2018年5月 月間ランキング

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1  幸せの鍵が見つかる世界の美しいことば(前田まゆみ/創元社)

2  モンテッソーリ子育て~はじまりはお家から~(藤原愉美/文化出版局)

3  漫画君たちはどう生きるか

  (吉野源三郎 著・羽賀翔一 絵/マガジンハウス)

4  ヒグチユウコシール・ボックス(ヒグチユウコ/グラフィック社)

5  玉依姫(阿部智里/文春文庫)

6  ラプラスの魔女(東野圭吾/角川文庫)

7  有害物質のサバイバル

  (スウィートファクトリー 文・韓賢東 絵/朝日新聞出版)

8  医者が教える食事術最強の教科書(牧田善二/ダイヤモンド社)

9  ざんねんないきもの事典(今泉忠明/高橋書店)

10 暮しの手帖のクイックレシピ(暮しの手帖編集部/暮しの手帖社)

 

5月のランキングは以上のような結果となりました。(集計期間2018/5/1〜5/31)

 

1位は『幸せの鍵が見つかる世界の美しいことば』。

5月に原画展を開催させていただいた、絵本作家・翻訳家の前田まゆみさんの新しい書籍が1位にランクイン。名言や言い伝え、物語など、世界の美しい言葉を50個セレクトし、それに対する日本語の訳と温かい絵が添えられています。見開きで展開される1ページ1ページに絵本の世界が広がり、別世界に引き込まれるようです。発言者のプロフィールからそのことばの背景を知れば、ことばをより深く味わえます。ことばの世界を旅するうちに、人生に幸せをもたらす座右の銘と出会えるかもしれませんね。忘れかけていたものを思い出させてくれて優しい気持ちになれる、贈り物にも喜ばれる一冊です。(6月に開催した前田まゆみさんによる大人の朗読会の様子はこちらから。)

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2位は『モンテッソーリ子育て~はじまりはお家から~』。

西宮でモンテッソーリ教室「つばめの家」を開かれている、藤原愉美さんの書籍がランクイン。モンテッソーリ教育は、子どもの自主性、独立心、知的好奇心などを育み、社会に貢献する人物となることを目的とする教育です。こちらの書籍では、藤原さん自身の子育てやモンテッソーリ教室で子どもたちと接してきた中で感じた事、実践して役に立ったことなどが書かれています。幼稚園や保育園で取り入れられることの多いモンテッソーリ教育ですが、実は大切なのは家の中でのお子様との関わり方。少しの心がけや、ちょっとしたかかわり方、お子様との距離感の取り方で、子どもの本来持っている力を引き出すことができるそう。これまでにない「子育てのレシピ本」です。(ご好評いただいたパネル展&モンテッソーリ雑貨フェアの様子はこちらから。)

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4位は『ヒグチユウコシール・ボックス』。

20シートのシール(型抜きシール350片以上)、布や皮などにアイロンなしで貼れる転写シール、新作描き下ろし小冊子『ボリス、シールを貼るの巻』が入ったヒグチユウコさんのスペシャルBOXです。猫や植物、海の生き物、森の生き物、少女などがたくさんの型抜きシールになっており、それぞれが1枚絵のような美しさ。転写シールは、Tシャツやトートバッグ、スマートフォンケースなどに転写すれば、自分だけのヒグチユウコグッズができてしまいます。 年々緻密さを増し、新たな魅力を発し続けるヒグチユウコさんのイラストレーションを存分に楽しめるセットです。(が、完売しました!)。

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5位は『玉依姫』。

2012年に史上最年少20歳で松本清張賞を受賞してデビューした阿部智里さんの「八咫烏シリーズ」の文庫が5位にランクインしました。日本神話にも登場する三本足の伝説の烏、八咫烏(やたがらす)。人間の姿に変身することが出来る八咫烏一族による和風ファンタジーです。今回の舞台は現代日本。両親を交通事故で失い、祖母と暮らす女子高生の志帆は、閉ざされた村の儀式の生贄に選ばれてしまいます。彼女が連れて行かれた山奥で見た信じがたい光景とは...。世界の深層が明かされる八咫烏シリーズの始まりを書いたエピソード0。日本神話に通じる壮大な世界をぜひお楽しみ下さい。ちなみに5月には『八咫烏外伝 烏百花 蛍の章』も発売されています。あわせてどうぞ。

