7月のおはなし会を行ないました & 9月のお知らせ
毎日ほんとうに暑いですね。
すぐにつめたーいものが食べたくなってしまいます。
『ノラネコぐんだんアイスのくに』/工藤ノリコ/白泉社
「ニャ―、アイスおいしそう。ニャー、アイスたべたいね」
とノラネコぐんだんがのぞくのはアイスクリームパーラー。
日々アイスが作られているという寒い寒い「アイスのくに」、真夏にみるとなんだか涼しそう・・・。
いつもどおりひっかきまわすノラネコぐんだんにクスッ、そしてアイスが食べたくなってしまう絵本です。
さて、今月も恒例のおはなし会を開催いたしました。
今回は夏らしい絵本も登場しました!
===プログラム
てあそび 「はじまるよ」
絵本 「ありとすいか」 たむらしげる/ポプラ社
絵本 「くまくんと6ぴきのしろいねずみ」 クリス・ウォーメル/吉上恭太/徳間書店
絵本 「やさいのおなか」 きうちかつ/福音館書店
てあそび 「キャベツのなかから」
絵本 「おじさんのかさ」 佐野洋子/講談社
大型絵本 「へんしんトンネル」 あきやまただし/金の星社
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最初のおはなしは「ありとすいか」。
あつーい夏の日には、水分たっぷり、甘いスイカが最高です。
それはありたちも一緒みたい。
物語は、ありが大きな、一切れのスイカを見つけるところから始まります。
なんとか巣に持ち帰ろうとしますが、スイカは重くてびくともしません。
困ったありたち。
さあ、ありたちはどうするのでしょう?
ふたつめのおはなしは「くまくんと6ぴきのしろいねずみ」。
ぬいぐるみのくまくんが歩いていると、森の中から鳴き声が。
6ぴきの白いねずみが森の中で迷子になっていました。
夜の森はとっても危険!
フクロウやキツネやヘビがねずみを食べようと出てきます。
くまくんは知恵をしぼって、ねずみたちを助けようと頑張ります。
恐ろしい動物たちがやってくると、くまくんは「みんなまるくなって!しっぽをかくして!」
そしてねずみがいないか聞かれると、
「ここにはふわふわどりのたまごしかないけどなあ」などと、だましていきます。
さあ、くまくんとねずみたちは無事に森から出られるでしょうか?
つづいて「やさいのおなか」。
野菜のおなかが、白黒で描かれています。
さあ、なんの野菜でしょう?
大人の方にも難しいとうわさのこの絵本。
みんなどんどん答えていきます!
玉ねぎと間違える人続出という問題も
「ネギ!」とばっちり大正解!!
みんなたくさんお手伝いをしているのかな?
キャベツのおなかもあったので、「キャベツのなかから」。
ちょっと一息つきましょう。
「ちょうちょになりました~♪」
ひらひら~。
よっつめのおはなしは「おじさんのかさ」。
おじさんは自分のかさが大好き。
大好きすぎて、雨にぬらしたくない、と雨が降っても「ちょっと失礼」と人のかさに入れてもらって、自分のかさはさしません。
しかしある雨が降ってきた日。
「あめがふったらポンポロロン。
あめがふったらピッチャンチャン。」
かさにあたる雨音の歌を聞いて、おじさんもかさをさしてみたくなります。
雨が降ったら、ぜひかさをさして、楽しんでくださいね。
最後のおはなしは「へんしんトンネル」。
大型絵本でお送りします。
かっぱがトンネルを通ると、「かっぱ かっぱ かっぱ・・・」が
「ぱっか ぱっか ぱっか」と馬になって出てきます!
では、ゴリラは?
「ウホ ウホ ウホ」が「ホウ ホウ ホウ」になって、フクロウに!
みんなで盛り上がりました!
今月のおはなし会はこれでおしまい。
8月のおはなし会はお休みさせていただきます。
9月のおはなし会でお会いできるのを楽しみにしております!
