バンビオのお店便り 8月第3週
久しぶりに夕立が降りましたね。こどもが「オヘソ隠した!」と小さなお腹を突き出して自慢しております。大事にしていただきたい。
涼しくなるかと期待しましたが、蒸し暑さが増して京都らしい熱帯夜。先日伊丹のレオ・レオーニ展の帰り、電車の車窓から海にむくむくと沸く力強い入道雲を見かけました。
秋の空が恋しい日々です。
伊丹市立美術館で「みんなのレオ・レオーニ展」はじまりましたね。夏休みなのでお子様連れもたくさんご来場されておりました。とても素敵な空間でおすすめです。
今回絵本「スイミー」の幻の原画5点も展示されています。子どもの頃スイミーは小さいけれど強くて格好いい、と感じた記憶が、甦ってきました。
当店でも、レオ・レオーニさんの絵本や雑貨をご紹介する可愛いコーナーご用意しております。
バンビオ店の店内より
リトアニアのリネンの生地が素敵なエプロンやキッチンクロス、小物類が入荷いたしました。麻は大好きな素材でお洗濯後のパリっとした触感が潔く気持ちいいですよ。
続きまして
マガジンハウスから、本に関する特集が出ております。クロワッサンの表紙は岸恵子さん。素敵な随筆が有名ですが、『パリのおばあさんの物語』の翻訳も素敵です。
カサ・ブルータスの特集も素敵な紹介で「毎日めくる、料理の本」の特集が興味深かったです。
お料理の本より
『ナンプラーがあれば、ダシはいらない』グラフィック社
ナンプラーはタイの調味料で、漢字で書くと「魚醤」日本の伝統調味料のしょっつるのように親しみのあるお味。レシピはありきたりでなく「なるほど」な取り合わせ。アボガドの冷たいスープはぜひ挑戦してみたい。
『腸からあたたまるたなかれいこ的料理のきほん』朝日新聞出版
たなかれいこさんのお料理には、冷え性の私は助けられています。派手ではないけれど魅力的で仕方がない、素肌の料理。という感じがします。男性にも、是非。
最後に…
ゴフスタインの絵本のフェアは、ご覧いただけましたでしょうか。
個人的に大好きな絵本作家さんなので、すこしお話をさせて頂いてよいですか。
末盛千枝子さん主宰の「すえもりブックス」にて昔ご紹介されておりましたね。
シンプルだけれど、とても丁寧であたたかみのある線で描かれているゴフスタインの絵本。
じんわりとあたたかい人のぬくもりを感じさせるお話の内容も、素晴らしい。
ひとりぼっちだと感じて夜空を見上げたら、街の光に消されることなく、かがやく小さな星を見つけた時の、喜びのような…そんな絵本です。
大人になって、長い間天の川を見上げていない気がします。久しぶりに銀河鉄道の夜を読みたくなりました。それでは、また。
バンビオ店
星山