2016年10月 月間売上ランキング

f:id:keibunshabanbio:20161122033356j:plain

1    九十歳。何がめでたい(佐藤愛子/小学館)

2  小説 君の名は。(新海誠/角川文庫)

3  夜行(森見登美彦/小学館)

4  講談社の動く図鑑MOVE  危険生物(小宮輝之/講談社)

5  どんなに体がかたい人でもベターッと開脚できるようになるすごい方法

   (Eiko/サンマーク出版)

6  流鶯(佐伯泰英/光文社文庫)

7  祈りの幕が下りる時(東野圭吾/講談社文庫)

8  戦争まで(加藤洋子/朝日出版)

9  お父さんが教える13歳からの金融入門

   (デイヴィット・W・ビアンキ 関美和/日本経済新聞出版社)

10 怒り 上(吉田修一/中公文庫)

 

(集計期間 2016/10/1-10/31)

 

 

当店10月の売上ランキングは、以上のような結果となりました。

 

1位は『九十歳。何がめでたい』。

『女性セブン』に1年間連載された佐藤愛子さんの大人気エッセイです。大正12年生まれ、今年93歳になる佐藤さんが、自分の身体に次々に起こる「故障」を嘆き、時代の「進歩」を怒り、悩める若者たちを叱りながらも、あたたかく鼓舞していきます。辛苦を乗り越え92年間生きて来た佐藤さんだからからこそ書ける文章は、人生をたくましく生きるための知恵が詰まっており、大笑いしながらも、のちに深い余韻が残ります。

f:id:keibunshabanbio:20161122033534j:plain

 

3位は『夜行』。

京都を舞台にした森見登美彦さんの最新小説です。失踪事件から10年たって再び集まった仲間たち。それぞれが経験した「夜行」という作品にまつわる不可思議な旅の思い出を語る物語です。旅の夜の怪談に、青春小説、ファンタジーの要素を織り込んだ森見ワールド全開の傑作です。

f:id:keibunshabanbio:20161122033457j:plain

 

8位は『戦争まで』。

ベストセラー『それでも、日本人は「戦争」を選んだ』の第2弾で、戦争までの歴史を決めた3つの交渉を高校生とともに考えてゆく6日間の講義録です。その3つの交渉とは、「満州事変とリットン報告書」「日独伊三国軍事同盟」「日米交渉」。国や個人は、どのように自らの立場を選択したのか、すればよかったのか。そこで悩み、考え抜いた人間から生みだされるものとは何か。当時の人間に見えていた世界を再現し、最適な道を見つけるにはどうすればよかったのかを考えます。時代の激変期である今、歴史を正確に知っていくことこそが、未来への処方箋となるはず。瑞々しい問いを発する高校生とともに、歴史の面白さが全力で描かれています。

f:id:keibunshabanbio:20161122033511j:plain

 

9位は『お父さんが教える13歳からの金融入門』。

弁護士の著者が13歳の息子に書いた数ページが元になって生まれた1冊。アメリカの中高生が学んでいる、お金の稼ぎ方、増やし方、使い方をやさしく紹介しています。お金の仕組みや投資の基本は、学校でも家庭でもほとんど教えられていません。大人になって金融業界に就職して初めて学ぶ、あるいは一生知らずに過ごす、という人も少なくないのではないでしょうか。お金の種類(ドル、ユーロ、円、ビットコイン...)やクレジットカードの仕組み、株式チャートの見方といった初歩から、債券、企業分析、ファンド、PEとは何かにいたるまで、お金の基本がたくさんのイラストとともに楽しく解説されている、お金を知るための入門書として最適な1冊です。 

f:id:keibunshabanbio:20161122033526j:plain

 

以上、10月のランキングでした。

 

紅葉シーズン到来!街が色づく11月はどんな作品がランクインするのでしょうか?

次回のランキングもどうぞお楽しみに!!

