2017年8月月間売上ランキング

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1  おしりたんていいせきからのSOS(トロル/ポプラ社)

2  君の膵臓を食べたい(住野よる /双葉文庫)

3  満願(米澤穂信/新潮文庫)

4  そらの100かいだてのいえ(岩井俊雄/偕成社)

5  続ざんねんないきもの事典(今泉忠明/高橋書店)

6  インデックス(誉田哲也/光文社文庫)

7  船参宮(佐伯泰英/文春文庫)

8  ざんねんないきもの事典(今泉忠明/高橋書店)

9  小学館の図鑑NEO 危険生物(塩見一雄/小学館)

10 荒神(宮部みゆき/新潮文庫)

(集計期間 2017/8/1〜8/31)

 

2017年8月のランキングは以上のような結果となりました。

 

夏休みだったこともあり、たくさんの子どもたちで連日店内が賑わった8月は、ご覧の通り児童書が目立つ結果となりました。たくさんの子ども達が夏休みに本屋に訪れ、思い思いの時間を過ごしているということを、とても嬉しく思います。たくさんの本、たくさんの物語に出会ってほしいですね。

 

さてランキングです。

 

1位は『おしりたんてい  いせきからのSOS』。

大人気『おしりたんてい』シリーズの8月発売の最新刊が1位に。今回はジャングルの奥深くから助けを求める依頼が舞い込みます。なぜ子ども達はこんなに「おしり」が好きなんでしょう...?顔の形が おしりに見える名探偵が、数々の難事件をププッと解決していく謎解き物語。絵探しやクイズ、迷路なども存分に楽しめる一冊です。シリーズでどうぞ。

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3位は『満願』。

第27回山本周五郎賞を受賞し、第151回直木賞候補にもなったこちらの本。それぞれが独立した6つの作品からなる短編集で、殺人の刑期を終えた女、交番勤務の警官、在外ビジネスマン、フリーライターなど、切実に生きる人々が遭遇する6つの奇妙な事件が描かれています。入念に磨き上げられた流麗な文章で日常に潜む謎を描く、緊張感溢れるミステリーです。

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4位は『そらの100かいだてのいえ』。

「100かいだてのいえ」シリーズ3年ぶりの新刊です。夏休みには阪急梅田店で見応えたっぷりのとても楽しい原画展が開催されていました。第4弾の舞台は「空」。縦に開く大迫力の絵や、細かく描きこまれた住人たちの賑やかなくらしぶりはこれまで通りですが、天高くのびる空の家に暮らすのは「雲」「雨」「虹」「風」など。これまでの3冊とは異なり、今回の住人は生き物ではなく「自然現象」です。さて、最後の100階で出会うのは……?。新しい切り口で描かれ、より想像力広がるファンタジーの要素が強くなった『そらの100かいだてのいえ』。すみずみまでじっくり楽しめる絵本です。今ならポストカード付きです。絵本の他、パズルやかるたもあります。

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5位は『続ざんねんないきもの事典』。

 『ざんねんないきもの事典』第2弾。ちょっと残念だけどどこか愛おしい、そんな動物たちの生態を紹介しています。「ラッコはお気に入りの石をなくすとごはんが食べられなくなる」そうです。クスッと笑えてちょっとためになる、思わずつっこみたくなる「ざんねん」な生き物の真実がたっぷりつまった一冊です。

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6位は『インデックス』。

姫川玲子、捜査一課復帰へ。ファン待望の2年ぶりの最新刊です。所轄に異動し、幅広い事件捜査に、日夜全力で挑む姫川玲子。忙しい日々の中で、玲子はようやく、本部復帰のチャンスを掴みます。ただ、捜査一課に戻るなら、あの仲間たちを呼び戻したい。姫川班、再結集なるか!?

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以上、8月のランキングでした。

朝夕の空気の涼しさや、虫の声や木の葉の色づきで秋を感じはじめた今日この頃。9月はいったいどんな作品がランクインしているでしょうか。次回もどうぞお楽しみに!

 

(津村)