2016年11月 月間売上ランキング

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1    ハリー・ポッターと呪いの子 第一部・第二部

   (J.K.ローリング/静山社)

2  おみせやさんでくださいな!(さいとうしのぶ/リーブル)

3  あっちゃんあがつく(さいとうしのぶ/リーブル)

4  しりとりしましょ!(さいとうしのぶ/リーブル)

5  九十歳。何がめでたい(佐藤愛子/小学館)

6  夜行(森見登美彦/小学館)

7  珈琲店タレーランの事件簿5(岡崎琢磨/宝島社)

8  お断り(佐伯泰英/角川春樹事務所)

9  誰も知らない世界のことわざ(エラ・フランシス・サンダ/創元社)

10 〆切本(左右社)

 

(集計期間 2016/11/1-11/30)

 

 

当店11月の売上ランキングは、以上のような結果となりました。

 

1位は『ハリーポッターと呪いの子 第一部・第二部』。

ハリー・ポッターシリーズ最新刊のこちらがダントツの1位となりました。J.K.ローリング、ジャック・ソーン、ジョン・ティファニーの3人による新作オリジナル・ストーリーをもとに、ジャック・ソーンが舞台脚本化したもので、特別リハーサル脚本日本語版として出版されました。ハリー・ポッターシリーズ8番目の物語で、『ハリー・ポッターと死の秘宝』での戦いから19年が経ち、父親になったハリーが2人目の子どもをホグワーツ魔法学校へと送り出したその後の物語です。続編を待っていた方々の実に多いこと!幅広い年代の方々に愛されるハリー・ポッターシリーズ、まだの方はぜひ。

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2位は『おみせやさんでくださいな!』。

11月に原画展を開催し、著者のさいとうしのぶさんをお迎えしておはなし会とサイン会を開催したこちらの絵本が2位に。ことばあそび絵本シリーズの第3弾ですが、3位には第1弾の『あっちゃんあがつく』、4位には第2弾の『しりとりしましょ!』もランクインしました。動物たちが住む「ふれあい商店街」には37のお店があります。パンやさん、とうふやさん、やおやさん...などなど。子どもたちが大好きなお店やさんごっこを楽しめるこちらの絵本ですが、他にも探し絵などのしかけがあちこちにちりばめられており、遊べる要素がたくさんつまっている盛り沢山の1冊です。最後の展開にも「そういうことか!」と納得するはず。ぜひご家族みなさまでお楽しみください。(おはなし会の様子はこちらから。)

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9位は『誰も知らない世界のことわざ』。

 世界のいろいろなことわざを、感性あふれる絵と文で紹介した本です。「ロバにスポンジケーキ」「ウサギになって旅をする」「あなたのレバーをいただきます」など、世界の風変りで美しいことわざや慣用句が51語掲載されています。日本語では「猿も木から落ちる」「猫をかぶる」などが紹介されています。それぞれの地域の文化や民族性、歴史など、人生を豊かに生き抜いてきた、世界の先人の知恵の数々に出会える1冊です。前作『翻訳できない世界のことば』もおすすめ。

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10位は『〆切本』。

夏目漱石から松本清張、村上春樹、西加奈子など、明治から現在にいたる90人の書き手たちの〆切にまつわる話を集めた1冊です。生きていれば誰にでも訪れる〆切。狼狽、開き直り、言い訳...。〆切を前にそれぞれの作家の人間性がおもしろいほどよくあらわれており、思わず笑ってしまいますが、同時に人生についても考えさせられます。何かに追われている人もそうでない人も、読めばきっと〆切と上手につき合えるようになるはず。人生の〆切エンターテイメント!装丁もよいので、ぜひお手に取ってご覧ください。

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以上、11月のランキングでした。

 

もうすぐクリスマス。そして2016年が終わろうとしています。12月はどんな作品がランクインするのでしょうか?

次回のランキングもどうぞお楽しみに!!

