バンビオのお店便り 7月第2週
毎日暑い日が続いております。3日程夕方にゲリラ豪雨のような夕立が降って「もう嫌だ―」と思っていましたが、夜涼しかった事を思い出すと、ここ数日の寝苦しい夜「夕立降って欲しいな」と、矛盾した願い事を、つい考えてしまいます。
今日も暑いですが、まずは今日の本棚より
暮しの手帖社『家事じょうずの暮らし』パネル展が始まりました。一度雑誌が完売してしまい、開催が遅くなってしまいました。
ちょっとした、暮しの手帖社さんらしい、家事の工夫や楽しみ方が、写真多めで紹介されております。あと、NHKアナウンサーの有働さんのエッセイが掲載されていますよ。
つづきまして
『コーヒーゼリーの時間』産業編集センター
『魔法のゼリー』主婦と生活社
暑くて食欲がない季節、ゼリーが恋しくなりますね。京都人だと「ソワレ」の美しい色合いに慣れ親しんだ方も多いのではないでしょうか。ああ、美味しいゼリーが食べたくなりました。
つづいては
『ねてもさめても とくし丸』西日本出版社
とくし丸みたいな移動スーパー、きっと欲しいなと思っておられる地方の方多いと思います。私の実家は山の中で、車がないと生きていけない過疎地なので、両親が高齢で車が乗れなくなった時どうしよう、と思うことがあります。
『こんなまちに住みたいナ』晶文社
絵本の力でまちづくりができるなんて、素敵ですね。生きやすい「まち」はやはり、住んでいる方々の希望や愛着によってなりたつのだな、と感じる一冊です。
今都心では無人レジの実用化が進んでいますが、お買い物って、本来モノを手に入れるためだけの動作なのかな、と疑問に思います。ネットショップが普及して便利になりましたが、反面やはり実物を見て、人の手から渡されるお買い物の所作が心地よく感じる事もあります。
さいごに、夏休み間近という事で
『夏の虫 夏の花』福音館書店
去年の夏、子どもが保育園で借りて大喜びした絵本です。夏はとにかく昆虫たちが羨ましいくらい元気です。考えてみると限りある寿命を一生懸命ひたすらに生きている姿でもあります。奥本大三郎先生の文章で、子どもにも解りやすく、面白く拝読しました。
『問いつめられたパパとママの本』中公文庫
伊丹十三さんの文章はもともと面白いのですが、タイトルからわかる通り、かなりひねりの効いた、スパイシーな文章です。でも、子どもの質問って遠慮なしで、回答に困ることがよくあるんですよね。
夏休みこどもと触れあう事も多くなるパパさん、ママさんに読んでクスクス笑っていただきたい一冊です。
皆さま楽しい夏休みをお迎えくださいませ。
それでは、また。
バンビオ店 星山