バンビオのお店便り 10月第2週

体育の日にふさわしい秋晴れですね。先週初めは台風が来るかもと、ドキドキしておりましたが、良いお天気に恵まれました。

天高く馬肥ゆる秋、バンビオの店内はこんな感じです

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『アリになった数学者』森田真生著 福音館書店

『猫のエルは』町田康著 講談社

たくさんのふしぎで大変好評でした森田真生さんの子どものための数学論が、異例の速さで書籍化されました。数学の美しい思想のようなものを感じます。

ヒグチユウコさんの可愛らしいイラストと豪華な装丁の『猫のエルは』初版はポストカード付き。中のイラストも美しく、表紙カバーには銀箔があしらわれており豪華。短編の中扉の絵が個人的にとても気に入りました。

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『すてないひと 好きなものは、日々使う』雅姫著 マガジンハウス

とてもビジュアルの美しい本です。モノを大切に愛おしく扱っておられるから、美しいのですね。グリーンやお花のページが素敵です。

つづきまして、話題の本より

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『友だち幻想』菅野仁著 ちくまプリマ―新書

『リスのたんじょうび』トーン・テヘレン著 偕成社

NHKの特集からとても話題にのぼった本『友だち幻想』ご自分のお子様の為に書かれたそうですが、みんな仲良くという呪縛から解き放たれるような名著だと思います。

『リスのたんじょうび』も友だちについて考えさせられる本です。著者の方は『ハリネズミの願い』で有名ですね。とても心温まるストーリー。プレゼントブックにいかがですか。

雑貨の棚より

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現在点と線模様製作所さんの展示会をさせて頂いておりますが、関連コーナーとして、刺繍作家さんのキットと本をあつめたミニフェアを開催しております。秋の夜長に針を刺して、クリスマスに手づくりのプレゼントなんて、素敵ですね。

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点と線さんの刺繍展示会、たいへんご好評をいただいております。可愛い小ぶりのミニバッグは、これからのお散歩の季節にも良いサイズ。秋の落ち葉集めやドングリ拾いに、小さなお子さまでも軽くて持ち歩けますよ。こんな可愛いバッグを森でヨチヨチ歩きの子が持って歩いていたら...絵本の世界のようで、妖精さんとかが出てきてくれるかも、ですね。

とても素敵な刺繍作品があつまっております。バンビオ店はJR長岡京駅前すぐ。ぜひお気軽にお立ち寄りくださいませ。

それでは、また。

バンビオ店

星山

 

バンビオのお店便り 9月第3週

秋の長雨ー気温は下がって過ごしやすくなりましたが、湿気が高く朝夕の気温差で、風邪をひいておられる方も多いですね。

台風がきて京都も大変でしたが、大阪の被害もひどく、また台風の後に地震に見舞われた北海道の方々は、本当にお気の毒で。心よりお見舞いを申し上げます。はやく日常が取り戻されますように。

バンビオのお店の様子は

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『日本の小さな本屋さん』

姉妹店の一乗寺店が表紙の写真で紹介されております。ぜひお手にとってご覧くださいませ。

そのとなりには、いわさきちひろさん。まもなく京都駅のJR伊勢丹で展覧会がありますね。とても楽しみにしております。

つづきまして

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『はやくあいたいな』(絵本館)五味太郎著

敬老の日ですね。おじいちゃん、おばあちゃんにありがとうのキモチ、伝わりますように。児童書コーナーでミニフェア開催中です。

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『母の友』10月号 特集:加古里子さん(福音館)

『MOE』10月号 特集:酒井駒子さん(白泉社)

児童書雑誌の特集、10月号はとても絵本好きには喜ばしい特集がずらり。母の友では、まぼろしのだるまちゃんのお話が読めますよ。MOEは酒井駒子さんの描き下ろし絵本とクリアファイルが特典です。どちらも、是非。

 本棚より

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写真集の棚に、美しい沖縄の海の写真集が。辺野古の海なのですね。色々考えさせられます。

生態系は守られるのでしょうか...生態系のコーナーには、こんな本が。

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『ほぼ命がけサメ図鑑』(講談社)