 

 

(津村)

2016年9月ランキング

f:id:keibunshabanbio:20161016234218j:plain

1    小説 君の名は。(新海誠/角川文庫)

2  どんなに体がかたい人でもベターッと開脚できるようになるすごい方法

   (Eiko/サンマーク出版)

3  祈りの幕が下りる時(東野圭吾/講談社文庫)

4  らくだ(佐伯泰英/文春文庫)

5  危険なヴィーナス(東野圭吾/講談社)

6  新版 くらべる図鑑(小学館)

7  ヒグチユウコ100  POSTCARDS
         (ヒグチユウコ/グラフィック社)

8  村上海賊の娘 第4巻(和田竜/新潮文庫)

9  ワタナベマキの31日分の定食カレンダ-

        (ワタナベマキ/日本文芸社)

10 ぺんぎんたいそう(齋藤槙/福音館書店)

 

(集計期間 2016/9/1-9/30)

 

当店9月の売上ランキングは、以上のような結果となりました。

 

 

1位は『小説 君の名は。』

長編アニメーション映画『君の名は。』の新海誠監督自らが執筆した原作小説です。映画の人気とあわせて、小説も多くの方の注目を集めています。山深い田舎町に暮らす女子高校生・三葉は、自分が男の子になる夢を見ます。見慣れない部屋、見知らぬ友人、目の前に広がるのは東京の街並み。一方、東京で暮らす男子高校生・瀧も、山奥の町で自分が女子高校生になる夢を見ます。やがて二人は夢の中で入れ替わっていることに気づき、物語が始まります...。こちらの『小説 君の名は。』をより深く掘り下げたアナザーストーリー『君の名は。Another Side:Earthbound』も、多くの方に手に取っていただいています。映画、原作小説、もうひとつの小説と、とことん新海ワールドを楽しめるしかけになっています。今一番注目されている作品『君の名は。』ぜひお試しください!

f:id:keibunshabanbio:20161016234809j:plain

 

 

6位は『新版 くらべる図鑑』

大人気の『くらべる図鑑』が「新版」となって新たに登場し、6位にランクインしました。「新版」では世界最大、最小、最速などの最新情報はもちろん、新しい項目も増えており、身近な物から宇宙の果てまで、今まで以上にとことん比べています。比べたり、視点を変えたりすることで、新しい発見に出会える図鑑。家族みんなで楽しみながら学べるエンターテイメント図鑑です。プレゼントにもどうぞ。

f:id:keibunshabanbio:20161016234244j:plain

 

 

7位は『ヒグチユウコ100  POSTCARDS』

熱狂的ファンを持つ大人気のイラストレーター・ヒグチユウコさんの、ポストカード100枚とオリジナル小冊子がつまったスペシャルBOXが7位にランクイン。今回のこのスペシャルBOXは、猫をはじめとしたさまざまな動物のイラストで構成されています。年々緻密さを増し、一度見たら忘れられない人の心を捉えるパワーがあるそのイラスト。不思議な世界が溢れる圧巻の100枚です。『すきになったら』や『ボリス絵日記』、『ギュスターヴくん』など、9月には他にもヒグチユウコさんの新しい本が続々と発売されました。また、それにあわせてホルベイン画材とコラボしたクロッキーブックやマスキングテープ、缶のお道具箱などの雑貨も多数入荷しています。ヒグチワールド、ぜひお楽しみください。

f:id:keibunshabanbio:20161016234509j:plain

f:id:keibunshabanbio:20161016234534j:plain

 

 

9位は『ワタナベマキの31日分の定食カレンダ-』

久しぶりに料理の本がランクインしました。日々の献立...。悩みます。マンネリになります。そんな時に役立ちそうなこちらの本。ワタナベマキさんが、一汁三菜、ときには汁と具沢山ごはんの定食スタイルで、31日分の献立を紹介しています。材料も作り方もシンプルなのに見た目もよくておいしい、作っても食べても嬉しいレシピ本です。栄養たっぷりに作るための乾物ノートや、残りがちな野菜を使い切るためのおかずの提案もあり、とことん使える頼もしい1冊です。 

f:id:keibunshabanbio:20161016234254j:plain

 

 

10位は『ぺんぎんたいそう』

絵本からは今話題のこちらがランクイン。「ぺんぎんたいそう はじめるよ」。登場するのは大きさのちがう2匹のペンギン(ケープペンギンとキングペンギン)。水族館や動物園でおなじみのペンギンですが、そのユニークな動きや、伸び縮みをして姿かたちが変わる様子は、まるで体操をしているかのようです。単純だけど愛くるしいその姿をみているだけで、体が動き出してきそうな絵本。実際、読みながら体操している親子を当店でも目撃しました!福音館書店さんのホームページでは体操動画も募集しているようです。赤ちゃんから大人までみんなで楽しめる絵本。体操まで含めて、ぜひお楽しみください。

https://www.fukuinkan.co.jp/detail_page/penginexercises.html

f:id:keibunshabanbio:20161016234400j:plain

  

 

以上、9月のランキングでした。

 

運動会や遠足など、秋の行事で賑わう10月。どんな作品がランクインするのでしょうか?次回のランキングもどうぞお楽しみに!!