 

 

(津村)

 

2016年10月 月間売上ランキング

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1    九十歳。何がめでたい(佐藤愛子/小学館)

2  小説 君の名は。(新海誠/角川文庫)

3  夜行(森見登美彦/小学館)

4  講談社の動く図鑑MOVE  危険生物(小宮輝之/講談社)

5  どんなに体がかたい人でもベターッと開脚できるようになるすごい方法

   (Eiko/サンマーク出版)

6  流鶯(佐伯泰英/光文社文庫)

7  祈りの幕が下りる時(東野圭吾/講談社文庫)

8  戦争まで(加藤洋子/朝日出版)

9  お父さんが教える13歳からの金融入門

   (デイヴィット・W・ビアンキ 関美和/日本経済新聞出版社)

10 怒り 上(吉田修一/中公文庫)

 

(集計期間 2016/10/1-10/31)

 

 

当店10月の売上ランキングは、以上のような結果となりました。

 

1位は『九十歳。何がめでたい』。

『女性セブン』に1年間連載された佐藤愛子さんの大人気エッセイです。大正12年生まれ、今年93歳になる佐藤さんが、自分の身体に次々に起こる「故障」を嘆き、時代の「進歩」を怒り、悩める若者たちを叱りながらも、あたたかく鼓舞していきます。辛苦を乗り越え92年間生きて来た佐藤さんだからからこそ書ける文章は、人生をたくましく生きるための知恵が詰まっており、大笑いしながらも、のちに深い余韻が残ります。

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3位は『夜行』。

京都を舞台にした森見登美彦さんの最新小説です。失踪事件から10年たって再び集まった仲間たち。それぞれが経験した「夜行」という作品にまつわる不可思議な旅の思い出を語る物語です。旅の夜の怪談に、青春小説、ファンタジーの要素を織り込んだ森見ワールド全開の傑作です。

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8位は『戦争まで』。

ベストセラー『それでも、日本人は「戦争」を選んだ』の第2弾で、戦争までの歴史を決めた3つの交渉を高校生とともに考えてゆく6日間の講義録です。その3つの交渉とは、「満州事変とリットン報告書」「日独伊三国軍事同盟」「日米交渉」。国や個人は、どのように自らの立場を選択したのか、すればよかったのか。そこで悩み、考え抜いた人間から生みだされるものとは何か。当時の人間に見えていた世界を再現し、最適な道を見つけるにはどうすればよかったのかを考えます。時代の激変期である今、歴史を正確に知っていくことこそが、未来への処方箋となるはず。瑞々しい問いを発する高校生とともに、歴史の面白さが全力で描かれています。

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9位は『お父さんが教える13歳からの金融入門』。

弁護士の著者が13歳の息子に書いた数ページが元になって生まれた1冊。アメリカの中高生が学んでいる、お金の稼ぎ方、増やし方、使い方をやさしく紹介しています。お金の仕組みや投資の基本は、学校でも家庭でもほとんど教えられていません。大人になって金融業界に就職して初めて学ぶ、あるいは一生知らずに過ごす、という人も少なくないのではないでしょうか。お金の種類(ドル、ユーロ、円、ビットコイン...)やクレジットカードの仕組み、株式チャートの見方といった初歩から、債券、企業分析、ファンド、PEとは何かにいたるまで、お金の基本がたくさんのイラストとともに楽しく解説されている、お金を知るための入門書として最適な1冊です。 

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以上、10月のランキングでした。

 

紅葉シーズン到来!街が色づく11月はどんな作品がランクインするのでしょうか?

次回のランキングもどうぞお楽しみに!!

 

 

(津村)

2016年9月ランキング

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1    小説 君の名は。(新海誠/角川文庫)

2  どんなに体がかたい人でもベターッと開脚できるようになるすごい方法

   (Eiko/サンマーク出版)

3  祈りの幕が下りる時(東野圭吾/講談社文庫)

4  らくだ(佐伯泰英/文春文庫)

5  危険なヴィーナス(東野圭吾/講談社)

6  新版 くらべる図鑑(小学館)

7  ヒグチユウコ100  POSTCARDS
         (ヒグチユウコ/グラフィック社)

8  村上海賊の娘 第4巻(和田竜/新潮文庫)

9  ワタナベマキの31日分の定食カレンダ-

        (ワタナベマキ/日本文芸社)

