前田まゆみさん 大人の朗読会とサイン会の様子

夏のような暑い日差しが照りつける季節になりました。バンビオ店の店内にも、外の噴水で水浴びをする子どもさんの元気にはしゃぐ声が、聞こえる季節になりました。

 

先週の土曜、良いお天気に恵まれた午後の日に、当店店内にて前田まゆみさんによる、大人の朗読会とサイン会が開かれました。

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ご用意いたしました椅子席は満席で、途中立ち見でご参加頂いた方もいらっしゃる中、先生の温かみのある優しい声で、大人の朗読会は始まりました。

まず最初に、創元社さまの新刊『幸せの鍵が見つかる 世界の美しいことば』が生まれるきっかけのお話から始まり、文献の出典にまつわるお話、そしてエミリ・ディキンスンについて、興味深いお話へと続きます。

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先生は大学の専攻は英文学部だったそうで、恩師の先生もディキンスンの研究をされていたそうです。ご紹介されている本は、恩師が訳された文献。

ディキンスンのイメージは、バーバラ・クーニーの『エミリー』のイメージが強く、厭世的な感じがしておりましたが、そうではなかったのでは?とおっしゃっていたのが印象的でした。

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今回、ディキンスンの原文の朗読と翻訳の朗読をしてくださいました。とても先生のお気持ちのこもった、良い朗読でうっとりした気持ちになりました。

 

続きまして主婦の友社さまの『くまのこポーロ』のお話に。

このお話は、マタギと呼ばれる猟師さんたちの間に伝わる伝承をもとに作られたそうです。くまさんの親離れ、子離れは2年と少し…短いような寂しいような気持ちもしますが、いずれ自分にも訪れる事として、お話の世界に引き込まれておりました。

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ポーロが「わーんっ」と泣く場面を先生が読み聞かせされますと、拝聴されていた赤ちゃんも「わーんっ」と、びっくりしたのか、大きな元気な声を挙げておられて、先生もびっくり。みんなで笑って、とても良い朗読でしたので、最後に皆さんから拍手が。

とても素敵な朗読会となりました。絵本を作られた先生に読んで頂くお話会はとても贅沢で、想いのこもったものでした。

先生本当にありがとうございました。またご来場いただき御拝聴いただきましたお客様にも、心より深く御礼申し上げます。

サイン会では、先生とのお話を楽しまれて皆さま本当に良い笑顔でいらっしゃいました。

当日お越しいただけなかった方の為に、と先生よりもう少しだけ、サイン本をご用意頂きました。バンビオ店にて継続して販売をさせて頂きますので、もしご用命の際は、お気軽にお問い合わせ下さいませ。

梅雨入りの前に、清々しいとても良い空気が流れておりました。皆さま本当にありがとうございました。

 

バンビオ店

星山