8月のおはなし会を行ないました & 9月のお知らせ

9月になりました。

買物に行くと葡萄に続き、梨も目にとまります。

秋になりつつあることを食べ物で感じている今日この頃です。

 

8月のおはなし会は、夏らしい絵本が登場しました!

 

===プログラム

手あそび 「はじまるよ」

絵本 『ばけばけばけばけ ばけたくん』 岩田明子/大日本図書

絵本 『かっぱのかっぺいとおおきなきゅうり』 田中友佳子/徳間書店

絵本 『きょうのおべんとうなんだろな』 岸田衿子/山脇百合子/福音館書店

大型絵本 『パパ、お月さまとって!』 エリック・カール/もりひさし/偕成社

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おはなし会が「はじまるよ」。f:id:keibunshabanbio:20170819232100j:plain

さあ、どんなおはなしがはじまるでしょう?

 

ひとつめのおはなしは『ばけばけばけばけ ばけたくん』。

夏と言えば、怪談。ということでおばけのばけたくんが主人公のおはなしです。

おばけが主人公ですが、全然怖くありません。

ばけたくんはくいしんぼうなおばけのこ。夜中、台所にふわふわあらわれて、つまみ食い。

ペロペロカキャンディーを食べると・・・

ぐるぐるうずまきに。

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スパゲッティを食べると・・・

にゅるにゅるに!

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おばけらしくない姿にくすっと笑ってしまいます。

 

ふたつめのおはなしは『かっぱのかっぺいとおおきなきゅうり』。

夏の野菜、たくさんありますよね。

トマト、とうもろこし、ナス、すいか、オクラ、などなど。

そんな夏の野菜のひとつ、きゅうりが出てくるおはなしです。

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雨が降らなくて、食べものがなく、おなかがぺこぺこのかっぱのかっぺい。

そんなかっぺいが見かけた、おおきなきゅうり。

きゅうりを追いかけて、「いただきまーす」とかぶりつきますが・・・

かっぺいは大好物のきゅうりを食べることはできるのでしょうか?

 

この日はおはなし会の後にワークショップ「ぼくの・わたしのおべんとうをつくろう!」を開催したので、その前におべんとうの絵本をひとつ読みました。

きょうのおべんとうなんだろな』。

みんなの大好物が入ったおべんとう。

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動物たちの好みによって入っているものが違います。

ねこはいわしのソテー。

ゾウはバナナが20本にまるごとのキャベツが3こ。

最後のページにはみんなの今日のおべんとうが載っています。

誰がどのおべんとうだったかあてっこするのも楽しいですよ。

 

最後の絵本は『パパ、お月さまとって!』です。

京都「えき」美術館ではエリック・カール展が開催されていましたね。

今回は大型絵本での読み聞かせ。

普通サイズの『パパ、お月さまとって!』と比べると、こんなに大きいんです!

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女の子に頼まれたパパが、お月さまを取りに行きます。

仕掛けもあって、横にながーくなったり、縦にながーくなったり・・・

迫力いっぱいの大きさに!

 

8月のおはなし会はこれでおしまい。

今回は、おはなし会のあとにワークショップも行なったため、テーブルを出していつもとちょっと違う雰囲気のおはなし会になりました。(ワークショップの様子はこちら。)

9月はどんなおはなしに出会えるでしょう?

皆さまのご来店を心よりお待ちしています。

 

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9月のおはなし会

10日(日)午後時から(参加自由)

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(大川)

後藤美月『おなみだぽいぽい』原画展はじまりました

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後藤美月さんの初めての絵本『おなみだぽいぽい』の原画展がスタートしました。

 

「だから なきました おなかのおくに ある かたまり

 ふつふつ ぜんぶ なみだに なるように」


授業で先生のいうことがわからなかった「わたし」は誰もいない場所で泣いてしまいました。かくしておいた大好きなぱんのみみも今日はのどがつまってうまく食べられません。涙のしみたぱんのみみをわたしが天井の穴にむかって投げると...。