10 ぺんぎんたいそう(齋藤槙/福音館書店)

 

(集計期間 2016/9/1-9/30)

 

当店9月の売上ランキングは、以上のような結果となりました。

 

 

1位は『小説 君の名は。』

長編アニメーション映画『君の名は。』の新海誠監督自らが執筆した原作小説です。映画の人気とあわせて、小説も多くの方の注目を集めています。山深い田舎町に暮らす女子高校生・三葉は、自分が男の子になる夢を見ます。見慣れない部屋、見知らぬ友人、目の前に広がるのは東京の街並み。一方、東京で暮らす男子高校生・瀧も、山奥の町で自分が女子高校生になる夢を見ます。やがて二人は夢の中で入れ替わっていることに気づき、物語が始まります...。こちらの『小説 君の名は。』をより深く掘り下げたアナザーストーリー『君の名は。Another Side:Earthbound』も、多くの方に手に取っていただいています。映画、原作小説、もうひとつの小説と、とことん新海ワールドを楽しめるしかけになっています。今一番注目されている作品『君の名は。』ぜひお試しください!

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6位は『新版 くらべる図鑑』

大人気の『くらべる図鑑』が「新版」となって新たに登場し、6位にランクインしました。「新版」では世界最大、最小、最速などの最新情報はもちろん、新しい項目も増えており、身近な物から宇宙の果てまで、今まで以上にとことん比べています。比べたり、視点を変えたりすることで、新しい発見に出会える図鑑。家族みんなで楽しみながら学べるエンターテイメント図鑑です。プレゼントにもどうぞ。

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7位は『ヒグチユウコ100  POSTCARDS』

熱狂的ファンを持つ大人気のイラストレーター・ヒグチユウコさんの、ポストカード100枚とオリジナル小冊子がつまったスペシャルBOXが7位にランクイン。今回のこのスペシャルBOXは、猫をはじめとしたさまざまな動物のイラストで構成されています。年々緻密さを増し、一度見たら忘れられない人の心を捉えるパワーがあるそのイラスト。不思議な世界が溢れる圧巻の100枚です。『すきになったら』や『ボリス絵日記』、『ギュスターヴくん』など、9月には他にもヒグチユウコさんの新しい本が続々と発売されました。また、それにあわせてホルベイン画材とコラボしたクロッキーブックやマスキングテープ、缶のお道具箱などの雑貨も多数入荷しています。ヒグチワールド、ぜひお楽しみください。

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9位は『ワタナベマキの31日分の定食カレンダ-』

久しぶりに料理の本がランクインしました。日々の献立...。悩みます。マンネリになります。そんな時に役立ちそうなこちらの本。ワタナベマキさんが、一汁三菜、ときには汁と具沢山ごはんの定食スタイルで、31日分の献立を紹介しています。材料も作り方もシンプルなのに見た目もよくておいしい、作っても食べても嬉しいレシピ本です。栄養たっぷりに作るための乾物ノートや、残りがちな野菜を使い切るためのおかずの提案もあり、とことん使える頼もしい1冊です。 

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10位は『ぺんぎんたいそう』

絵本からは今話題のこちらがランクイン。「ぺんぎんたいそう はじめるよ」。登場するのは大きさのちがう2匹のペンギン(ケープペンギンとキングペンギン)。水族館や動物園でおなじみのペンギンですが、そのユニークな動きや、伸び縮みをして姿かたちが変わる様子は、まるで体操をしているかのようです。単純だけど愛くるしいその姿をみているだけで、体が動き出してきそうな絵本。実際、読みながら体操している親子を当店でも目撃しました!福音館書店さんのホームページでは体操動画も募集しているようです。赤ちゃんから大人までみんなで楽しめる絵本。体操まで含めて、ぜひお楽しみください。

https://www.fukuinkan.co.jp/detail_page/penginexercises.html

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以上、9月のランキングでした。

 

運動会や遠足など、秋の行事で賑わう10月。どんな作品がランクインするのでしょうか?次回のランキングもどうぞお楽しみに!!

 

 

(津村)