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9位は『ざんねんないきもの事典』。
一生懸命なのに、どこか「ざんねん」な生きものたちばかりを集めた、子どもたちに大人気のシリーズ『ざんねんないきもの事典』がまたまたランクイン。こちらの書籍では進化の結果、なぜかちょっとざんねんな感じになってしまった122種の生き物たちをご紹介しています。シリーズ第3弾『続々ざんねんないきもの事典』も、5月末に発売になりました。第3弾では、リクエストの多かった「植物」や理科の授業で習う「微生物」が仲間入りし、パワーアップしています。ぜひ読み比べてみてくださいね。

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以上、5月のランキングでした。

6月はどんな本が注目を集めるでしょうか?次回もお楽しみに。

 

(津村)

 

2018年4月ランキング

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1  かがみの孤城(辻村深月/ポプラ社)

2  火星に住むつもりかい?(伊坂幸太郎/光文社文庫)

3  流れの勘蔵(佐伯泰英/ハルキ文庫)

4  そのまま食べる作りおき(ベターホーム協会/ベターホーム出版局)

5  漫画君たちはどう生きるか

  (吉野源三郎 著・羽賀翔一 絵/マガジンハウス)

6  本日晴天お片づけ(伊藤まさこ/筑摩書房)

7  警官の掟(佐々木譲/新潮文庫)

8  青くて痛くて脆い(住野よる/KADOKAWA)

9  AI vs. 教科書が読めない子どもたち(新井紀子/東洋経済新報社)

10 薬に頼らず病気に克つ最強の食事術(高浜はま子/コスモトゥーワン)

 

4月のランキングは以上のような結果となりました。(集計期間2018/4/1〜4/30)

 

1位は『かがみの孤城』(辻村深月/ポプラ社)。

2018年の本屋大賞1位に輝いた『かがみの弧城』が、やはり大きな注目を集めました。学校での居場所をなくし、閉じこもっていた中学生「こころ」の目の前で、ある日突然部屋の鏡が光り始めます。輝く鏡をくぐり抜けた先にあったのは、城のような不思議な建物。そこにはちょうどこころと似た境遇の7人が。なぜこの7人が、なぜこの場所に?すべてが明らかになるとき、驚きとともに大きな感動に包まれます。デビュー作やそれに続く初期の頃は主に「十代の物語」を書いていた辻村さん。その後、時を経た今だからこそ書ける、満を持しての「十代の物語」です。十代の人にも、昔十代だった人にも、生きづらさを感じるすべての人に読んでほしい物語です。

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4位は『そのまま食べる作りおき』(ベターホーム協会/ベターホーム出版局)。

当店では野田琺瑯などのキッチン雑貨も取り扱っていますが、それらの雑貨と一緒に購入される方が多い、当店で人気の料理本です。忙しい毎日には作りおきのおかずがあると少し安心します。この本で紹介しているのは冷蔵庫から出してすぐに食卓に並べられるおかずや、ちょっと温めるだけでおいしいおかずなど、すぐに食卓に並べられる「そのままでおいしい」作りおきおかず。そのままでおいしく食べられるよう、作り方や味つけを工夫しているので、食卓に出す前の調理は不要。平日、短時間で作れるものから、休日に作るごちそう作りおきまで、家族の予定や日々の暮らしに合わせて役立つ一冊です。

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6位は『本日晴天お片づけ』(伊藤まさこ/筑摩書房)。

料理や雑貨、インテリアなど、テーブルまわりのスタイリングを中心に多方面に活躍しているスタイリストの伊藤まさこさん。増えていく洋服や器の収納、冷蔵庫の中の残り物、物置きになっているソファやテーブルの上、財布の中に溜まるレシート、片付かなくて焦ってばかりの日々...など、気になる箇所一つ一つに向き合い、「心地よさ」という視点からインテリアと暮らしの整え方を伝授しています。無理せず、楽しく、元気よく!人生を楽しく変える、お片づけのあれこれを綴った一冊です。 

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9位は『AI vs. 教科書が読めない子どもたち』(新井紀子/東洋経済新報社)。

メディアでも多数紹介されている、AI (人工知能)と人間の現状と未来について書かれた話題の一冊。著者は国立情報学研究所教授で数学者。東大合格を目指すAI「東ロボくん」の育ての親です。AIは何を得意とし、何を苦手とするのか? AIの限界が示される一方で、これからの危機はむしろ人間側の教育にあると著者は語ります。同プロジェクトから見えてきたAIの可能性と限界、そして人間との関係は?最悪のシナリオを避けるにはどうしたらいいのか? 教育に関する専門家でもある新井先生からの提言です。

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以上、4月のランキングでした。

5月はどんな作品がランクインするでしょうか?次回もお楽しみに。

 

 

(津村)

【絵本の棚より】季節の絵本たくさん!

