『わたしのじてんしゃ』スペシャルおはなし会を開催しました & 5月のおはなし会のお知らせ

f:id:keibunshabanbio:20160410030220j:plain

f:id:keibunshabanbio:20160331020044j:plain

 

子どもたちの春休みが終わり入園・入学・進級の日を迎え、ワクワク&ソワソワした気持ちで新しい毎日を過ごしている方も多いであろう4月の日曜日。暖かい陽気と、外からブラスバンドの演奏も聞こえる賑やかな雰囲気の中、当店にて4月のおはなし会が行われました。

以前から告知していた通り今回は、
『わたしのじてんしゃ』発売記念 スペシャルおはなし会
を開催しました。
たくさんの方々にお集りいただき、イベントは大盛況!
以下、その様子をお届けいたします。
 
 

===本日のプログラム===

①おはなし会

 絵本『ぶたのたね』 佐々木マキ / 絵本館

 絵本『おでかけのまえに』 筒井頼子・林明子 / 福音館書店

 絵本『わたしのじてんしゃ』益田ミリ・平澤一平 / ミシマ社

②著者の益田ミリさん&平澤一平さんと『わたしのじてんしゃ』お絵描き大会

益田ミリさん&平澤一平さんによるサイン会 

===================

 

 

 ①

まずはおはなし会。

f:id:keibunshabanbio:20160410021621j:plain

いつものように「はじまるよ ♫」の手遊びでスタート。

本日のおはなしは3つ。

 

ひとつめはぶたのたねです。

今年2度目の登場、当店店長がおはなしします! 

f:id:keibunshabanbio:20160410021904j:plain

f:id:keibunshabanbio:20160410022251j:plain

主人公はぶたよりも走るのが遅いおおかみ。
追いかけてもいつも逃げられてしまって、一度もぶたを食べたことがありません。「足が速くなりたい」と、きつね博士に相談するときつね博士は「ぶたのたね」をくれました。種を植えると「ぶたの木」がはえてきてどんどん大きくなり、そしてなんと「ぶたの実」が!おおかみはコツコツと育て、ついに丸々と太ったぶたをたくさん実らせます。「これでやっと食べられる」とおおかみは喜びますが.、果たして無事にぶたを食べられることができるのでしょうか…!? 
『羊男のクリスマス』『ふしぎな図書館』などで村上春樹さんと共著していることでも知られる佐々木マキさんの絵本。ちょっとシュールですが、ストーリーもキャラクターの表情もなんとも魅力的で、みんなで笑いながら楽しめる1冊です。

 

ふたつめのおはなしは『おでかけのまえに』です。

f:id:keibunshabanbio:20160410022511j:plain

暖かくなり、おでかけやピクニックがぴったりの季節になりました。
みんなでピクニックに行く日の朝。
お父さんもお母さんも準備で忙しそう。あやこはお母さんのお手伝いをしようと、おにぎりをお弁当箱につめてあげます。お父さんのバッグのチャックを閉めてあげます。が、すべて失敗!うまくいきません。「おてつだいはもうけっこうよ」と、お母さんがいちばんすてきな服を着せてくれますが、待ちきれないあやこは鏡の前で「もっときれいにしてみよう」と言って...  !!! お約束のように失敗をくりかえしてなかなか出かけられないあやこですが、おでかけ前の待ちきれないウキウキした気持ちがこちらにも伝わってくるとても楽しいおはなし。子どものたくさんの失敗も、優しく温かい眼差しを通して描かれているので、なんともほほえましく見守れます。あやこのお父さんとお母さんの寛大さに思わず自分の子育てを反省してしまうかも!?子どものお約束の失敗のオンパレードにくすくす笑いながらも、優しい気持ちになれる1冊です。
 
さあそして、お待たせしました。
最後3つめのおはなし『わたしのじてんしゃ』です。
「自転車に乗れるひと〜?」「自分の自転車を持っているひと〜?」と聞いてみると、ほとんどの子が手をあげてくれました。

f:id:keibunshabanbio:20160410022830j:plain

 冒険の旅に出ようとする女の子。出発前に自分の自転車に、ベッドやおふろ、ブランコ、牧場など、「あれもほしい」「これもいいな」といろいろなものをつけていきます。ページをめくるごとにいろいろなものがくっついて、どんどん賑やかに変わっていく自転車。そしてわたしだけのオリジナルの自転車が完成!最後にはたくさんのお友だちもよんで、みんなであそぼう!パステルカラーで描かれた世界が温かくて愛らしい絵本。わたしだったら何を自転車につけるかなあ?想像がムクムクとふくらむとても楽しくてゆめいっぱいのお話です。

 

これにておはなし会は終了!!

