「お父さんの本 お父さんとの絵本」フェア開催中です。

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6月のイベントといえば父の日。

現在当店の児童書コーナーでは「お父さんの本 お父さんとの絵本」フェア開催中です。

お父さんのための子育ての本やエッセイ、小説、コミック等と、お父さんと一緒に読みたいお父さんが登場する絵本を集めました。

子育てというと、普段はどうしてもお母さんを中心に考えがちですが、父の日というイベントを迎える今月は、お父さんにスポットライトを当て、お父さんの子育てについて一緒に考えてみようではありませんか!!

 

以下、少しピックアップしてご紹介します。

まずは「お父さんの本」から。

 

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『父親が子どもとがっつり遊べる時期はそう何年もない。』(布施太朗/三輪舎)

今年1月に発売されてからずっと当店で人気のこちら。タイトルだけで思わず「その通りっ」と、かなりの説得力です。「父親として子どもとがっつり遊べるのはたった5、6年」、「この時期は父としての青春期」など、もうほんとにその通りです。子どもの成長はあっという間。お父さんにもお母さんにもオススメの1冊です。

 
 

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『父親になる、父親をする』(柏木惠子/岩波書店)

「イクメン」が注目されていながらも、実際には少数派にすぎず、父親の役割に関する社会の誤解や思いこみも多いこの時代。そもそも父親とは何なのか、父親による育児はなぜ必要なのか、父親をすることが家族や男性自身にもたらす意義とはなど、家族心理学の豊富な研究成果をもとに父親について考える1冊です。

 

 

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『主夫と生活』(マイク・マグレディ著・伊丹十三訳/アノニマ・スタジオ)

伊丹十三さんの軽妙な訳で「主夫」の奮闘の記録を綴った1冊。著者は新聞社の人気コラムニストを辞め、妻と役割交換をして「主夫」になります。周囲からの冷ややかな反応、自信があったのにうまく作れない料理、どうしても克服できない掃除下手、洗濯物の山との深夜に及ぶ格闘、家計をやりくりして家族の世話をする毎日・・・。仕事や家事、男女の役割ついて、新たな視点から考えるきっかけを与えてくれる1冊です。

 

 

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『俺だって子供だ!』(宮藤官九郎/文春文庫)

宮藤官九郎さんによる笑える子育てエッセイ。結婚10年目にして生まれた愛娘「かんぱ」。態度が部長クラスで、地井武男とポテトフライをこよなく愛する「かんぱ」。3歳までの成長を観察したその記録は愛情たっぷりで、とにかく爆笑。子育てってこんな風に肩の力を抜いてとにかく楽しんでしまえばいいんだなと思わせてくれる1冊です。

 

 

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『461個の弁当は、親父と息子の男の約束。』(渡辺俊美/マガジンハウス) 

「高校3年間、毎日お弁当をつくる! 」。一人息子との約束ではじまった怒涛のお弁当ライフ。作った数は461食! 二日酔いの朝も、早出の朝も、弁当慣れしない父が毎朝高校生の息子につくった、無骨だけど愛情たっぷりの涙と笑いのお弁当エッセイです。秘伝の調味料、特製おかずのレシピなど弁当作りの極意も満載の1冊です。

 

 

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『パパの電話を待ちながら』(ジャン・ロダーリ/講談社文庫)

「イタリアの宮澤賢治」ともいわれるロダーリ。シュールでポップで愛がいっぱいのショートショートです。 ビアンキさんはイタリア中を旅するセールスマン。彼は、毎日9時きっかりに電話でお話を聞かせる約束を娘としています。ビアンキさんのお話には、おてんばなミニサイズの女の子をはじめ、バター人やらイルカになる少年やら、宇宙ヒヨコやら、びっくりキャラクターが数々登場。シュールな展開に笑い、平和の尊さにグッときます。

 

 

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『パパのネタ帖』(おおたとしまさ/赤ちゃんとママ社)

 子どもが「パパーッ!」と抱きついてきてくれるのは人生のうちのほんの数年間。貴重な1日、1分、1秒をできるだけ濃密に過ごそうとするパパが、めいっぱいの言い訳や自己弁護、ちょっぴりの反省を本音で綴った、笑いあり、涙ありの親子のふれあいアイディア集です。

