2015年12月 月間売上ランキング

f:id:keibunshabanbio:20160118032506j:plain

 

1  色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年(村上春樹/文春文庫)

2  おいしいな!(きむらゆういち/小学館)   

3  ぼくは明日、昨日のきみとデートする(七月隆文/宝島社文庫)

4  八州探訪(佐伯泰英/新潮文庫)      

5  残り全部バケーション(伊坂幸太郎/集英社文庫)

6  きえた!?かいけつゾロリ(原ゆたか/ポプラ社)

7  もうぬげない(ヨシタケシンスケ/ブロンズ新社)

8  下町ロケット(池井戸潤/小学館文庫)

9  たぶんねこ(畠中恵/新潮文庫)

10 家族という病(下重暁子/幻冬舎新書)

 

(集計期間 2015/12/1-12/31)

  

 

当店12月のランキングは以上の結果となりました。

 

 2015年最後のランキングは、当店のランキングではおなじみの人気作家の方々の小説が6冊と、これまた当店では常に人気が高い絵本が3冊、そして今年話題となった新書が1冊という内容でした。

 

 1位は村上春樹『色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年』。

2013年に発売された書き下ろし長編小説が文庫になりました。ニューヨークタイムズで第1位にも輝いた作品です。4人の親友から突然何の理由も告げられずに絶縁された過去を持ち、以後漂うように生きてきた主人公つくるが、その真相を探る巡礼の旅に出る物語。やはり村上ワールド。どんどん引き込まれます。主人公の抱えた苦悩を読み進めるうちに、主人公とリンクして自分の過去の傷までもが浮き上がってくるような感覚になりました。「さすが村上春樹」です。

f:id:keibunshabanbio:20160118032724j:plain

 

 6位はかいけつゾロリシリーズの最新刊『きえた!?かいけつゾロリ』。

1987年にシリーズ第1作『かいけつゾロリのドラゴンたいじ』が発表されてから年2回のペースで出版され、今回の新作で58巻になりました。「子どものころに読んだなあ」と懐かしく感じる方も多いのではないでしょうか? クリスマスシーズン真っただ中の発売ということもあり、お子さまへのプレゼントとして購入されるお客様も多かったようです。

f:id:keibunshabanbio:20160118032714j:plain

 

 12月のランキングはもうすぐランクインのものも含めると、児童書・絵本がとても目立ちました。お子さまへのクリスマスプレゼントですね。皆様、よいクリスマスを過ごされたでしょうか?よい年末年始を過ごされたでしょうか?

 

 2016年になりました。本年もスタッフ一同、地域の皆様に愛される町の本屋を目指して努力していく所存です。本年も変わらぬご愛顧のほど、宜しくお願い申し上げます。 

 

 さて、次回は2016年最初のランキングです。どんな作品がランクインしているでしょうか。1月のランキングもどうぞお楽しみに!

 

 

(津村)