『オンネリとアンネリのおうち』映画パネル展&北欧フェア開催

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 フィンランドで長く愛され続けるマリヤッタ・クレンニエによる児童書『オンネリとアンネリのおうち』(福音館書店)。小さな女の子・オンネリとアンネリが遭遇するドキドキワクワクの事件を描いた愛らしい物語です。 

 

6月に公開されるこちらの映画にあわせて、当店にて映画シーンのパネル展を開催しています。

ちょっとおませなふたりの女の子がとにかくキュート!脇を固める大人たちもいい味出しています。インテリアや雑貨、ファッションにも注目です。

小さな女の子の好きなものがギュッと詰まった夢のようなとびきり可愛いオンネリとアンネリの世界ですが、女の子たちの家庭環境や日本との文化の違いなど、考えさせられる部分も。

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今回のフェアでは『オンネリとアンネリのおうち』原作本とともに、「ムーミン」「ロッタちゃん」「ピッピ」「スプーンおばさん」「ニルス」、「ビッケ」、ベスコフの絵本など、世界中で愛される北欧の絵本と児童文学も集めました。どれもこれも魅力的で、子どもも大人も魅了される物語が溢れています。

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そして、北欧雑貨と北欧雑貨関連の書籍も並べました。白樺のカゴやittalaのグラス、ムーミンのマグカップなど。話題のヒュッゲの本なども。

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映画は、関西では京都シネマ、シネリーブル梅田、シネリーブル神戸で公開予定です。

この機会に、本も映画もフェアも、まるっとあわせてお楽しみください。

ご来店お待ちしております。

 

『オンネリとアンネリのおうち』映画パネル展&北欧フェア

日程:6月6日(水)~

場所:恵文社バンビオ店 フェアスペース 

 

映画公開情報

「オンネリとアンネリのおうち」

6月16日(土)~ シネ・リーブル梅田

7月14日(土)~ 京都シネマ

7月14日(土)~ シネ・リーブル神戸

©Zodiak Finland Oy 2014.All right reserved.

配給:アット エンタテイメント

 

(津村)

5月のおはなし会を行ないました & 6月のお知らせ

5月のおはなし会の様子をお伝えします。

大雨にもかかわらず、たくさんの方にご参加いただきました。

ありがとうございました!

 

===プログラム

手あそび 「はじまるよ」

絵本 『くらいくらい』 長谷川摂子/柳生弦一郎/福音館書店

絵本 『とりかえっこ』 さとうわきこ/二俣英五郎/ポプラ社

絵本 『999ひきのきょうだい』 木村研/村上康成/ひさかたチャイルド

絵本 『だるまちゃんとかみなりちゃん』 かこさとし/福音館書店

手あそび 「キャベツのなかから」

絵本 『きいろいのはちょうちょ』 五味太郎/偕成社

紙芝居 『ごちゃまぜカメレオン』 エリック・カール/八木田宜子/ほるぷ出版

===

 

おはなし会が「はじまるよ」。

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5と5で手は、頭?

いいえ、手はおひざ。

おはなし会のスタートです。

 

最初のおはなしは『くらいくらい』。

暗いところに誰かいます。

 「電気をつけてちょうだい」と言うと、カチッ。

「ついた!」いたのはことりのピーちゃん。f:id:keibunshabanbio:20180513021706j:plain

シルエットで誰がいるかわかるかな?

 

ふたつめのおはなしは『とりかえっこ』。

ひよこさんがお散歩にでかけました。

「なきごえとりかえっこしようよ」

ねずみさんととりかえっこすると、ひよこさんは「チュー」。

ねずみさんは「ぴよ」。

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ひよこさん、いろいろな動物たちと鳴き声を「とりかえっこ」していきます。

最後にはかめさんとまで!

かめの鳴き声ってどんなのでしょうね? 

 

みっつめのおはなしは『999ひきのきょうだい』。

カエルのお母さんが999この卵を産みました。

998匹の弟たちはおたまじゃくしになりましたが、おにいちゃんだけ、まだ卵のまま・・・。

あんまりねぼすけなので、「いいかげんに起きなさーい」と怒られてしまいます。

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やっとおたまじゃくしになったおにいちゃん。

カエルになった弟たちと遊びます。

かくれんぼで、おにいちゃんがおに。

弟たちを見つけたと思ったけれど、なんとヘビ。

おにいちゃん、ヘビから逃げ切れるのでしょうか?

 

よっつめのおはなしは『だるまちゃんとかみなりちゃん』。

だるまちゃんが出かけようとすると、雨が降ってきました。

そして、変なものと、かみなりちゃんも降ってきました。

木にひっかかった変なものを取って!と頼まれるだるまちゃん。

どうにかして取ろうと知恵を絞ります。

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作中に描かれるかみなりちゃんが住む町は夢いっぱい!

見ていて楽しい絵本です。

 

ここで手あそびをひとつ。 「キャベツのなかから」です。

キャベツの中からあおむし出たよ ぴっぴっ

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ちょうちょになりました♪

ひらひら~

 

手あそびでちょうちょがでてきたので、ちょうちょがでてくるおはなし。

きいろいのはちょうちょ』。

黄色いのはちょうちょ!と黄色いものを捕まえようとしますが

黄色いお花だったり、ふうせんだったり、信号だったり。

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黄色いのは、本当にちょうちょ・・・?