5月も中旬。ぽかぽか陽気を超えて、汗ばむ日も増えてきました。春の温かさもピークですね。

児童書売場も春全開です。これが過ぎれば梅雨ですが、その前のぽかぽか陽気の「今」こそ楽しみたい絵本を集めました。

 

こちらは春の絵本。お花や植物、ちょうちょや昼寝の絵本が並びます。華やかで温かくてどこかのんきな雰囲気が漂います。

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こちらは、お出かけや散歩の絵本。ピクニックや遠足、お弁当の絵本も並びます。そして家出も!なんだかワクワク。

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こちらは外遊びの絵本。どろ遊びや水遊び、ボール遊びなど。絵本を読んだ後は、外に飛び出しておもいっきり遊びたい!

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 以下、少しですがコメントとともにご紹介します。

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『モーモーまきばのおきゃくさま』マリー・ホール・エッツ 作・絵(偕成社)

春の牧場。牛は友だちをパーティーに招いて草をごちそうします。が、中には草のきらいな動物も。その動物たちは途中で帰ってしまいますが、馬や山羊、羊とは一緒に大好きな草を味わうことができ楽しく過ごすことができました...。気の合わない人もいる、自分とは違う人もいる。それぞれが違っていいし、わかってくれる人もいる。そんなことをありのままに伝えてくれる絵本です。ピンクの絵が春らしく、明るい陽気や友だちの温かさを感じられます。

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『きょうはみんなでクマがりだ』マイケル・ローゼン 再話/ヘレン・オクセンバリー 絵(評論社)

今日は朝からいい天気。家族そろってクマがりに出かけます。みんなで「ちっともこわくない」と言いながら、草原をぬけ、川をわたり、沼地をとおって、みんなでドンドンすすみます。そしてとうとうクマに遭遇。そのときみんなは...!あそび歌をもとにした、ストーリーも音も楽しいリズミカルな絵本です。冒険へ向かう勇ましい気持ちと怖い気持ち。くすっと笑いながらどちらの気持ちにも共感しつつ、最後は大きな安心に包まれます。

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『木はいいなあ』ジャニス・メイ・ユードリイ作/マーク・シーモント絵(偕成社)

「木はいいなあ」。木がたくさんはえると森になり、森はいつもいきいきしている。木に登って遠くを見ることもできるし、ブランコをつけて遊ぶこともできる。木は木陰を作ってくれるし、それから、それから...。子どもの目で見た木のある生活。木がある生活がどんなにいいかが、おおらかに描かれています。改めて木の魅力、自然の魅力に気づかせてくれる絵本です。自然への想いを強くしてくれます。

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『ちいさいおうち』バージニア・リー・バートン 作・絵(岩波書店)

静かな田舎にちいさいおうちがたっていました。自然がいっぱいだったちいさいおうちの周りには、やがて道路ができ,たかい建物がたち,にぎやかな町になります。それでもちいさいおうちはそこにありました。ボロボロになりながら...。全ページを通じて、ずっとちいさいおうちを中心にした構図で描かれており、ちいさいおうちの周りが変わっていく様子が印象づけられています。本当に大切なものは何なのか、そんなことを考えさせられます。子どもも大人もぜひ読むべき絵本です。

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『はじめてのキャンプ』林明子 作・絵(福音館書店)

大きい子たちにまざってキャンプに行きたいというなほちゃん。でもみんなは口ぐちに「小さい子にはできないよ! 」といいます。なほちゃんは大きい子たちに負けまいと、重い荷物もひとりで背負い、まきを集め、懸命にがんばります。夜、テントでこわいお話をききますが、なほちゃんはひとりでおしっこに行くこともできました...!背伸びしたい気持ち、自分でやりたい気持ち、そんな子どもの成長する心を応援する絵本。黄色中心の絵も魅力的。

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『ガンピーさんのふなあそび』ジョン・バーニンガム 作・絵(評論社)

ガンピーさんが小舟で出かけます。途中で子ども、ウサギ、ネコ、イヌ、ブタ、ニワトリ、ヤギが次々に「一緒に乗せて!」と乗りこんできます。はじめは無事でしたが、わがまま放題のみんなのせいで、なんと船が...!何でも受け入れるガンピーさんの優しさに反して、ダメといわれたことをことごとくやってしまう子どもや動物たちに笑いながらも、優しい大きな心をもった大人の存在が安心感を与えます。ガンピーさんのおおらかさに自分を省みて大人はドキッとする部分も。ほのぼの楽しめる絵本です。

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今の季節を味わえる絵本の数々。

ぜひお手に取ってご覧いただき、お気に入りの1冊を見つけてくださいね。

 

(津村)