バンビオのお店便り 8月第1週(2017年7月ランキング)

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1  荒神(宮部みゆき/新潮文庫)

2  激流のサバイバル(スウィートファクトリ―・韓賢東 /朝日出版社)

3  豆の上で眠る(湊かなえ/新潮文庫)

4  夢三夜(佐伯泰英/文春文庫)

5  君の膵臓を食べたい(住野よる/双葉文庫)

6  小学館の図鑑NEO 危険生物(塩見一雄/小学館)

7  かいけつゾロリのかいていたんけん(原ゆたか/ポプラ社)

8  空にむかってともだち宣言(茂木ちあき・ゆーちみえこ/国土社)

9  パンダ銭湯(tupera tupera/絵本館)

10 鹿の王 1(上橋菜穂子/角川文庫)

(集計期間 2017/7/1〜7/31)

 

2017年7月のランキングは以上のような結果となりました。

 

1位は『荒神』。

 宮部みゆきさんの『荒神』が文庫になり、1位を獲得しました。舞台は江戸・元禄時代の陸奥の国(東北)の、その南方に位置する架空の二藩。隣り合う二藩の反目、お家騒動、奇異な風土病など様々な事情の交錯するこの土地に「化け物」が現れます。太平の世にあっても常に争いの火種を抱える人びと。その人間が生み出した「悪」に対し、いかに立ち向かうのか。著者渾身の冒険群像活劇です。

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2位は『激流のサバイバル』。

小学生に大人気のサバイバルシリーズの新刊が2位に。今回のテーマは「激流」。激流を下るサバイバルをしながら、地形に大きな変化をもたらす浸食作用や岩石に関する科学知識のほか、夏になると増える水の事故への対処方法などを身につけられる1冊となっています。初回限定版には「ふしぎ!トリックペン3本セット」と「ジオとピピのラバーストラップ」の2大特典付きです。

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7位は『かいけつゾロリのかいていたんけん』。

夏休みということでこちらも小学生に大人気の「ゾロリ」の新刊がランクインしました。いたずらの王者をめざすゾロリとイシシ・ノシシは、海の底へ出発!竜宮城を目指します。しかし、深い海の底には、ダイオウイカやシンカイザメなどへんてこなが生き物ばかり。ゾロリたちは無事に帰ってこられるのでしょうか?「かいけつゾロリ」シリーズは今年でなんと30周年!30周年記念として初回限定版にはゾロリのフィギュアが付いています。また、京都高島屋では現在原画展を開催中で、さらに冬には映画も公開予定です。30周年のゾロリワールド、存分にお楽しみください。

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8位は『空にむかってともだち宣言』。

今年の「青少年読書感想文全国コンクール」課題図書から、こちらの本がランクインしました。ミャンマーからやってきた転校生。あいりはすぐにうちとけてなかよくなりますが、給食のときにちょっとした事件が起きて…。それをきっかけに、クラスみんなで「アジアのご近所さん」ミャンマーのことや、日本にくらす難民についても学び始めます。こちらは小学校中学年の課題図書のひとつ。夏休みに入り課題図書を手にされるお客様が増えてきました。人気の作品は早々に品切れになることも。お求めの方はぜひお早めにどうぞ。

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10位は『鹿の王 1』。

 2015年本屋大賞受賞作の『鹿の王』が文庫に。6月と7月全4巻で連続刊行されました。たったふたりだけ生き残った父と子が、未曾有の危機に立ち向かいます。感染から生き残った父子と、命を救うため奔走する医師。過酷な運命に立ち向かう人々の絆を描く、綿密な医療サスペンスにして壮大な冒険物語です。

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以上、7月のランキングでした。

夏休み、旅行、帰省など楽しいことがたくさんありそうな夏真っ盛りの8月。どんな作品がランクインしているでしょうか。次回もどうぞお楽しみに。

 

(津村)