バンビオのお店便り 4月第1週
まちかねていた桜はようやく咲きほころび、スモーキーピンクの柔らかい色合いの季節がはじまりました。
学生さんたちも、あと少しの春休みを満喫されていますね。
あいにく週末は雨の予報。せっかく咲いた桜は少し散ってしまうかも知れません。少し残念です。
今週のバンビオ店の気になる本は、まずこちら...
”紙もの好き”にはたまらない『TAKE OUT お持ち帰りのデザイン』グラフィック社
こだわりのあるパッケージやお店のロゴ、紙質や素材も面白いモノがたくさんあります。写真多めなのでビジュアル本としても楽しめます。
おつぎはこちら...
『南極建築1957-2016 (LIXIL BOOKLET)』
冬の間は目をつむって通り過ぎておりましたが、やっと春が感じられるようになったので、満を持してのご紹介です。
南極...行きたくても行けない気がする、かの地に建つ建築とは一体。
第一次観測隊からの変遷をまとめられた貴重な一冊です。
写真や文章だけではなく、温かみのあるイラストで詳細に解説されているのが素晴らしいですね。是非手に取ってご覧いただきたいです。
あたたかくなると、少しやる気になるのが、家事とお掃除(私個人の意見ですが...)
『ルーティン家事』マイナビ出版
インスタグラム発という、最近の出版業界の皆様の趣向にどうしてもついていけない昭和な発想の私でしたが、この本は子育て真っ盛りで忙しすぎるお母さん方が感じていた、何かすっきりしないモヤモヤした家事への気持ちを、少し前向きにしてくれる気がします。
気持ちが晴れない時に。
最後に、この季節ぜひ家族で楽しんでいただきたい絵本を一冊
『雑草のくらし』福音館書店
NHKで放送されて、反響も大きかった甲斐伸枝さんの大型絵本です。
自然豊かな日本の野の花の美しい佇まいを、愛情たっぷりに描かれています。
こどもと眺めると、知っている野の花や昆虫が描かれているので、広い絵本の世界で宝物探しをするかのように、楽しんでいます。
こどもたちは皆、草花のようにたくましく育って、いつか綺麗な花を咲かせる日がくるのでしょう。
小さいながらも愛おしく力強い命の育みを、この絵本を通じて感じてもらえると、とても嬉しいです。
それでは。また。
バンビオ店 星山