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9月のおはなし会
9月9日(日)午後2時から(予約不要/参加無料)
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(大川)
ゴフスタイン絵本フェア・写真パネル展はじまりました。
本日よりM.B.ゴフスタインの絵本フェアと写真パネル展を開催いたします。
2017年12月20日、77歳の誕生日に亡くなった絵本作家のM.B.ゴフスタイン。
この度、『おばあちゃんのはこぶね』が現代企画室より復刊されました。
シンプルで繊細な絵と文で、喜びや哀しみ、そして純粋なひたむきさを描き、今尚多くの読者に愛されています。
『ブルッキーのひつじ』や『ピアノ調律師』など、ゴフスタインの絵本は、その突き詰めたシンプルさの中からも深い愛情と優しさがひしひしと伝わってきて、読むたびにいつも心が揺さぶられます。大人の方にぜひ触れていただきたい作品です。
ちなみに7月3日に発売された「月刊MOE 8月号」でもゴフスタイン追悼特集が組まれています。こちらもあわせてご覧ください。
そして、展示しているのはゴフスタインの生前の写真パネル。こちらのパネルのキャプションはゴフスタインのご主人が入れたものです。絵本作家として、またひとりの女性としてのゴフスタインの息遣いを感じられるような写真と言葉。観ていると胸が熱くなります。
ゴフスタインの絵本と写真パネル展、ぜひごゆっくりご堪能いただければと思います。
ご来店お待ちしております。
(津村)
雑誌 『momo』 バックナンバーフェアがはじまりました。
子育て雑誌「momo」のバックナンバーフェアがはじまりました。
みなさま「momo」という雑誌をご存知ですか?
「momo 」は、大人の子育てを豊かにするイイモノガイド本。
旅、朝ごはん、食器、おやつ、絵本、森、水辺、記録、植物、市場、インテリア、お弁当、美術館、音楽など、毎回のテーマがとっても魅力的で、その内容も甘すぎず、良質、そして濃ゆい!
お母さん目線だけに偏らずお父さんも手に取りやすいので、子どもを中心として家族で楽しめる雑誌です。
いくつもの顔を持ち、多忙な毎日を過ごす子育て中のお母さんお父さんが、ちょっと息抜きできたり、楽しんだりできる…。
自分の時間は減るけれど、今まで知らなかった世界に子どもが連れていってくれる…。
それぞれのテーマを通して、子どもと過ごす日々の豊かさ・楽しさに改めて気づかせてもらえます。
発売になったばかりの最新号の特集は「今、面白い博物館50」。あれもこれもおもしろそうな博物館がたっくさん掲載されています。
特集以外のレギュラーのコーナーもひとつひとつが大充実。その中から書籍化された『子どもと一緒に覚えたい道草の名前』や『絵本とおもちゃでゆっくり子育て』などは、発売以来、当店ではずっと人気の書籍です。発売されたばかりの日本の色図鑑』も素晴らしい。
ちなみに、vol.2「食器が好き」と、vol.6「今読みたい絵本」は品切れ状態のところを、今回特別に送っていただきました。こちらは早いもの勝ちなのでお早めに。(vol.6はたった今売り切れてしまいました!)
子育て中の人に親しみが持てるようにと考えられた「momo」というロゴ。アルファベットにすると一見、毛虫やゾウのように見えたり、「mama」のようにも見えます。また「桃」は世界中で愛されており、不老不死の象徴として非常に縁起がいいとされています。花言葉では「天下無敵」「チャーミング」という意味も。桃の節句には女の子の健やかな成長を祈り、桃から生まれた桃太郎は鬼退治をし、ドイツ児童文学「モモ」では、灰色の人間に時間を盗まれて心の余裕が消えた大人たちの時間を主人公のモモが取り戻す、という物語もあります。名前の由来もおもしろいですね。
ああ、紹介しきれない!
ぜひ実際にお手にとってご覧ください。おもしろい発見がきっとあるはずです。ご来店お待ちしております。
◆雑誌『momo』バックナンバーフェア
日程:6月13日(水)~
場所:恵文社バンビオ店 フェアスペース
(津村)