バンビオのお店便り 5月第1週

新緑の美しい季節になりました。JR駅前より遠くの山を眺めますと、グレイがかった景色が一転して、緑の濃淡の美しい山並みに衣替えされたようです。

ゴールデンウィークの間は、ゆっくりした時間が流れており、静かに本を選ばれるお客様にお越し頂いております。

入口コーナーは、アノニマスタジオさんの灯台がお出迎え

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こちらのフェアは、5月6日までとなります。ぜひご拝読くださいませ。

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5月16日に創元社さまから発売される前田まゆみさんの新刊『幸せの鍵が見つかる世界の美しいことば』にあわせて、バンビオ店と一乗寺店の同時開催で原画展を開催させていただくことが決まりました。
「野の花えほん」はみどりの本棚でずっと取り扱いさせて頂いており、大好きな絵本です。会期中は新刊の原画と合わせて「野の花えほん」や「くまのこポーロ」の原画も展示されますよ。

また前田さんのお店「LINNET」さんより、ポストカードやお洋服と小物の製作キットもお届け頂ける予定です。

6月2日 14時には特別イベント、前田まゆみさんによる大人の朗読会とサイン会もございます。こちらもお楽しみに。

つづきまして

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サザエさんの本がたくさん出版されております。作者の長谷川町子さん生誕100年記念なのですね。
昭和の良き日本の時代を感じます。4コマに切り抜いて時代を描く画法って、改めて凄い力量だなと。
読むと、お布団に包まれるような温かさ、安心感に浸れるのは、私だけでしょうか。

おつぎは

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福音館書店の図鑑シリーズが勢揃いしています。
この本はお子さまのための図鑑ですが、大人でもとても役立つ情報満載です。
カバンに入れやすいサイズなので、お出かけの際さっと持ち出せるのも、良いですね。
GWや夏休みに。ぜひ鞄のポケットにしのばせてみては、いかがでしょうか。

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『野田琺瑯のレシピ』
『そのままたべる作りおき』
雑貨コーナーに置かれておりますこの本、とてもご好評をいただいております。
野田琺瑯をお取り扱いをさせていただいておりますので、ご一緒にお買い求め頂く方も。
作りおき、時間のない時本当に助かりますよね。
「そのままたべる作りおき」は冷蔵庫から出して、そのまま食卓に並べられる優れものです。

さいごに

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5月より、編み物作家のとりことりさんの、かぎ針編みのブローチをお取り扱いさせて頂けることになりました。
とりことりさんは京都市在住、とても細かいレース編みで、植物や自然のモチーフのアクセサリーを制作されております。
さくらんぼのブローチやちょうちょのブローチなど、春らしいモチーフの繊細なブローチが揃っております。
5月と6月ガラスケースにて展示しておりますので、ぜひご覧いただければ幸いです。6月には、かぎ針編みのワークショップもお願いする予定です。こちらも楽しみですね。

ゴールデンウィーク、一番お出かけするのによい季節ですね。
遠出は無理でも、近くの野原にピクニックに出かけたり、山登りや鴨川沿いを散策したり、シロツメ草の花冠をつくったり、オタマジャクシやメダカが泳ぐのを見つけたり。。。

皆様にとってよい時間が流れますように。

それでは、また

 

星山

4月のおはなし会を行ないました & 5月のお知らせ

 

鯉のぼりがすいすいと気持ちよさそうに泳いでいる姿を見かけるようになりました。

もうすぐ端午の節句ですね。

 

4月のおはなし会を開催いたしました。

今回は、素敵な歌声を聞くことができたおはなし会でした!

 

===プログラム

手あそび 「はじまるよ」

絵本 『おはよう!』 増田裕子/杉山佳奈代/そうえん社

絵本 『ぐるんぱのようちえん』 西内ミナミ/堀内誠一/福音館書店

パネルシアター 「楽しくうたってあそびましょう」

パネルシアター 「ふうせん」

===

 

今回は手あそびからおはなし会はスタート。

はじまるよったらはじまるよ♪f:id:keibunshabanbio:20180408021638j:plain

さあ、どんなおはなしが待っているでしょう?

 

ひとつめのおはなしは、『おはよう!』。

「おはよう おはよう あさですよ ねているのは だあれ♪」

ふとんからすこし出ている体の一部からだれが眠っているのか当てます。

ながーい鼻が見えているのは? 

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「ゾウ!」

 

これはなかなか難しい。 

誰が眠っているのでしょう?

