温泉と文学フェア、開催中です

冷たい風に肩をすくめて歩いてしまいます。

手足は冷える、肩はこる、寒い冬は温泉で温まりたい!

そんな気持ちから、温泉地が舞台の作品、温泉と文豪の関係が垣間見える本を集めてみました。

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その中から少しご紹介したいと思います。

 

『作家と温泉』 草なぎ洋平/河出書房新社

26人の作家と温泉の関係が1冊に!

温泉と文豪たちのエピソードとともに、入浴写真も見ることができる(!)ユニークな本です。

 

『温泉天国』 河出書房新社

こちらは作家たちが書いた温泉にまつわる随筆を集めたもの。

12月に発売された新刊です!

収録作品は32篇。

読みながら、坂口安吾さんはヌル湯が好きなのか、村上春樹さんはアイスランドの温泉か、とにっこり。

みんな温泉が好きなんだな、とほっこりします。

好きな作家さんは何温泉を訪れているのか、気になるあの温泉は誰が訪れたのか、楽しみ方はいろいろです。

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どちらの本も、文豪たちが訪れた温泉に行ってみたくなります。

 

『坊っちゃん』 夏目漱石/新潮文庫

「親譲りの無鉄砲で子供の時から損ばかりしている」の書き出しで有名な『坊っちゃん』ですが、その作品中には道後温泉が出てきます。

中学の教師として赴任した地を田舎だと馬鹿にする坊っちゃんですが、温泉は別。

坊っちゃん、温泉をとても楽しんでいます。

道後温泉がある松山市内は「坊っちゃん」のパネル、像はもちろん、「坊っちゃん列車」、「坊っちゃん団子」と坊っちゃんづくし。

訪れる際は、ぜひ読んでみてはいかかでしょう?

 

他にも、「おくの細道」(松尾芭蕉)や「雪の夜」(織田作之助)、「温泉」(梶井基次郎)など、温泉が登場する作品はたくさん! 

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  「温泉」をきっかけに文学を楽しんでみませんか?

 

(大川)