バンビオのお店便り 5月第1週

お天気に恵まれたゴールデンウイークも、今週末を残すのみとなりました。皆様いかがお過ごしでしょうか?

今週の「バンビオのお店便り」は、現在開催中のパネル展をご紹介します。

 

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「ぼくの おじいちゃんのいちにちは、とってもたのしそう!」

入り口正面のスペースでは、 ポルトガルの絵本『ぼくのおじいちゃん』(カタリーナ・ソブラル作/松浦弥太郎 訳/アノニマ・スタジオ)のパネル展を開催しています。

 

思わず目を惹きつけられる鮮やかで独特の色づかい。4色で表現された版画調の絵が可愛らしいこの絵本は、ポルトガルの若手作家カタリーナ・ソブラルさんによるもの。すでに11の言語に翻訳され、世界中で愛されています。やさしくユーモラスな雰囲気漂う日本語訳は、松浦弥太郎さんです。

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おはなしは、おじいちゃんのことが大好きな、孫の「ぼく」の視点で語られます。ゆったりと好きなことをして自由に過ごしているおじいちゃんのくらしが、近所に住む働きざかりの忙しい「ライトさん」と対比されて描かれています。 

お茶をしたり、友だちと芝生でランチを食べたり、ピラティスを習ったり、ドイツ語を習ったり…。なんて豊かなおじいちゃんのくらし!毎日をこんな風に過ごせたら・・・と、うらやましい気持ちにならずにはいられません。

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そんなおじいちゃんを見て育つ「ぼく」。きっと「ぼく」も豊かな人生を送ることでしょう。子どもの前ではおじいちゃんのような大人でありたい、好きなことをして楽しく生きる大人の姿を子どもには見せていきたい、そんな風に思わせられます。

 

さあ、これから何をしよう?!何をして楽しもう?!これからの毎日が楽しくなりそうな絵本です。ぜひお手に取ってご覧ください。

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(津村)

 

 

ゴールデンウィーク 絵本コーナーのご紹介③(きょうりゅう 編)

最後はこちら。

 

【絵本きょうりゅう博 in 恵文社バンビオ店】

 

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男の子が好きなものといえば...恐竜!こちらには恐竜の絵本や図鑑を集めました。ちなみに、わが家の息子も恐竜ブーム中。恐竜になりきって家の中をうろうろしています...。私自身は今までの人生で全く接点のなかった恐竜の世界ですが、息子にくっついて知りはじめると、なかなかおもしろく興味深いものだなあと感じています。

 

『きょうりゅうたち』ペギー・バリッシュ文/アーノルド・ローベル絵(文化出版局)

主な恐竜についてその姿や特徴をわかりやすく簡単に教えてくれる恐竜の絵本です。今のこの時代と確かに繋がっていた太古の恐竜の時代に思いを馳せる味わい深い絵本です。

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『太古の世界  恐竜時代』ロバート・サブダ文/マシュー・ラインハート絵(大日本絵画)

こちらは恐竜のポップアップ絵本。恐竜について詳しく知ることができると同時に、大迫力の恐竜ポップアップで視覚的にも楽しめる絵本です。贈り物にも喜ばれそうです。 

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『だくちる だくちる はじめてのうた』阪田寛夫 文/長新太 絵(福音館書店)

太古の恐竜時代。さみしいイグアノドンに友だちができます。原始の世界への想像をかき立てられる絵本です。

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『せいめいのれきし』バージニア・リー・バートン作(岩波書店)

『深読み!絵本「せいめいのれきし」』真鍋真(岩波書店)

先日のブログでも紹介しましたが、恐竜好きならこの2冊はぜひ読みたい!

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また、絵本だけじゃなくこんなペーパークラフトも。色を塗ったりオリジナルの恐竜を作るのも楽しそうです。

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奥深い恐竜の世界、ぜひお子さまと一緒にお楽しみください。

 

 (津村)

ゴールデンウィーク 絵本コーナーのご紹介②(おかあさんの絵本 編)

次はこちら。

 

【おかあさんの絵本】

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5月14日は母の日。お母さんにまつわる絵本を集めました。お母さんとお子さんで一緒に読むのはもちろんですが、今お母さんを頑張っている方やこれからお母さんになる方、お母さんの周りにいる家族の方々にも読んでほしい絵本です。

 

『おかあさんは、なにしてる?』ドロシー・マリノ作(徳間書店)

幼稚園や学校にいるあいだ、お母さんは何をしている?子どもたちが知らない昼間のお母さんの姿を、愛情たっぷりに描いた絵本です。

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『いっぽ、にほ』シャーロット・ゾロトウ文/ロジャー・デュボワザン絵(童話館出版)

散歩に出かけるお母さんと小さな女の子。黄色い花、空を飛ぶ鳥、美しい鐘の音…。子どもと過ごす時間の豊かさを教えてくれます。 

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『ちいさなヒッポ』マーシャ・ブラウン 作/内田莉莎子 訳

厳しくも愛のあるしつけで生きるための術や言葉を教える、優しく頼もしいお母さんカバと、無邪気でかわいらしい子カバのヒッポの親子のおはなしです。

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『おんぶおんぶねえおんぶ』長新太 作(ポプラ社)

赤ちゃんはみんなおんぶが大好き。いろいろな楽しいおんぶがいっぱいです。 

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『ひよこさん』征矢清 文/林明子 絵(福音館書店)

ひとりでお出かけしたひよこさん。「くらくてもうあるけない」。でも気づくとひよこさんはお母さんの羽の中に。外の世界に出ていく子どもと、何かあったときはちゃんと迎えに行くお母さん。親子の姿を描いた絵本です。

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もうすぐ母の日。普段の生活の中で、言葉や態度で愛情を伝えるのはなかなか難しいですが、一年の一度のこの機会、お母さんからの大好きを、お母さんへの大好きを、絵本を通して伝え合ってみてはいかがでしょうか?

 

ぜひお手に取ってご覧ください。

 

続く。 

 

(津村)