2017年6月ランキング
1 アキラとあきら(池井戸潤/徳間文庫)
2 劇場(又吉直樹/新潮社)
3 肺炎がいやなら、のどを鍛えなさい
(西山耕一郎/飛鳥新社)
4 君の膵臓を食べたい(住野よる/双葉文庫)
5 今日の人生(益田ミリ/ミシマ社)
6 モデルが秘密にしたがる体感リセットダイエット
(佐久間健一/サンマーク出版)
7 日本一楽しい漢字ドリル うんこ漢字ドリル(文響社)
8 サピエンス全史 下(ユヴァル・ノア・ハラリ/河出書房)
9 デザインのひきだし(グラフィック社)
10 続ざんねんないきもの事典(今泉忠明/高橋書店)
(集計期間 2017/6/1〜6/30)
2017年6月のランキングは以上のような結果となりました。
1位は『アキラとあきら』。
池井戸潤さんの最新刊がいきなり文庫で発売となりました。天才2人の「宿命」を描くヒューマンストーリー。 零細工場の息子・山崎瑛(あきら)と大手企業の御曹司・階堂彬(あきら)。互いに宿命を背負い、自らの運命に抗って生きてきた、生まれも育ちも違うふたり。やがてふたりが出会い過酷な試練に立ち向かいます。こちらは池井戸さんが10年以上も前に執筆し眠っていた作品だとか。7月9日からはドラマも始まり、これからますます話題になりそうな1冊です。
5位は『今日の人生』。
益田ミリさんのエッセイが3ヶ月連続でのランクインとなりました。むなしい日も、幸せな日も、おいしいものを食べた日も、永遠の別れが訪れた日も…。何気ない日々のかけら、小さな出来事の積み重ねを描いた、ミリさんの人生がつまったエッセイです。中身もさることながら、装丁も素敵で存在感のある1冊。今なら再入荷したサイン本も残り僅かですがございます。欲しい方はお早めにどうぞ。
7位は『日本一楽しい漢字ドリル うんこ漢字ドリル』。
テレビでも紹介され、「日本一楽しい漢字ドリル」として話題の小学生向けの漢字ドリルです。1年生から6年生まで計6冊の3018例文すべてに「うんこ」という言葉を使用するという強者。こんな例文なら、子どもが笑いながら楽しく勉強できると大人気です。タイトルと相反してその中身は、見やすくて書きやすい、新学習指導要領に対応したしっかりとした内容です。このドリルなら、夏休みの勉強もみんなで集まって楽しくできそうです。
8位は『サピエンス全史 下』。
オバマ大統領やビル・ゲイツ、ザッカーバーグ、池上彰など、世界のリーダーや著名人に評価されているこちらの本がランクイン。世界50か国以上で200万部以上のベストセラーとなっています。NHK「クローズアップ現代」でも取り上げられて話題となりました。格差の拡大やテロ・紛争による分断と対立が進む混迷の時代を生き抜き、「幸福」をつかむヒントを探っていきます。人類250万年の歴史を斬新な視点で切り取り、現代世界を鋭くえぐった1冊です。
以上、6月のランキングでした。
いよいよ夏本番!本格的に暑くなってきました。子どもも大人も嬉しい夏休みはもうすぐです。7月はいったいどんな作品がランクインしているのでしょうか。次回のランキングもどうぞお楽しみに。
(津村)