ten to sen の模様刺繍 展 はじまりました
秋雨が降りしきる霞がかった本日、北海道在住の刺繍作家 岡理恵子さんの書籍『ten to sen の模様刺繍』の展示会がはじまりました。
岡理恵子さんの図案集『ten to sen の模様刺繍』は2017年の冬に発売されてから、売れ続けておりますロングセラーの本です。今回実物の刺繍を多数お貸出しいただき、当店白壁ギャラリーで展示会をさせて頂けることになりました。
岡理恵子さんは北海道を拠点に、身近な風景、動植物、季節の移ろい、音、記憶などを題材とされた模様を考案され「北の模様帖」という名前でオリジナルのテキスタイルを制作されています。
この本の図案は、横に縦に斜めに、リピート可能な図案が多数掲載されております。ご自身で刺繍布に刺していけば大きな作品もお作り頂けますし、お持ちのバッグや小物に刺繍してもとても可愛いです。
今回、北の模様帖のオリジナルの商品が多数入荷しております。定番のハンカチや缶バッジをはじめ、小さな刺繍バッグやポーチ、大きくて旅行にもお使い頂けるトートバッグも届きました。
野草をモチーフにしたネックレスやピアス(ノンホールタイプもあります)はとても綺麗なお作りで、肩こりの方でもお気軽に秋のおしゃれをお楽しみ頂けるのではないでしょうか。シンプルなセーターに、是非。
また、リクエストがございました生地ですが、特別にカットクロスを多数ご用意いただきました。秋から冬にかけて手作りが楽しくなる季節にお薦め。クリスマスの特別なギフト作りにいかがですか。
文庫本のカバーはとても可愛らしく贅沢に刺繍があしらわれているので、本好きの方のプレゼントにおすすめです。私はまもなく発売される筑摩書房さんの文庫手帖につけて、今年の手帖は点と線さんの刺繍カバーで、手帖ライフを楽しませていただこうと思っております。
姉妹店の一乗寺店でも、10月1日よりミニフェアを開催いたします。秋の京都にお越しの際には、ぜひ長岡京市のバンビオ店、左京区の一乗寺店に、足をお運びくださいませ。
バンビオ店
星山
9月のおはなし会を行ないました & 10月のお知らせ
24日は十五夜でしたね。
私が空を見たときは、少し雲がかかっていて、ばっちりお月さまを見ることはできませんでしたが、おいしく月見団子はいただきました。
9月のおはなし会の様子をお伝えいたします。
1ヵ月ぶりのおはなし会でしたが、今月はどんなおはなしが登場したのでしょう?
===プログラム
絵本 「ぺちゃくちゃばーぶー」 たかどのほうこ/こどものとも年少版10月号/福音館書店
絵本 「からすのカラッポ」 舟崎克彦/黒井健/ひさかたチャイルド
ひといき 「いないいないばあ」
絵本 「まほうつかいはおひるねちゅう」 白井三香子/神山ますみ/鈴木出版
絵本 「リンちゃんのプレゼント」 菊池俊/いたやさとし/文研出版
===
ひとつめのおはなしは「ぺちゃくちゃばーぶー」。
赤ちゃんことばって覚えていますか?
このおはなしは赤ちゃんことばが大活躍します。
赤いベンチで編み物をしているおばあさん「誰かとおしゃべりしたいなあ」とつぶやくと、それを聞いていたのはそよかぜたち。
「赤いベンチに座っているおばあさん、誰かとおしゃべりできたらいいね」
そよかぜたちのおしゃべりが、木の葉に、鳥に、そして赤ちゃんへと伝わっていきます。
赤ちゃんが 「ばぶばぶ」とお兄ちゃんに伝えると、お兄ちゃんはそのことばをお母さんに。
赤ちゃんとお兄ちゃん、そしてお母さんは一緒におばあさんがいる赤いベンチへ。
おばあさんはおしゃべりすることができました!
ふたつめのおはなしは「からすのカラッポ」。
お腹が「カラッポ」なからすのカラッポ。
おいしいものを探して飛んでいます。
見つけたのはかわいたとうもろこし。
でも、もっとおいしそうなものを見つけたら・・・と、とうもろこしは草むらにかくして次の場所へ。
隠した場所は、ねずみの家のすぐ近く。ねずみは見つけたとうもろこしでパンを焼きました。
次にカラッポが見つけたのは野ぶどうのしげみ。これももっとおいしそうなものを見つけるかも、と木のうろに隠して次の食べものを探しに。
カラッポが隠したつもりの木のうろは、リスの家。リスはその野ぶどうでジャムを作りました。
ねずみとリスはピクニックへ行く予定でした。にひきのパンとジャムを合わせると、ジャムサンドに。
にひきがおいしそうなものを食べているのを見つけたカラッポ。
わけてもらってカラッポはびっくり!
