャ♪」

雪がふるとなんだかわくわく。

「雪だるまをつくったら だるまがこーろんだ♪」でだるまのまねをします。

f:id:keibunshabanbio:20180114022700j:plain

ごろーん!

上手にできたかな?

 

ふたつめのおはなしは、『ゆきだるまはよるがすき!』。

つくったゆきだるまが、次の日の朝にはぐったりしていること、ありませんか?

ゆきだるまたちは、夜、いったい何をしているのでしょう?

実は・・・

スケート大会をしたり、雪合戦をしたり、そり滑りをしたり。

雪の日の夜を満喫しているんです!

f:id:keibunshabanbio:20180114023035j:plain

だから、ゆきだるまの口が曲がっていたり、背が低くなっていたりしたら、それはとっても楽しい夜を過ごした証なのかもしれません。

 

今年は犬年なので、犬が登場するおはなしを。

どろんこハリー

おふろ以外はなんでも大好きなハリー。

おふろがいやで、おふろのブラシを庭に埋めて、遊びに行ってしまいます。

f:id:keibunshabanbio:20180114023307j:plain

汽車の煙でススだらけ、公園で遊んで泥だらけ。

あんまりどろんこになったので、黒いぶちのある白い犬のはずが白いぶちのある黒い犬に。

そのせいで、家に帰っても「ハリーに似てるけど・・・」と気づいてもらえません。

さあ、ハリーはハリーだと飼い主さんたちに気づいてもらえるのでしょうか?

 

続いてパネルシアター。

ヤダットちゃん

ヤダットちゃんはなんでも「ヤダ」。

f:id:keibunshabanbio:20180114024010j:plain

イヌが「一緒に遊ぼう」と誘っても「ヤダヤダヤダ」。

ポップコーンやさんでも、「こんなに少ないのはヤダ」。

ヘビが「ポップコーンちょっとちょうだい」と頼んでも「ヤダ」。

しかし、ポップコーンを食べ過ぎておなかが痛くなってしまうヤダットちゃん。

泣きすぎて涙の池に溺れそうになってしまいます!

最後には、イヌ、ポップコーンやさん、ヘビが助けに来てくれました。

あまりヤダヤダ言っていると助けてもらえなくなってしまうかも。

ヤダはほどほどに!

 

ビンゴ

ビンゴの綴りB、I、N、G、Oが1字ずつ減っていきます。

歌わないところは、リズムに合わせて手をパチン!

f:id:keibunshabanbio:20180114024946j:plain

みんなでリズムに合わせて手をたたいて楽しみました! 

 

今月のおはなし会はこれでおしまい。 

 

来月はどんなおはなしに出会えるでしょうか。

皆様のご来店を心よりお待ちしております。

 

===

2月のおはなし会

11日(日)午後時から(予約不要/参加無料)

 ===

 

(大川)

バンビオ店のお店便り(12月ランキング)

今週の「バンビオ店のお店便り」は12月のランキングをお届けします。

 

=========================

f:id:keibunshabanbio:20180110081235j:plain

1  漫画君たちはどう生きるか

  (吉野源三郎 著・羽賀翔一 絵/マガジンハウス)

2  ぼくのつくりかた(たけうちちひろ/出版ワークス)

3  こわいもの知らずの病理学講座(仲野徹/晶文社)

4  モデルが秘密にしたがる体幹リセットダイエット

  (佐久間健一/サンマーク出版)

5  九十歳。何がめでたい(佐藤愛子/小学館)

6  悲嘆の門 上(宮部みゆき/新潮文庫)

7  ノラネコぐんだんアイスのくに(工藤ノリコ/白泉社)

8  世界を変える美しい本(ブルーシープ)

9  だるまさんシリーズ「が・の・と」(3点セット)

  (かがくいひろし/ブロンズ社)

10 子どもに食べさせたいすこやかごはん

  (おかあさんの輪/暮らしの手帖社)

 

12月のランキングは以上のような結果となりました(集計期間 2017/12/1〜12/31)。

 

1位は先月と同じく、1937年に出版されて以来数多くの人に読み継がれてきた吉野源三郎さんの名作『君たちはどう生きるか』を漫画にした『漫画 君たちはどう生きるか』(吉野源三郎 著・羽賀翔一 絵/マガジンハウス)でした。

f:id:keibunshabanbio:20171206082627j:plain

 

2位は『ぼくのつくりかた』(たけうちちひろ/出版ワークス)。

12月に当店にて原画展とワークショップを開催した、たけうちちひろさんの2016年イタリア・ボローニャ国際絵本原画展入選作『ぼくのつくりかた』が2位にランクイン。楽しい音があふれる工場。色とりどりの材料が迷路のような工場で次々と動物に変身します。 切り絵で丁寧に作り込まれた、賑やかでちょっと不思議な色と音の世界。大人も子どもも一緒にすみずみまでじっくり楽しめる絵本です。(原画展の様子はこちらから。ワークショップの様子はこちらから )。 

f:id:keibunshabanbio:20180110082330j:plain

 

3位は『こわいもの知らずの病理学講座』

大阪大学医学部で教鞭をとる著者が、学生相手に行っている「病理学総論」の内容を近所のおっちゃんやおばちゃんに読ませるつもりで書き下ろした、おもしろ病理学講義です。人は一生の間、一度も病気にならないことはありえません。人は必ず病気になって死にます。だとすれば、病気の成り立ちをよく知って、病気とぼちぼちつきあって生きるほうがいいはず。大脱線に次ぐ脱線。雑談をまじえながら病気のしくみを笑いとともに解説する1冊です。

f:id:keibunshabanbio:20180110082308j:plain

 

8位は『世界を変える美しい本』。

世界中の本好きを魅了する、南インドの出版社「タラブックス」。日本でも『夜の木』や『水の生きもの』など10冊以上の絵本が翻訳出版され、ファンを広げています。こちらは2017年11月から板橋区立美術館で開催された『世界を変える美しい本 タラブックスの挑戦』展の公式図録です。タラブックスが生み出す本の魅力の全貌を伝える初のビジュアルブックで、代表作の撮り下しや絵本の原画、画家たちの制作風景、印刷工房の様子など、多数の写真でタラブックスの本の生まれる土壌を紹介しています。当店でもフェアを開催しており(詳細はこちらから)、多くのお客様にお手に取っていただいています。『タラブックス インドのちいさな出版社、まっすぐに本をつくる』や、この本の共著者であるKAILASさんのインド雑貨もあわせて販売中です。使い勝手の良さそうな日用品から、かわいくってちょっと変な置き物まで。図録とあわせてお楽しみください。

f:id:keibunshabanbio:20180110082525j:plain

 

10位は『子どもに食べさせたいすこやかごはん』。

アレルギーの子どもを持つひとりのおかあさんの呼びかけで集まったゆるやかなつながりの仲間たち「おかあさんの輪」が考えた愛情いっぱいのごはんの本です。健康に育つカギは「和食」。身近な食材を使ったかんたんな調理で、大人もうれしい昔ながらの86品を紹介しています。この本を見ながら、お子さんと一緒に作って食べれば、あったかい時間を過ごせそうです。 前作『子どもに食べさせたいおやつ』とあわせてぜひご覧ください。

f:id:keibunshabanbio:20180110082245j:plain

 

 以上12月のランキングでした。

来月は2018年最初のランキングです。お正月でゆっくりされた方も多いであろう1月。芥川賞や直木賞の発表もあります。はたしてどんな作品がランクインしているのでしょうか。次回もおたのしみに。

 

(津村)