 

 

そして「お父さんとの絵本」はこちら。

 

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『おとうさん あそぼう』(わたなべしげお 作・大友康夫 絵/福音館書店)

くまくんがお父さんにいろいろなことをして遊んでもらっている場面が続くおはなしです。肩車や馬のりなど、お父さんならではのちょっと荒っぽい遊びが子どもは大好き!お父さんとの遊びの様子がほのぼのと描かれている、小さいお子さま向けの絵本です。

 

 

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『とうさんまいご』(五味太郎/偕成社)

五味太郎さんのしかけ絵本です。おとうさんと一緒にデパートに行っておもちゃに夢中になってるうちに、おとうさんを見失ってしまった「ぼく」が、迷子になったおとうさんを探します。ストーリーも仕掛けも楽しめる、とにかく楽しい絵本です。

 

 

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 『おとうさんおかえり』(マーガレット・ワイズ・ブラウン 作・スティーブン・サベッジ 絵・さくまゆみこ 訳/ブロンズ新社)

「よるになりました。おとうさんたちがかえってきます。さかなのおとうさんは、さらさらながれる川をおよいで、てんとうむしのおとうさんは、ぶーんととんで......」。1日の終わりに、お父さんたちが子どもたちのところへ帰ってくるうれしさが、リズミカルであたたかな言葉でつむがれている絵本です。

 
 

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『うちのパパってかっこいい』(アンソニー・ブラウン 作・久山太市 訳/評論社)

「パパはゴリラぐらい強くて、カバみたいに楽しいんだ。パパはおどりもうまくって、歌はピカイチで、くまみたいにかわいい。だけど、それだけじゃない。パパのすごいとこは…」。男の子とパパの愛に溢れた、ユーモアたっぷりの思わず笑ってしまうお話です。

 

 

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『だるまちゃんとてんぐちゃん』(加古里子/福音館書店)

 だるまちゃんは、友だちのてんぐちゃんのうちわや帽子など、ちょっと変わった持ち物が欲しくてたまりません。お父さんの持ってきてくれるものには納得がいかず、自分で工夫しながら手に入れていくだるまちゃん。最後には、てんぐちゃんの長い鼻が欲しくなってしまいますが…。お父さんの「だるまどん」を筆頭に、家族総出でだるまちゃんを応援する様子が、あたたかくコミカルに描かれた、ご存知「だるまちゃんシリーズ」の1冊です。

 

 

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『オニのサラリーマン』(富安陽子 作・大島妙子 絵/福音館書店)

赤鬼のオニガワラ・ケンは、地獄カンパニーの平社員。一男一女あり。朝は早起きゴハンもしっかり、びしっとスーツで決め、愛妻弁当と金棒持って、満員バスで出勤です。社長然とした閻魔大王の指示で、今日は血の池地獄の見張りにつくことになりました。亡者どもはさっぱり言うことを聞かず決まりも守らず、仕事熱心なオニガワラは声をからしてヘトヘトです。そして、ちょっと油断したすきに、大変なことが起きてしまいました。どうするオニガワラ!
とんでもない発想と展開、そして怖さの中におかしさと遊び心があるユニークなおはなし。働くお父さんの大変さがわかる(!?)1冊です。

 

 

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 『パパが宇宙をみせてくれた』(ウルフ・スタルク 作・エヴァ・エリクソン 絵/BL出版)

「ある日の夕方、パパがぼくにいった。いまから宇宙をみせにつれていってあげよう。」はじめてみる宇宙。パパとすごした時間。著者の少年時代の楽しい思い出を描いた、心温まるおはなしです。

 

 

いかがでしたでしょうか?

本や絵本を通して、たまにはゆっくりとひとりで、もしくはお子さんと一緒に、たっぷり「お父さん」を楽しんでみてください。もちろんお母さんもどうぞ!

上記以外にもご用意していますので、ぜひ実際にお手に取ってご覧ください。お待ちしております!

 
 
(津村)