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ハート柄のふとんで寝ていたのは、なんとカニさんとエビさん。

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新学期が始まりましたが、元気いっぱい「おはよう!」と1日をスタートさせたいですね。

 

ふたつめのおはなしは『ぐるんぱのようちえん』。

ゾウのぐるんぱはひとり立ちするために、仕事をすることになります。

しかし、行く先々でぐるんぱがつくったものはどれも大きすぎ。

どこへ行っても、追い出されてしまいます。

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しょんぼり歩いていると、ぐるんぱは、12人も子どもがいて、大忙しのお母さんに出会います。

さあ、ぐるんぱがつくった大きすぎるものたち、どんな風に活躍するのでしょうか?

 

続いてパネルシアター。

みっつめのおはなしは「たのしくうたってあそびましょう」です。

チューリップの花が咲きました。色は赤と白と黄色。

こんな歌詞、どこかで聞いたことあるような・・・

そう、「チューリップ」です。

さあ、みんなで楽しく歌いましょう。

続いて、赤いチューリップからはこぶたとたぬきときつねとねこが出てきました。

この4匹といえば・・・そう、「こぶたぬきつねこ」。f:id:keibunshabanbio:20180408022945j:plain

黄色いチョーリップから出てきたのは手。

「むすんでひらいて」を歌いましょう。f:id:keibunshabanbio:20180408023422j:plain

「その手を横に~

飛行機ぶんぶん飛んでます♪」

素敵な歌声がお店に響きました!

 

さいごのおはなしは「ふうせん」。

ふうせんを空に飛ばすと、ふわふわ なにに変わるでしょう?

黄色いふうせんは・・・黄色いちょうちょに。

黄緑色のふうせんは・・・カエルに。f:id:keibunshabanbio:20180408023912j:plain

うずまきのふうせんは・・・?

「かたつむり!」

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三角形のふうせんは、なんとおにぎりに。

不思議なふうせん、飛ばしてみたいです!

 

今月のおはなし会はこれでおしまい。

5月はどんなおはなしに出会えるでしょう?

 

皆さまのご来店をお待ちしております。

 

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5月のおはなし会

13日(日)午後時から(予約不要/参加無料)

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(大川)

摘み草を食べよう!

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春のピクニックフェアのとなりで摘み草料理の本を並べております。

道端に生えてる草や花、普段はひとまとめに〈雑草〉なんて呼んでたりするけれど、実は美味しく食べられるものがたっくさんあるんです。散歩のついでに食材探しはいかがでしょうか。

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京都新聞で記者をされていた熊谷栄三郎さんの『道草いただきまーす』(京都新聞出版センター)は趣味の渓流釣りの傍ら、野外で作った摘み草料理の本。

楽しい語り口で、摘み草初心者から、山菜採りでは物足りなくなって来た上級者にもおすすめです。なにより楽しそうな熊谷さんの様子が素敵です。

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なんだか調子が出ないなーという人には、かわしまようこさんの『草と暮らす:こころと体を調える雑草レシピ』(誠文堂新光社)を。草を摘みに外に出るというだけでも元気になれる気がします。

花を使ったかわいい料理からスギナを使ったクレイパックや、ハコベの歯磨き粉まで。

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自家菜園の季節の素材から起こす酵母で作るパン屋、タロー屋の『春夏秋冬、季節の酵母が香るパン』(グラフィック社)は身近な材料で作る酵母の本。必要なのは植物の酵素に、ほんのちょっとの糖分だけ。近所に咲いてるキンモクセイの花なんかでも酵母ができるんです。

フツフツと発酵してくる様子を眺めるのはとても楽しい時間です。パンを焼くのは大変だけど、酵母を育てるだけなら気軽にできそう。

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 摘み草料理のことを教えてくれたのは熊本在住の料理研究家、細川亜衣さんです。修行に出掛けたイタリアで摘み草料理に感動したという彼女の本には素材の味を活かし、植物の生命力をまるごといただくレシピが満載。いわゆる摘み草を使った料理はあまり載っていませんが、一品ごとにエピソードが付いていて、その中には摘み草の話も数々。読みごたえのあるレシピ集です。

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石牟礼道子さんの『食べごしらえおままごと』(中公文庫)は食にまつわる思い出が綴られたエッセイです。食べものをこしらえることが今ほど簡単ではなかった時代の、だからこそ大事に作られた料理を食べる喜びと、登場する人たちの方言のやわらかさに、自分がこどもだったころ母に教わって摘んできたヨモギで作ったおだんごのことなど思い出しました。

ほんの少し昔の人たちはこんな風に食べていたんだと、大切なことに気付かせてくれる一冊です。

 

地のもの、季節のものを食べたいというときには摘み草料理がぴったりです。

最後に摘み草をするときの注意点を、どんなにおいしいものでも全部採ってしまわないこと。他人の土地には入らない(もしくは許可を取る)こと。そして、中には毒があるものもあるので、不安なものは食べないこと。以上。

 

(濱田)