 

最後のおはなしは『ごちゃまぜカメレオン』。

紙芝居でお届けします。

カメレオンが動物たちを見ていると、だんだん羨ましくなってきました。

カメレオンがあんな風になりたい!と思うと、足が付いたり、甲羅が付いたり。

カメレオンはどんどんカラフルに、奇抜になっていきます。

そんな奇妙な姿に思わず笑いが。

あんまり欲張ったので、かえって不便そうです。

奇抜なカメレオン、好物のハエは食べる事ができるのでしょうか?

 

今月のおはなし会はこれでおしまい。

来月はどんなおはなしに出会えるでしょう?

皆さまのご来店をお待ちしております。

 

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6月のおはなし会

10日(日)午後時から(予約不要/参加無料)

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(大川)

【絵本の棚より】季節の絵本たくさん!

5月も中旬。ぽかぽか陽気を超えて、汗ばむ日も増えてきました。春の温かさもピークですね。

児童書売場も春全開です。これが過ぎれば梅雨ですが、その前のぽかぽか陽気の「今」こそ楽しみたい絵本を集めました。

 

こちらは春の絵本。お花や植物、ちょうちょや昼寝の絵本が並びます。華やかで温かくてどこかのんきな雰囲気が漂います。

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こちらは、お出かけや散歩の絵本。ピクニックや遠足、お弁当の絵本も並びます。そして家出も!なんだかワクワク。

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こちらは外遊びの絵本。どろ遊びや水遊び、ボール遊びなど。絵本を読んだ後は、外に飛び出しておもいっきり遊びたい!

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 以下、少しですがコメントとともにご紹介します。

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『モーモーまきばのおきゃくさま』マリー・ホール・エッツ 作・絵(偕成社)

春の牧場。牛は友だちをパーティーに招いて草をごちそうします。が、中には草のきらいな動物も。その動物たちは途中で帰ってしまいますが、馬や山羊、羊とは一緒に大好きな草を味わうことができ楽しく過ごすことができました...。気の合わない人もいる、自分とは違う人もいる。それぞれが違っていいし、わかってくれる人もいる。そんなことをありのままに伝えてくれる絵本です。ピンクの絵が春らしく、明るい陽気や友だちの温かさを感じられます。

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『きょうはみんなでクマがりだ』マイケル・ローゼン 再話/ヘレン・オクセンバリー 絵(評論社)

今日は朝からいい天気。家族そろってクマがりに出かけます。みんなで「ちっともこわくない」と言いながら、草原をぬけ、川をわたり、沼地をとおって、みんなでドンドンすすみます。そしてとうとうクマに遭遇。そのときみんなは...!あそび歌をもとにした、ストーリーも音も楽しいリズミカルな絵本です。冒険へ向かう勇ましい気持ちと怖い気持ち。くすっと笑いながらどちらの気持ちにも共感しつつ、最後は大きな安心に包まれます。

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『木はいいなあ』ジャニス・メイ・ユードリイ作/マーク・シーモント絵(偕成社)

「木はいいなあ」。木がたくさんはえると森になり、森はいつもいきいきしている。木に登って遠くを見ることもできるし、ブランコをつけて遊ぶこともできる。木は木陰を作ってくれるし、それから、それから...。子どもの目で見た木のある生活。木がある生活がどんなにいいかが、おおらかに描かれています。改めて木の魅力、自然の魅力に気づかせてくれる絵本です。自然への想いを強くしてくれます。

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『ちいさいおうち』バージニア・リー・バートン 作・絵(岩波書店)

静かな田舎にちいさいおうちがたっていました。自然がいっぱいだったちいさいおうちの周りには、やがて道路ができ,たかい建物がたち,にぎやかな町になります。それでもちいさいおうちはそこにありました。ボロボロになりながら...。全ページを通じて、ずっとちいさいおうちを中心にした構図で描かれており、ちいさいおうちの周りが変わっていく様子が印象づけられています。本当に大切なものは何なのか、そんなことを考えさせられます。子どもも大人もぜひ読むべき絵本です。

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『はじめてのキャンプ』林明子 作・絵(福音館書店)

大きい子たちにまざってキャンプに行きたいというなほちゃん。でもみんなは口ぐちに「小さい子にはできないよ! 」といいます。なほちゃんは大きい子たちに負けまいと、重い荷物もひとりで背負い、まきを集め、懸命にがんばります。夜、テントでこわいお話をききますが、なほちゃんはひとりでおしっこに行くこともできました...!背伸びしたい気持ち、自分でやりたい気持ち、そんな子どもの成長する心を応援する絵本。黄色中心の絵も魅力的。

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『ガンピーさんのふなあそび』ジョン・バーニンガム 作・絵(評論社)

ガンピーさんが小舟で出かけます。途中で子ども、ウサギ、ネコ、イヌ、ブタ、ニワトリ、ヤギが次々に「一緒に乗せて!」と乗りこんできます。はじめは無事でしたが、わがまま放題のみんなのせいで、なんと船が...!何でも受け入れるガンピーさんの優しさに反して、ダメといわれたことをことごとくやってしまう子どもや動物たちに笑いながらも、優しい大きな心をもった大人の存在が安心感を与えます。ガンピーさんのおおらかさに自分を省みて大人はドキッとする部分も。ほのぼの楽しめる絵本です。

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今の季節を味わえる絵本の数々。

ぜひお手に取ってご覧いただき、お気に入りの1冊を見つけてくださいね。

 

(津村)