中ノ畑窯にお邪魔してきました

高槻市の山あいに、中ノ畑窯という窯元があります。営んでおられるのは佐藤さんご一家。台風の近づく中、自宅兼工房にお邪魔してきました。

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写真奥が自宅兼工房。手前が窯です。古民家を改装した工房には所狭しと作品が並んでいました。もちろんすべて佐藤さんが手がけたもの。小さなおちょこや一輪挿しから存在感のある大皿やポットまで幅広く、そのどれもが独特の風合いを持っています。

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お二人が焼き物作りを学んだのは、沖縄県読谷村。読谷焼の技法を使って、あたたかくにぎやかなうつわを作り続けられています。土はできるだけ地元のものをいかして使います。釉薬はもみ殻や藁や樹木を燃やして灰にし、土石や金属などを混ぜてつくっています。そして、薪割りに窯焚き。土と向き合ってものを作る以外にもいろいろな作業があります。佐藤さんご夫妻は、田んぼや山に囲まれたところで生活し作業をするなかで、自然や人に生かされているということを直に感じながら、日々の暮らしにそっと添うような「やきもん」をまっすぐにつくっておられるそうです。

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お邪魔した日は知人のお子さんも交えて即席の薪割り教室が開かれました。小学生に負けじと参加したのですが大苦戦。うちの周りをすっ裸で走り回る息子さんとバッタをとったり草引きをしたり、大いに遊んでもらいました。

のどかな山奥で暮らしつつ日々すてきな作品を制作される佐藤さん。ものづくりのひとつの形を感じさせてくださいました。

窯の詳しい場所などは中ノ畑窯・佐藤さんまで。

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中ノ畑窯さんのうつわを、当店でも販売中です。9月30日(月)まで。食卓を彩るちょっと変わった野菜やレシピとご一緒にどうぞ。

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(鳥居)