 

 

(津村)

2016年8月 月間売上ランキング

f:id:keibunshabanbio:20160912034245j:plain

1    コンビニ人間(村田沙耶香/文藝春秋)

2  たんぼレストラン(はやしますみ/ひかりのくに)

3  どんなに体がかたい人でもベターッと開脚できるようになるすごい方法

   (Eiko/サンマーク出版)

4  柳に風(佐伯泰英/文春文庫)

5  村上海賊の娘 第4巻(和田竜/新潮文庫)

6  村上海賊の娘 第3巻(和田竜/新潮文庫)

7  嫌われる勇気(岸見一郎/ダイヤモンド社)

8  海の見える理髪店(荻原浩/集英社)

9  危険生物(小宮輝之/講談社)

10 ねないこはわたし(せなけいこ/文藝春秋)

 

(集計期間 2016/8/1-8/31)

 

 

当店8月の売上ランキングは、以上のような結果となりました。

 

文芸は今話題の5作品がランクイン。

1位は『コンビニ人間』。

8位は『海の見えるレストラン』。

2016年上半期の芥川賞を受賞した『コンビニ人間』が1位に、直木賞を受賞した『海の見えるレストラン』が8位にランクインしました。

f:id:keibunshabanbio:20160912034321j:plain

 

5位は『村上海賊の娘 第4巻』。

6位は『村上海賊の娘 第3巻』。

2014年の本屋大賞に選ばれ、吉川英治文学新人賞も受賞した和田竜さんのベストセラーです。6月下旬に発売された1、2巻が先月はランクインしていましたが、今月は7月下旬に発売された3、4巻がランクインとなりました。

 

4位は『柳に風』。

佐伯泰英さんの時代小説の新刊が4位にランクインとなりました。 

 

 

2位は『たんぼレストラン』。

8月に、原画展と、著者のはやしますみさんをゲストに迎えておはなし会&ワークショップを行った、絵本『たんぼレストラン』が2位にランクイン。(詳細はこちらから。)原画展もイベントも多くの方にお越しいただきました。厳しくも豊かな自然の営み「食物連鎖」を、はやしさんならではの色鮮やかな絵で明るくダイナミックに描いています。食べること、食べられること、生きること、命について描かれた絵本。まだの方はぜひ読んでみてください!

f:id:keibunshabanbio:20160912034403j:plain

 

 

3位は『どんなに体がかたい人でもベターッと開脚できるようになるすごい方法』 

ヨガインストラクターEikoさんによる「開脚4週間プログラム」です。ストレッチを毎日3種類、5分程度やるだけで、4週間後にはベターッとなるそうです!それにしてもきれいにベターッと開脚している人を見ると、いいなあと思うのはなぜでしょう?この本で憧れの開脚を手に入れられるかもしれませんね。

f:id:keibunshabanbio:20160912034339j:plain

 

 

9位は『危険生物』。

夏休みらしく、7月に新発売となった学研の図鑑LIVE『危険生物』がランクイン。人間にとって脅威となりうる危険・有毒生物が約700種収録された、DVD付きの図鑑です。最近の図鑑は種類もジャンルも豊富でおもしろいですね。小さなお子さまから楽しめる絵やしかけが中心の図鑑から、大人でも楽しめる迫力満点の本格的な図鑑までさまざまです。見ているだけでワクワクしてきます。親子でながーく楽しめる図鑑、お子さまの興味に合わせたものをぜひ探してみてください。

f:id:keibunshabanbio:20160912034420j:plain

 

 

以上、8月のランキングでした。

 

朝晩は涼しく、秋の気配が漂い始めました。9月はどんな作品がランクインするのでしょうか?次回のランキングもどうぞお楽しみに!!

 

 

(津村)