カラッポ、ちょっと工夫をすればこんなに素敵なごはんにありつけたんですよ!
ここでちょっとひといき。
「いないいないばあ」で遊びましょう。
「いないいない ばあ」と言ったらいつもの「いないいないばあ」
「いないいない しゅわっつ」と言ったら「しゅわっつ」ポーズをとります。
みんな、素敵なポーズです!
みっつめのおはなしは「まほうつかいはおひるねちゅう」。
魔女が昼寝する場所を探して森にやってきました。
魔女は森の動物たちが大好きな木でお昼寝をはじめます。
そこに、リスの子どもがハーモニカの練習にやってきました。
ぱぷぱぷと鳴るハーモニカに魔女は「うるさい!」と禁止の立て札をつくります。
続いてやってきたうさぎのお母さんたちは、編み物をしながらぺちゃくちゃおしゃべり。
魔女はこれも「うるさい!」
魔女は気持ちよくお昼寝をするために「あれをするな」「これをするな」と、どんどん立て札を立てていきます。
困った動物たち。大好きな木の下で遊べません。
動物たちはどうやっていじわる魔女から、みんなの木を取り戻すのでしょうか?
さいごのおはなしは「リンちゃんのプレゼント」。
今日はリンちゃんのお友だちのお誕生日パーティー。
リンちゃんは歌をつくるのがとっても上手なので、友だちに歌をプレゼント。
そこにゾウとオオカミがやってきて、リンちゃんをある頼みごとのために連れ去ってしまいます。
動物たちの「うまいのか?」「うまい」、「お腹を空かせて待っている」という言葉にリンちゃんはドッキーン。
ゾウとオオカミがリンちゃんを連れ去ったのは、食べるため?
リンちゃんはどうなってしまうのでしょうか?
今月のおはなし会はこれでおしまい。
涼しくなってきたので、「ぺちゃくちゃばーぶー」みたいに、おしゃべりしにでかけるのも素敵ですね。
来月はどんなおはなしに出会えるでしょう?
皆さまのご来店をお待ちしております。
===
10月のおはなし会
10月14日(日)午後2時から(予約不要/参加無料)
===
(大川)
バンビオのお店便り 9月第3週
秋の長雨ー気温は下がって過ごしやすくなりましたが、湿気が高く朝夕の気温差で、風邪をひいておられる方も多いですね。
台風がきて京都も大変でしたが、大阪の被害もひどく、また台風の後に地震に見舞われた北海道の方々は、本当にお気の毒で。心よりお見舞いを申し上げます。はやく日常が取り戻されますように。
バンビオのお店の様子は
『日本の小さな本屋さん』
姉妹店の一乗寺店が表紙の写真で紹介されております。ぜひお手にとってご覧くださいませ。
そのとなりには、いわさきちひろさん。まもなく京都駅のJR伊勢丹で展覧会がありますね。とても楽しみにしております。
つづきまして
『はやくあいたいな』(絵本館)五味太郎著
敬老の日ですね。おじいちゃん、おばあちゃんにありがとうのキモチ、伝わりますように。児童書コーナーでミニフェア開催中です。
『母の友』10月号 特集:加古里子さん(福音館)
『MOE』10月号 特集:酒井駒子さん(白泉社)
児童書雑誌の特集、10月号はとても絵本好きには喜ばしい特集がずらり。母の友では、まぼろしのだるまちゃんのお話が読めますよ。MOEは酒井駒子さんの描き下ろし絵本とクリアファイルが特典です。どちらも、是非。
本棚より
写真集の棚に、美しい沖縄の海の写真集が。辺野古の海なのですね。色々考えさせられます。
生態系は守られるのでしょうか...生態系のコーナーには、こんな本が。
『ほぼ命がけサメ図鑑』(講談社)
かなり詳しくサメの事がわかり、この本面白いです。寿命400歳だなんてすごい長生きなんですね。
『骨格百科-スケルトン-」(グラフィック社)
立体ブロックを作る時、家の息子にこの本を見せて説明してあげたい。とてもリアルで精密な骨格が描かれています。
最後に、骨を作るには食事をしなくては。
秋から冬にかけて、作ってみたくなるお料理の本が色々出ていますね。いっぱい食べて冬に備えなくてはいけません。美味しいものいっぱい食べて、風邪に負けない体を作ってくださいね。
それでは、また。
バンビオ店
星山