バンビオのお店便り 9月第4週
空高く天肥ゆる秋空ですね。
気持ちのよい風に頬をなでられながら、通勤時のせわしない朝を迎えております。
着々と月日が過ぎ、来年の干支は何でしたっけ、と考えなくてはいけない季節になりました。
バンビオのお店にも、手帳売場ができております。
私は個人的に手帳に書きこまないと、スケジュール管理ができない人間なので、仕事・家庭用と、子ども・保育園用と2冊用意しております。
イマドキの若い皆さまは、スマホで管理されている方もいらっしゃるでしょうが、手で書くという行為が、自分には一番向いているようで、毎日開いて、書いて頭の中のごちゃごちゃを整理しております。
今日の本棚より
『森のノート』酒井駒子
月刊「ちくま」の酒井駒子さんの随筆とイラストが、1冊にまとまりました。精緻なイラストと特有の色使いにファンの方も多い絵本作家さんですよね。
36項目のイラストと文章があるので、どの頁からでもお楽しみいただけます。相変わらず、美しい世界にため息。
つづきまして
『スープになりました』講談社
彦坂木版工房さんの新しい絵本が発売されました。今回はお野菜と美味しそうなとろーりスープがえがかれております。
とても美味しそうで、きっとお野菜のスープがつくりたく(食べたく)なります。
お次はこちら
『お父さん、だいじょうぶ?日記』リトルモア
お父さんからの視点を描いた、家族写真日記です。
最近のお父さんは皆さん頑張っておられますよね。私の保育園でも、朝の送迎は、基本お父さんがされているご家庭が多いように思います。
視点が、お父さんってやっぱり男の目線で子どもの視点と近しい所があって、女性から見ると、とても優しく、温かく、同志のような匂いを感じる目線だなって、思います。癒されますよ。
今週は月曜日と土曜日が祝日なんですよね。お休みの日、お家で編み物を始めるのにも良い季節、子どもやペットとお散歩するのにも、最高の季節です。
編み物の本や煮込み料理の本、また絵本も秋やハロウィンの本が充実してきました。
ぜひ楽しい週末をお過ごしくださいませ。
それでは、また。
バンビオ店 星山
バンビオのお店便り 9月第3週
台風も過ぎ去り、ようやく雨風おさまって、雲の間から青空が望めるようになりました。
昨日はいつもより早くお店は閉まりましたが、本日は変わらず開店いたします。
バンビオの本棚より
Twitterでもお知らせしておりますが、リトルプレスの1/fさんのパネル展が始まりました。
女性らしい装丁と丁寧な内容。是非お立ち寄り下さい。
続きまして
『干し野菜百科』 河出書房新社
保存食を作ると、豊かな気持ちになりませんか。
冷蔵庫で干からびた野菜を見つけると、悲しい気持ちになります。
種類豊富ですので、どうしたらいいかな?の時に、きっとお役に立つ一冊です。
お次はこちら
『いいね 更年期は幸年期』 クレヨンハウス
『おやこの薬膳ごはん』クレヨンハウス
急に涼しくなり秋めいてきましたので、敏感な体の方は、体調を崩しがちですよね。
うちの子も毎年の事ながら、咳と鼻水が止まりません。
私も冷え性で体調を崩しがちなので、お母さんとお子様が元気になれるような本を少し選んでみました。
足元を温かくまもってくれる靴下も取り揃えております。
naniiroさんのてぬぐいは、使うほどに柔らかくふんわりするので、首に巻いて眠ると、次の朝喉の調子が良いですよ。
色々小物もございますので、これから迎える寒い季節に備えて、ご覧頂けると幸いです。
それでは、また。
バンビオ店 星山
2017年8月月間売上ランキング
1 おしりたんていいせきからのSOS(トロル/ポプラ社)
2 君の膵臓を食べたい(住野よる /双葉文庫)
3 満願(米澤穂信/新潮文庫)
4 そらの100かいだてのいえ(岩井俊雄/偕成社)
5 続ざんねんないきもの事典(今泉忠明/高橋書店)
6 インデックス(誉田哲也/光文社文庫)
7 船参宮(佐伯泰英/文春文庫)
8 ざんねんないきもの事典(今泉忠明/高橋書店)
9 小学館の図鑑NEO 危険生物(塩見一雄/小学館)
10 荒神(宮部みゆき/新潮文庫)
(集計期間 2017/8/1〜8/31)
2017年8月のランキングは以上のような結果となりました。
夏休みだったこともあり、たくさんの子どもたちで連日店内が賑わった8月は、ご覧の通り児童書が目立つ結果となりました。たくさんの子ども達が夏休みに本屋に訪れ、思い思いの時間を過ごしているということを、とても嬉しく思います。たくさんの本、たくさんの物語に出会ってほしいですね。
さてランキングです。
1位は『おしりたんてい いせきからのSOS』。
大人気『おしりたんてい』シリーズの8月発売の最新刊が1位に。今回はジャングルの奥深くから助けを求める依頼が舞い込みます。なぜ子ども達はこんなに「おしり」が好きなんでしょう...?顔の形が おしりに見える名探偵が、数々の難事件をププッと解決していく謎解き物語。絵探しやクイズ、迷路なども存分に楽しめる一冊です。シリーズでどうぞ。
3位は『満願』。
第27回山本周五郎賞を受賞し、第151回直木賞候補にもなったこちらの本。それぞれが独立した6つの作品からなる短編集で、殺人の刑期を終えた女、交番勤務の警官、在外ビジネスマン、フリーライターなど、切実に生きる人々が遭遇する6つの奇妙な事件が描かれています。入念に磨き上げられた流麗な文章で日常に潜む謎を描く、緊張感溢れるミステリーです。
4位は『そらの100かいだてのいえ』。
「100かいだてのいえ」シリーズ3年ぶりの新刊です。夏休みには阪急梅田店で見応えたっぷりのとても楽しい原画展が開催されていました。第4弾の舞台は「空」。縦に開く大迫力の絵や、細かく描きこまれた住人たちの賑やかなくらしぶりはこれまで通りですが、天高くのびる空の家に暮らすのは「雲」「雨」「虹」「風」など。これまでの3冊とは異なり、今回の住人は生き物ではなく「自然現象」です。さて、最後の100階で出会うのは……?。新しい切り口で描かれ、より想像力広がるファンタジーの要素が強くなった『そらの100かいだてのいえ』。すみずみまでじっくり楽しめる絵本です。今ならポストカード付きです。絵本の他、パズルやかるたもあります。
5位は『続ざんねんないきもの事典』。
『ざんねんないきもの事典』第2弾。ちょっと残念だけどどこか愛おしい、そんな動物たちの生態を紹介しています。「ラッコはお気に入りの石をなくすとごはんが食べられなくなる」そうです。クスッと笑えてちょっとためになる、思わずつっこみたくなる「ざんねん」な生き物の真実がたっぷりつまった一冊です。
6位は『インデックス』。
姫川玲子、捜査一課復帰へ。ファン待望の2年ぶりの最新刊です。所轄に異動し、幅広い事件捜査に、日夜全力で挑む姫川玲子。忙しい日々の中で、玲子はようやく、本部復帰のチャンスを掴みます。ただ、捜査一課に戻るなら、あの仲間たちを呼び戻したい。姫川班、再結集なるか!?
以上、8月のランキングでした。
朝夕の空気の涼しさや、虫の声や木の葉の色づきで秋を感じはじめた今日この頃。9月はいったいどんな作品がランクインしているでしょうか。次回もどうぞお楽しみに!
(津村)