後藤美月『おなみだぽいぽい』原画展はじまりました

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後藤美月さんの初めての絵本『おなみだぽいぽい』の原画展がスタートしました。

 

「だから なきました おなかのおくに ある かたまり

 ふつふつ ぜんぶ なみだに なるように」


授業で先生のいうことがわからなかった「わたし」は誰もいない場所で泣いてしまいました。かくしておいた大好きなぱんのみみも今日はのどがつまってうまく食べられません。涙のしみたぱんのみみをわたしが天井の穴にむかって投げると...。

 

子どもも大人も心の奥にしまっていた何かを思い出すストーリーと、斬新で色鮮やかな絵。うまく言えない泣きたい気持ちにそっと寄り添う絵本です。

 

 

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切って、貼って、塗って、地層のように重ねられた原画は迫力満点です。

ずらっと並んだ原画は見応えがあります。

 

 

今回はおもしろい仕掛けもたくさんご用意しました。

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天井では、ぱんのみみをくわえたはとのソフトグライダーがゆらめいています。

 

 

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こちらは「ぽいぽいコーナー」。泣きたいときは、心の中のかたまりを全部投げ飛ばしてしまいましょう。天井に向かってぱんのみみを「ぽいぽい」っとどうぞ!

 

 

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「ぽいぽいハウス」もあります。感想や思ったことなどを何でも紙に書いて「ぽい」っとしてくださいね。

 

 

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こちらは「おなみだ部屋」。ひとりになりたい時に入れる小部屋です。ライトもあるので、ひとりでこっそり絵本を読んでみても、物思いにふけっても...。

 

 

f:id:keibunshabanbio:20170828012824j:plain後藤さんがイラストレーターとして装画を担当した書籍も並べました。あれもこれも後藤さんの装画です。表紙をみているだけで楽しくなります。

 

 

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貴重な装画日記もお貸しいただきました。装画を担当した作品1冊1冊への後藤さんの思いやコメントが綴られていてとても興味深いです。

 

 

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そしてこんなに素敵な後藤さんオリジナルのポストカードも。どれも本当にかわいくてどれにしようか迷います。

 

 

 

『おなみだぽいぽい』の対象読者は0歳~100歳超!読後は心の中の何かまで一緒に「ぽいぽい」されたような不思議なすっきり感があります。みなさま、ぜひお手に取ってご覧下さい。

 

そして貴重な原画、ぜひ間近でじっくりとご鑑賞くださいませ。

 

ご来店お待ちしております。

 

 

―― おなみだぽいぽい原画展 ――

◆会期:2017年8月25日(金)~9月9日(火)
◆場所:恵文社バンビオ店

◆作家紹介:
後藤美月(ごとう・みづき)
1981年、三重県生まれ。
名古屋デザイナー学院卒業後、子どもの本専門店メリーゴーランドに勤務。
その後、イラストレーターを目指し上京する。
書籍装画や新聞挿絵などの仕事を行うかたわら、絵本制作に取り組む。
本作が、初めての自作絵本になる。


(津村)

夏休み紙工作ワークショップ「ぼくの・わたしのおべんとうをつくろう byこのちから』を開催しました。

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先週の日曜日は夏休み特別企画、紙工作ワークショップ「ぼくの・わたしのおべんとうをつくろう!」を開催しました。

 

当店でも取り扱い中の子育てリトルプレス『このちから』を制作しているおふたり、池永知美さんと芹川小百合さんをお招きし、親子一緒に思い思いの自分だけのおべんとうを作りました。

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先生たちは作り方を指導するわけではなく、ちょっとしたヒントを与えるだけ。あとは子ども達の自由な発想に任せます。f:id:keibunshabanbio:20170820000516j:plain

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のりまき、おにぎり、たまご、たこさんウィンナー、からあげ、ハンバーグ、ブロッコリー、焼きそば、ナポリタン、さくらんぼ、プチトマト、ぶどう…。

どんどんアイディアが湧いてくる子ども達。みんなどんどん手が動きます!すごい!

「なにつくる?」「のりまきには何をいれようか?」「こうした方がいいんじゃない?」。おかあさんやおとうさんも一緒に、徐々に真剣・夢中になって、こだわりのオリジナルなおべんとうを作ってくださいました!子どもと同じ目線で、親子一緒に考えて手を動かす姿がとても印象的です。子ども達にとっては何よりの楽しい時間ですね。f:id:keibunshabanbio:20170820001821j:plain

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こんなにすてきなおべんとうがたくさんできました!個性がでますねえ。オリジナルの箸をくっつけていたり、おべんとう箱に絵を描いていた子もいました。

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作ったおべんとうはポシェットに。恵文社オリジナルのスタンプ付きです。かわいい!

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なかなか普段家で工作をしたくても、どうやればいいのかわからず尻込みしてしまいがちですが、今回のワークショップで先生方からもらったヒントやアイディアをきっかけに、またお家でも楽しんでいただければと思います。

 

ご参加いただいた皆様、先生方、ありがとうございました!

 

(津村)

 

 

バンビオのお店便り 8月第2週

早いもので、暦の上ではもう立秋、秋になりました。

そういえば、トンボがすいすい空を飛び交っているのを見かけました。

とはいえ、真昼を過ぎると入道雲が黙々と現れ、激しい夕立が降り、ジメッとした蒸し暑さを感じると、心地よい秋はまだ遠く感じます。

 

今週はお盆期間に入り、いつもより閉店時間が早くなっております。8月11日より15日まで、夜は20時までの営業とさせていただきます。

今週の本棚より

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『柑橘料理の本』 オーバーラップ

『畑生まれのおもてなし寿司 SUSHI MODOKI』 グラフィック社

 

夏は食欲がなくなる季節なのですが、お料理の本は色々知恵を絞って、美味しそうな特集のご本を作られております。個人的に檸檬大好き!なので、柑橘料理の本は美味しそうで、作ってみたくなります。

 

夏の料理といえば

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アジアごはんの特集も気になりますよね。アジアはベトナムとインドと韓国しか行った事がありませんが、どこも本場の料理は美味しかったです。辛いけど...作るとなると、ニョクマムにするかナンプラーにするか。調味料いろいろ揃えないといけないので迷いますが、それも楽しみのひとつかも。

うーん、旅に出たくなりますね。そんな方にはこちらは如何でしょうか。

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バンビオ店入ってすぐのコーナーで、冒険の特集をしております。小学生の頃なぜ秘密基地を作りたくなったのか、いまだ不明です。

わんぱくでもいい、たくましく育ってほしい(昔のCMのキャッチですが)お子様をお持ちの方、ぜひご覧いただければ嬉しいです。タンタンの冒険、全シリーズ読みたくなりました。

 

最後に

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『私の暮らしかた』大貫妙子

 

音楽のコーナーにありますが、とても素敵な内容のエッセイです。白いワンピースが大貫さんらしいですね。何か読んでみようかな、という時に、手に取ってみてください。

 

それでは。また。

 

バンビオ店 星山