うるわし花店 Xmasリースワークショップを開催します。

気が付くと11月も下旬に。
恵文社バンビオ店でも、サンタ雑貨やクリスマスカードなど、
クリスマス準備の商品が並び出しました。

さて、クリスマスのお飾りと言えばツリーやリース。
今年は手づくりするのはどうでしょうか?
大きなツリーを作るとなると大仕事ですが、
リースならばまだ挑戦できそう?!

今回「うるわし花店」さんを講師にお招きして、
Xmasリースワークショップを開催します。

手づくりのリースで、きっと特別なクリスマスになりますよ!

(水口)

↓ ↓ ↓

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『うるわし冬の花支度』
Xmasリースワークショップ
◯開催者 うるわし花店

◯日時 2017年12月2日(土)

午前の部 10:30〜12:30 

◯定員 各6名

◯場所 恵文社バンビオ店 店内◯料金 3500円(お土産おやつ付き)

◯持ち物 マチ付き紙袋(直径25cm位のリースが入るもの)

◯申込方法 恵文社バンビオ店店頭 又はお電話 075-952- 3421

◯申込〆切 11月29日(水)

*ご注意 キャンセルのご連絡は、3日前までにお願い致します。

グリーンや木の実、ドライ・プリザーブドフラワーで、
ナチュラルなクリスマスリースを作ります。
お好きな花材を選んで、オリジナルのリース作りを楽しみましょう。
初心者の方も大歓迎!丁寧にお教えいたします。
この冬は、手作りのリースを飾って、
ほっこり想い出に残るクリスマスを過ごしませんか?
皆様のご応募、お待ちしております。

林明子さんの絵本『こんとあき』のエスキース展がはじまりました。

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林明子さんの絵本『こんとあき』(福音館書店)のエスキース展がはじまりました。

 

「こんは、あきのおばあちゃんが作ったキツネのぬいぐるみです。あきが成長するにつれ、こんは古びて、腕がほころびてしましました。あきはこんを治してもらうため、こんと一緒におばあちゃんの家にでかけます。あきは、電車でこんとはぐれたり、犬に連れさられたこんを探したりと、何度も大変なめにあいます。こんとあきは無事におばあちゃんの家にたどりつくことができるのでしょうか?」

 

林明子さんの絵本の中でも人気が高く、長くたくさんの人に愛されている絵本『こんとあき』。今回はその貴重なエスキース(下絵)をお借りし、数点ごとにまとめて額装したものを展示しています。

 

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繊細で温かく生き生きと描かれた鉛筆画からは、絵本が出来上がる前段階の試行錯誤の跡が見えます。それはまるで舞台のリハーサル風景をみているような緊張感。こんとあきに命が吹き込まれる瞬間です。真剣そのものの絵本制作の裏側をこっそり覗いているようなこの感覚は、下絵だからこそ味わえるとても贅沢なもの。作者の息遣いまでも感じられそうな近距離で制作過程を見ているようです。胸がいっぱい。ため息が漏れます。

 

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エスキースと完成した絵本の違いをぜひ見比べてみてください。その違いに勝手な想像が膨らみます。

 

林明子さんの絵本もたくさん並べました。絵はがきや、僅かですがハンドタオルも。

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ちなみに、この『こんとあき』の絵本にはたくさんのキャラクターが隠れていることはご存知でしょうか?チャップリン、不思議の国のアリス、タンタン、『はじめてのキャンプ』のなほちゃん、さむがりやのサンタ、『ピーターラビットのおはなし』のマグレガーさんなどなど。そんなお楽しみもあったなんて、林さんの遊び心が嬉しいですよね。ぜひ絵本を開いて探してみてくださいね。

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現在、伊丹市立美術館では林明子さんの原画展を開催中です。今回はその時期にあわせてエスキースをお借りすることができました。貴重な『こんとあき』のエスキース、当店で見られるまたとない機会です。ぜひごゆっくりご鑑賞くださいませ。

ご来店お待ちしております。 

 

―― 林明子『こんとあき』エスキース展 ――

◆会期:2017年11月6日(月)~11月27日(月)
◆場所:恵文社バンビオ店

◆作家紹介:

 林明子(はやし あきこ)
 絵本作家。1945年東京都生まれ。1976年にはじめての物語絵本『はじめてのおつかい』を手がける。代表作に『こんとあき』『おつきさまこんばんは』『はじめてのキャンプ』などがある。

 

 

 


(津村)

たくさんのふしぎ9月号『アリになった数学者』フェア開催中

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たくさんのふしぎ9月号は、当店の姉妹店恵文社一乗寺店で3ヶ月に1回ブックトークを開催してくださっている、独立研究者の森田真生さんによる『アリになった数学者』です。絵を担当されたのはマリメッコやSOUSOUなどのテキスタイルデザイナー、絵本作家でもある脇阪克二さん。

ある日、アリになった数学者がアリの目線で世界をみつめる物語です。
「人間ではない生きものたちに、はたして数学は通じるのだろうか。」
この世に実在しない数字というものはいったいなんなのか、そんな問いをはじまりに一歩ずつ世界のひみつに近付いていきます。

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今回パネルの展示と一緒に著者の森田真生さんにご紹介いただいた本も置いています。
生きものたちの知覚と行動を知るうえで重要な科学の古典『生物から見た世界』
「1とは何か?」という問いに、人生をかけて取り組んだ数学者フレーゲの『算術の基礎』
絵本を書く際に、アリの写真をたくさん送ってくれたという写真家、浅井美紀さんの『幸せのしずく World of Water Drops』は、物語に登場する、しずくのなかの世界を追体験できる写真集です。
数字の中に色や感情、動きを感じる共感覚の持ち主の著者による手記『ぼくには数字が風景に見える』

展示しているパネルの数式は、森田さんが抜き書きしたラッセルとホワイトヘッドによる「プリンキピア マテマティカ」の一部です。
1+1=2という誰でもわかる計算式がどういうことかということを定義した部分です。

数学と聞くと難しい学問だと思ってしまいがちですが、森田さんのいう数学はもっと身体的で、ひとつのしずくのなかに世界がうつりこむように、1という数字のなかに世界があって、それが動き続けていくのを眺めるような、そんなふしぎな体験です。
数学って苦手 と思っているお父さんお母さんにも一緒に読んでほしい絵本です。

脇阪さんが描いた絵を見ていると、テキスタイルをデザインすることと、数学をすることはどこか似ているような気がします。

日々の暮らしのなかに数学がまぎれこんでいるのをみつけてみるのも楽しそうです。

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(濱田)