2016年11月 月間売上ランキング

f:id:keibunshabanbio:20161220022254j:plain

1    ハリー・ポッターと呪いの子 第一部・第二部

   (J.K.ローリング/静山社)

2  おみせやさんでくださいな!(さいとうしのぶ/リーブル)

3  あっちゃんあがつく(さいとうしのぶ/リーブル)

4  しりとりしましょ!(さいとうしのぶ/リーブル)

5  九十歳。何がめでたい(佐藤愛子/小学館)

6  夜行(森見登美彦/小学館)

7  珈琲店タレーランの事件簿5(岡崎琢磨/宝島社)

8  お断り(佐伯泰英/角川春樹事務所)

9  誰も知らない世界のことわざ(エラ・フランシス・サンダ/創元社)

10 〆切本(左右社)

 

(集計期間 2016/11/1-11/30)

 

 

当店11月の売上ランキングは、以上のような結果となりました。

 

1位は『ハリーポッターと呪いの子 第一部・第二部』。

ハリー・ポッターシリーズ最新刊のこちらがダントツの1位となりました。J.K.ローリング、ジャック・ソーン、ジョン・ティファニーの3人による新作オリジナル・ストーリーをもとに、ジャック・ソーンが舞台脚本化したもので、特別リハーサル脚本日本語版として出版されました。ハリー・ポッターシリーズ8番目の物語で、『ハリー・ポッターと死の秘宝』での戦いから19年が経ち、父親になったハリーが2人目の子どもをホグワーツ魔法学校へと送り出したその後の物語です。続編を待っていた方々の実に多いこと!幅広い年代の方々に愛されるハリー・ポッターシリーズ、まだの方はぜひ。

f:id:keibunshabanbio:20161220022501j:plain

 

2位は『おみせやさんでくださいな!』。

11月に原画展を開催し、著者のさいとうしのぶさんをお迎えしておはなし会とサイン会を開催したこちらの絵本が2位に。ことばあそび絵本シリーズの第3弾ですが、3位には第1弾の『あっちゃんあがつく』、4位には第2弾の『しりとりしましょ!』もランクインしました。動物たちが住む「ふれあい商店街」には37のお店があります。パンやさん、とうふやさん、やおやさん...などなど。子どもたちが大好きなお店やさんごっこを楽しめるこちらの絵本ですが、他にも探し絵などのしかけがあちこちにちりばめられており、遊べる要素がたくさんつまっている盛り沢山の1冊です。最後の展開にも「そういうことか!」と納得するはず。ぜひご家族みなさまでお楽しみください。(おはなし会の様子はこちらから。)

f:id:keibunshabanbio:20161220022526j:plain

 

9位は『誰も知らない世界のことわざ』。

 世界のいろいろなことわざを、感性あふれる絵と文で紹介した本です。「ロバにスポンジケーキ」「ウサギになって旅をする」「あなたのレバーをいただきます」など、世界の風変りで美しいことわざや慣用句が51語掲載されています。日本語では「猿も木から落ちる」「猫をかぶる」などが紹介されています。それぞれの地域の文化や民族性、歴史など、人生を豊かに生き抜いてきた、世界の先人の知恵の数々に出会える1冊です。前作『翻訳できない世界のことば』もおすすめ。

f:id:keibunshabanbio:20161220034210j:plain

 

10位は『〆切本』。

夏目漱石から松本清張、村上春樹、西加奈子など、明治から現在にいたる90人の書き手たちの〆切にまつわる話を集めた1冊です。生きていれば誰にでも訪れる〆切。狼狽、開き直り、言い訳...。〆切を前にそれぞれの作家の人間性がおもしろいほどよくあらわれており、思わず笑ってしまいますが、同時に人生についても考えさせられます。何かに追われている人もそうでない人も、読めばきっと〆切と上手につき合えるようになるはず。人生の〆切エンターテイメント!装丁もよいので、ぜひお手に取ってご覧ください。

f:id:keibunshabanbio:20161220022513j:plain

 

以上、11月のランキングでした。

 

もうすぐクリスマス。そして2016年が終わろうとしています。12月はどんな作品がランクインするのでしょうか?

次回のランキングもどうぞお楽しみに!!

 

 

(津村)