2016年1月 月間ランキング
1 旅立ノ朝(佐伯泰英/双葉文庫)
2 竹屋ノ渡(佐伯泰英/双葉文庫)
3 望郷(湊かなえ/文春文庫)
4 身近な人が亡くなった後の手続のすべて(児玉明日美 他/自由国民社)
5 超一流の雑談力(安田正/文響社)
6 アーブル美術館「大贋作展」(アーブル美/ユナイテ)
7 もうぬげない(ヨシタケシンスケ/ブロンズ新社)
8 わたしを離さないで(カズオ・イシグロ/早川epi文庫)
9 父親が子どもとがっつり遊べる時期はそう何年もない(布施太朗/三輪舎)
10 ひと月9000円の快適食生活(魚柄仁之助/明日新社)
当店1月のランキングは以上の結果となりました。
2016年最初のランキングです。文芸からは、佐伯泰英さんの新作『旅立ノ朝』『竹屋ノ渡』の2点が1、2位に、新しく文庫化された湊かなえさんの『望郷』が3位に、現在ドラマ放送中のカズオ・イシグロさんの『わたしを離さないで』が8位にランクインとなりました。
4位は『身近な人が亡くなった後の手続のすべて』。
ロングセラーのこちら。いずれ直面するであろう、身近な人が亡くなった時にやらなければならない様々な手続きについてがわかりやすく解説された、参考書のような1冊です。誰もが少なからず「考えたくはないけれど知っておかないとまずいな・・・」と思っているのではないでしょうか。備えあれば憂いなし。いざという時に困らないためにも、あらかじめ大人の知識として頭の片隅に入れておいて損はないはず。自分の生き方やエンディングを考えるきっかけとしてもいいかもしれません。
5位は『超一流の雑談力』。
2015年5月に発売されてから常に買われ続けている本のひとつ。雑談力を高める方法を具体的&実践的に解説しており、『声はドレミファソラシドの ファ か ソ』など、すぐに日常で試すことができるテクニックが多数紹介されています。ビジネスだけでなく、日常のコミュニケーションでも実際使ってみたくなるテクニックばかりです。春は出会いの季節。今のうちに読んでおけば、これからの新生活に多いに役立つのでは?
6位は『アーブル美術館「大贋作」』。
親子3人の贋作ユニット「アーブル美術館」さんの初の画集です。年末〜1月末には当店でパネル展を開催し、多くの方にご覧いただきました。そして何とアーブル美術館さんご本人も突然のご来店!スタッフもびっくりのとても嬉しい訪問でした。思わず笑ってしまうなんちゃって名画が多数収録されている、いろんな意味で見応えのある画集です。パネル展を見逃したという方も、ぜひご覧になってみてくださいね。
9位は『父親が子どもとがっつり遊べる時期はそう何年もない』。
タイトルだけで思わず「その通りっ」と、かなりの説得力のあるこちら。「父親として子どもとがっつり遊べるのはたった5、6年」、「この時期は父としての青春期」など、もう、ほんとに、その通りです。ギクっとしたそこのお父さん。かけがえのないこの時期、お子さんとの時間をもっと楽しもうではありませんか!子どもの成長はあっという間。お父さんにもお母さんにもオススメの1冊です。
10位は『ひと月9000円の快適食生活』。
17万部突破のベストセラーが文庫になりました。魚柄さんが20年間に渡り追求してきた食についてのノウハウと哲学がつまった1冊。安くて、おいしくて、簡単で、健康的な食生活の知恵を、魚柄さん独特のおもしろさでしっかり伝授してくれます。食べることや料理がもっと身近に、もっとおもしろくなりそうです。
以上、1月のランキングはいかがでしたでしょうか?芥川賞や直木賞の発表、節分やバレンタインデー、猫の日などなど、気になるイベントが多い2月。いったいどんな作品がランクインしているのでしょうか。2月のランキングもどうぞお楽しみに!
(津村)