 

子どもも大人も心の奥にしまっていた何かを思い出すストーリーと、斬新で色鮮やかな絵。うまく言えない泣きたい気持ちにそっと寄り添う絵本です。

 

 

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切って、貼って、塗って、地層のように重ねられた原画は迫力満点です。

ずらっと並んだ原画は見応えがあります。

 

 

今回はおもしろい仕掛けもたくさんご用意しました。

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天井では、ぱんのみみをくわえたはとのソフトグライダーがゆらめいています。

 

 

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こちらは「ぽいぽいコーナー」。泣きたいときは、心の中のかたまりを全部投げ飛ばしてしまいましょう。天井に向かってぱんのみみを「ぽいぽい」っとどうぞ!

 

 

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「ぽいぽいハウス」もあります。感想や思ったことなどを何でも紙に書いて「ぽい」っとしてくださいね。

 

 

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こちらは「おなみだ部屋」。ひとりになりたい時に入れる小部屋です。ライトもあるので、ひとりでこっそり絵本を読んでみても、物思いにふけっても...。

 

 

f:id:keibunshabanbio:20170828012824j:plain後藤さんがイラストレーターとして装画を担当した書籍も並べました。あれもこれも後藤さんの装画です。表紙をみているだけで楽しくなります。

 

 

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貴重な装画日記もお貸しいただきました。装画を担当した作品1冊1冊への後藤さんの思いやコメントが綴られていてとても興味深いです。

 

 

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そしてこんなに素敵な後藤さんオリジナルのポストカードも。どれも本当にかわいくてどれにしようか迷います。

 

 

 

『おなみだぽいぽい』の対象読者は0歳~100歳超!読後は心の中の何かまで一緒に「ぽいぽい」されたような不思議なすっきり感があります。みなさま、ぜひお手に取ってご覧下さい。

 

そして貴重な原画、ぜひ間近でじっくりとご鑑賞くださいませ。

 

ご来店お待ちしております。

 

 

―― おなみだぽいぽい原画展 ――

◆会期:2017年8月25日(金)~9月9日(火)
◆場所:恵文社バンビオ店

◆作家紹介:
後藤美月(ごとう・みづき)
1981年、三重県生まれ。
名古屋デザイナー学院卒業後、子どもの本専門店メリーゴーランドに勤務。
その後、イラストレーターを目指し上京する。
書籍装画や新聞挿絵などの仕事を行うかたわら、絵本制作に取り組む。
本作が、初めての自作絵本になる。


(津村)

7月のおはなし会を行ないました & 8月のおはなし会とワークショップのお知らせ

夏休み!外から水遊びをする賑やかな声が聞こえてきます。

夏真っ盛りですね。

 

7月も毎月恒例のおはなし会を開催いたしました。

 

===プログラム

ライアー演奏 「星に願いを」

絵本 『だれかがほしをみていた』 新沢としひこ/あべ弘士/アスク・ミュージック

絵本 『にじいろのさかな』 マーカス・フィスター/谷川俊太郎/講談社

手あそび 「さかながはねて」

絵本 『ぐりとぐらのかいすいよく』 中川李枝子/山脇百合子/福音館書店

絵本 『わにわにのおでかけ』 小風さち/山口マオ/福音館書店

パネルシアター 「くいしんぼおばけ」

パネルシアター 「イグアナレストラン」

===

 

小さなハープのような楽器、ライアーの演奏でおはなし会はスタート。

優しい音色が素敵です。

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ひとつめのおはなしは『だれかがほしをみていた』。

動物たちが星を見ています。アフリカのゾウたちも、南極のペンギンたちも。

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動物たちの目には、星空はどんな風に映るのでしょう。

 

同じ出版社から出ている歌絵本、『にじ』も紹介していただきました。

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幼稚園や保育園で歌っている子も多いみたいで、元気いっぱい上手に歌ってくれました!