さてつぎはお待ちかねの・・・。

 

 

 お待たせしました。ここからは『わたしのじてんしゃ』お絵描き会のはじまりです。

益田ミリさんと平澤一平さん、そして出版社であるミシマ社の三島さんにご登場いただき、まずはこの絵本がどうやって生まれたかをおはなししていただきました。絵本の制作について直接、作り手の益田さんと平澤さんからおはなしをうかがえる貴重な機会ということで、みなさんとても熱心に聞いておられました。

f:id:keibunshabanbio:20160410023724j:plain

 

そしてそしておはなしの後は、いよいよお絵描き会のスタート!平澤さんが事前に用意してくださった、自転車が描かれたたくさんの紙。子どもたちはその中から好きなものを選んで、色とりどりの自由な自分だけの自転車をどんどんお絵描きしていきます。しばらくするといつのまにか子どもたちだけじゃなく、お父さんお母さんや大人の方々も真剣にお絵描き!!益田さんと平澤さんも子どもたちに声をかけながら、楽しくお絵描き会が進みます。あれこれ想像を膨らませながら、描きあげていく子どもたちに混ざり、子どもたちのリクエストに応え、すらすらとお絵描きを手伝っていた平澤さん。その姿をじっと見つめる女の子の真剣な目がとても印象的でした。

f:id:keibunshabanbio:20160410024407j:plain

f:id:keibunshabanbio:20160410024551j:plain

f:id:keibunshabanbio:20160410024812j:plain

f:id:keibunshabanbio:20160410025701j:plain

 

描けたみんなの絵は前のパネルにぺたっ。「できたよー!」「描けた!」と持ってきてくれる子どもたち。どんな自転車ができあがったかな?みんなの自転車でパネルがどんどん賑やかになっていきます。いろんな自転車があるなあ。うーん、たのしそう!!夢がいっぱいつまったみんなの自転車で、パネルがいっぱいになりました。こんな自転車あったらいいなあ!!

f:id:keibunshabanbio:20160410030220j:plain

f:id:keibunshabanbio:20160410030745j:plain

f:id:keibunshabanbio:20160410030319j:plain

 

みんなのオリジナル自転車でいっぱいのパネルの前で、記念撮影もしました。みんな笑顔でとてもいいお顔!!描いた絵は、平澤さんが作ってきてくださった恵文社バンビオ店専用のぬりえ(!)と一緒におみやげに。ちなみに『わたしのじてんしゃ』の絵本には自由に遊べるシールが付録でついています。お家に帰ってもぜひみなさんで絵本やぬりえ、シールでたくさん遊んでくださいね!!

f:id:keibunshabanbio:20160410030444j:plain

 

これにてお絵描き大会はおしまい!

 

 

そして最後に、益田さんと平澤さんによるサイン会を開催。たくさんのお客様にお並びいただきました。にこやかに近い距離でおはなしをしながらサインをしてくださるおふたり。名入れや絵のリクエストにも応えてくださいました。中には「恐竜かいてーっ」なんて声もありましたが、さすがプロ、ちゃんと描いてくださいました。記念撮影もしつつ、ひとりひとりと丁寧に向き合っていただきながら和やかに時間は過ぎていきました。

 

これにてイベントはすべて終了!!

 

お集まりいただいた皆さん、益田さん、平澤さん、ミシマ社の皆さん、ありがとうございました!!みなさまのあたたかい空気感につつまれたとても楽しいイベントになりました。

 

尚、残念ながらお越しになれなかった方々のために、サイン本を作っていただきました。『わたしのじてんしゃ』はもちろん、その他のおふたりの絵本や益田さんのエッセイもあります。数量限定のできたてほやほやのサイン本です。ご希望の方はお早めにお求め下さい!!また、イベントでプレゼントした平澤さんによる恵文社バンビオ店専用『わたしのじてんしゃ』のぬりえも、ご購入いただいた皆さんにプレゼントさせていただきます。こちらもぜひお楽しみに!

 

 

次回のおはなし会は、5月8日(日)14時からです。

次回はどんなおはなし会になるでしょうか?お楽しみに!!

来月もたくさんのご参加を心よりお待ちしております。

 

===

5月のおはなし会

日(日)午後時から(参加自由)

===

 

 (津村)