かなり詳しくサメの事がわかり、この本面白いです。寿命400歳だなんてすごい長生きなんですね。

『骨格百科-スケルトン-」(グラフィック社)

立体ブロックを作る時、家の息子にこの本を見せて説明してあげたい。とてもリアルで精密な骨格が描かれています。

最後に、骨を作るには食事をしなくては。

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秋から冬にかけて、作ってみたくなるお料理の本が色々出ていますね。いっぱい食べて冬に備えなくてはいけません。美味しいものいっぱい食べて、風邪に負けない体を作ってくださいね。

それでは、また。

バンビオ店

星山

 

2018年8月ランキング

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1  おしりたんていみはらしそうのかいじけん(トロル/ポプラ社)

2  夏の雪(佐伯泰英/文春文庫)

3  ゼロトレ(石村友見/サンマーク出版)

4  あの家に暮らす四人の女(三浦しをん/中公文庫)

5  「おっさんずラブ」公式ブック(テレビ朝日/文藝春秋)

6  下町ロケット ゴースト(池井戸潤/小学館)

7  小学館の図鑑NEO 宇宙(小学館)

8  ツバキ文具店(小川糸/幻冬舎文庫)

9  大人の語彙力ノート(齋藤孝/SBクリエイティブ)

10 わけあって絶滅しました。(今泉忠明 監修/ダイヤモンド社)

 

8月のランキングは以上のような結果となりました。(集計期間2018/8/1〜8/31)

 

1位は『おしりたんてい みはらしそうのかいじけん』(トロル/ポプラ社)。
夏休み真っ只中ということもあり、テレビアニメ化されてますます話題の「おしりたんてい」シリーズ最新刊が1位となりました。「みはらしそうのかいじけん」「もちぬしふめいのとうひん」の2話が収録されており、今回も迷路や絵探しなど、おしりたんていといっしょに様々な謎解きが楽しめる1冊になっています。

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8位は『ツバキ文具店』(小川糸/幻冬舎文庫)。

2017年本屋大賞で4位にランクインし、NHKでドラマ化もされて話題となった小川糸さんの『ツバキ文具店』が文庫本になりました。鎌倉で小さな文具店を営むかたわら、「手紙の代書」を請け負う鳩子。友人への絶縁状、借金のお断り、天国からの手紙など、今日も風変わりな依頼が舞い込みます。身近だからこそ伝えられない思いを持つ依頼者たち。その心に寄り添ううち、鳩子自身も仲違いしたまま逝ってしまった祖母への想いに気づいていきます。また、番外版として、実在する鎌倉の名所や名店が多数登場するエッセイ『ツバキ文具店の鎌倉案内』も同時発売されました。この本を片手に秋の鎌倉旅行なんてのもいいですね。

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9位は『大人の語彙力ノート』(齋藤孝/SBクリエイティブ)。

「思います」「考えます」などいつも同じ言葉が続いてしまう...。「大変」「すごい」などを多用して言葉が足らないと感じている...。そんな方は「言い換え」で語彙力をどんどん増やしましょう。日常のあらたまったシーンで使える言葉、上品に感じる大和言葉、ビジネスシーンで使える言葉、相手の気持ちを害さない言い回しなど、実践的な言葉の使い方やニュアンス別の使い方などが紹介されています。言葉ひとつで印象はがらりと変わるもの。自分の思い通りの文を書くヒントを与えてくれる1冊です。

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10位は『わけあって絶滅しました。』

今話題の絶滅の本。絶滅した生き物たちが、自ら絶滅理由を語る絶滅したいきもの図鑑です。例えば、やさしすぎたステラーカイギュウ 、隕石が落ちたティラノサウルス 、アゴが重すぎたプラティペロド、美しすぎたブルーバッグなど...。生きるって大変!せちがらい地球せのせいで絶滅してしまった受難のいきもの70種が掲載されたユニークな1冊です。

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以上、8月のランキングでした。9月はどんな作品がランクインしているでしょうか。ぜひおたのしみに。

 

(津村)