 

ふたつめのおはなしは『にじいろのさかな』。

青く深い遠くの海に「ニジウオ」と呼ばれる魚がいました。

ニジウオは「どこを探してもこんなにきれいな魚はいない」ほど、きれいな魚です。

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小さい青い魚が「キラキラうろこを1枚おくれ」と頼んでも、ニジウオは「だれがやるもんか」。

小さい魚がそのことをみんなに話してしまい、ニジウオは誰からも相手にしてもらえなくなります。

そこで、暗い洞窟に住むタコに相談しに行きますが、「みんなにうろこをあげればいい」と言われます。

ニジウオは自慢のうろこをどうするのでしょう?

みんなとは仲良くなれるのでしょうか?

 

魚の手あそび、「さかながはねて」でちょっと一息。

さあ、次のおはなしはなんでしょう?

 

みっつめのおはなしは『ぐりとぐらのかいすいよく』。

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ぐりとぐらが浜辺で遊んでいると、波の間に光るものが。

それはとうもろこしの皮をお腹にまいたビンでした。

中にはうみぼうずからの手紙と地図と浮き袋が入っていました。

ぐりとぐらはうきわをつけて、うみぼうずのもとへ。

真珠を穴に落として困っていたうみぼうずを助けたぐりとぐらは、お礼にユニークな泳ぎ方をたくさん見せてもらいます。

「いぬかき」これは知っていますね。

「くらげおよぎ」や「くじらおよぎ」、「うみぼうずおよぎ」まで・・・。

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できたら楽しそうな泳ぎ方がいっぱい!

 

よっつめのおはなしは『わにわにのおでかけ』。

夜、ワニのわにわには眠れません。

布団の中からみんながどこかに行く姿が見えます。

「ついていこう」

ついて行った先はお祭りでした。

お祭りのなんとなんとにぎやかなこと。

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わにわにもお面をかぶったり、金魚すくいをしたり、花火を見たりとお祭りを満喫します。

 

いつつめのおはなしは、パネルシアター「くいしんぼおばけ」。

くいしんぼうのおばけのこ 夜中にこっそり出てきて 冷蔵庫の戸を開けて・・・。

歌も有名ですね。

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四角いものをつまみぐい。

さあ、なーんだ?

「チョコー!」

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まあるいものをつまみぐい。

トマト?メロンパン?まあるい食べ物はいっぱいありますが・・・

「おお、すっぱい」と言っているので、正解は梅干し。

最後のおばけが食べようとしたものは、むいてもむいても中身がない。

さあ、くいしんぼおばけが何を食べようとしたか、わかりますか?

 

最後のおはなしは「イグアナレストラン」。

ウクレレの演奏と歌付きです。

「ここはおいしいレストラン♪」

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島にあるもので何でも作ってくれます。

ワニが「アイスが食べたい」と言えば、

お花の茎と雲でソフトクリームの出来上がり。

トラが「ホットケーキを食べたい」と言えば、お日さまの丸をホットケーキに。

トラは後ろから光がさしてライオンに!

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ゆかいなイグアナレストランのおはなしです。

 

今回のおはなし会はこれでおしまい。

夏休みが楽しみになるような、夏がいっぱいのおはなし会でした!

 

そして8月のおはなし会は、日にちを変更して、夏休み特別企画のおはなし会&紙工作ワークショップ「ぼくの・わたしのおべんとうをつくろう!」を開催します(詳細はこちら)。

午前と午後の2回開催で、ワークショップは予約制ですが、おはなし会は予約不要です。

みなさまどうぞご参加ください!

 

※おはなし会・ワークショップの内容は午前の部・午後の部共に変わりません。

 

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8月のおはなし会&ワークショップ

(おはなし会:予約不要&参加無料 ワークショップ:要予約&参加費700円)

 

20日(日)

午前の部  おはなし会 11:00~11:20

      ワークショップ 11:20~12:30(締切ました)

午後の部  おはなし会 14:00~14:20

      ワークショップ 14:20~15:30(締切ました)

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(大川)