「地方で働く人たちに<お守り>を」を開催しました

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6月15日(土)、ミシマ社代表の三島邦弘さんをお招きしてトークショーを開催しました。聞き手は、姉妹店である恵文社一乗寺店店長の堀部が勤めました。

 

トークは終始なごやか。まずはミシマ社という出版社について、どんな点が他の出版社とは違っているのか、出版流通の面、活動の場所の面から簡単にご紹介しました。

 出版の業界が抱える根本的な構造の問題から、ミシマ社の常識にとらわれない直取引というスタイルでの営業方法をご紹介。三島さんは立ち上げの際、トランスビューという出版社を参考にされたそうです。

また、東京に一極集中している出版社の現状を打ち破り、京都府の城陽市にオフィスを構えることになった経緯をうかがいました。そこには、丹精込めて作りあげた本を「顔の見える方に届けたい」という想いがあったとか。これこそがミシマ社の考える「原点回帰」なのだ、と。 

ミシマ社のこの小商い的なスタイルは、立場は逆であっても恵文社の目指すところにも通じます。顔の見える店であること、地域の人たちとのかかわりの中で本や店ができていくこと。出版と書店という違った立場ではあれど、基本的な考え方は同じです。

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そして話は新刊『仕事のお守り』について。

最近三島さんが気づいた、仕事への向き合い方は「ほっといても勘が働くことが仕事なのだ」ということだそう。たくさんの情報の中から、「自分を透明にして、流れているものを感知する」のが本を作るという仕事であり、三島さん自身の仕事への向き合い方なのだそうです。

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堀部「この本で取り上げた本を集めるだけでいいフェアができそうですよね。」

三島「実はもうジュ●ク堂京都店さんで・・・(笑)」

 

イベントの最後には、参加者の皆さん同士で、仕事のこと、今日のトークのことについて話し合っていただきました。

CAFE GRANPAさんからのドリンクもあわせて楽しんでいただけましたでしょうか。  

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 イベント終了後は、店内に移動してサインにも応じてくださいました。

三島さんほんとうにありがとうございました!

 

 

(鳥居)