12月のおはなし会を行ないました&1月のお知らせ

12月のおはなし会の様子をお届け致します。今月も楽しいおはなし会になりました!

 

===プログラム

てあそび 「はじまるよ」

絵本 『さんかくサンタ』tupera tupera 作/絵本館

絵本 『サンタのおまじない』 菊池清 作/冨山房

てあそび 「サンタになっちゃった」

絵本 『パパのセーター』 小林陽子 文・たしろちさと 絵/福音館書店(こどものとも 2018年1月)

絵本 『なきむしライオンのクリスマス』 矢崎節夫 文・倉石琢也 絵/サンパウロ

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まずは手遊びからスタート。

そして1冊目の絵本は『さんかくサンタ』。

「さんさんさんかく さんかくサンタ まんまるふくろを せなかにしょって しかくいおうちに はいっていった」

さんかく・まる・しかくで描かれたリズミカルで愛らしいクリスマスのおはなしです。

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  2つめのおはなしは『サンタのおまじない』。

クリスマスイブにけんちゃんに届いた箱を見てみると、けんちゃんのきらいな野菜がたくさん入っていました。 でもサンタさんからの手紙にあった通りにおまじないを唱えると、野菜が次々に変身します。切り絵がお見事な楽しい絵本。みんなでおまじないを唱え、何に変身するかあてっこしながら楽しみました。

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そしてここで手遊びをひとつ。みんなでサンタになっちゃった!

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 次のおはなしは『セーターパパ』。

パパが出張でおらず退屈なユウタは、パパのセーターを着て“セーターパパ”になり、だぼだぼの靴を履き、ぶかぶかの袖をふりふり、外へ散歩に出かけることにしました。商店街のおばさんたちは笑って見送ってくれますが、公園では友だちや犬に振り回されて、泥だらけになってしまいます。セーターもパパもあったかい、冬にぴったりのおはなしです。

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そして最後は『なきむしライオンのクリスマス』。

ライオンといえば強いイメージですが、でもこのライオンくんは泣き虫。もうすぐクリスマスなのにくつしたをもっていないライオンくんは泣き出してしまいました。どうぶつむらのみんなから片方ずつもらって安心したライオンくん。ところがクリスマスの日…!クスっとなってしまうけれど、ラストに「よかった」と安心する、クリスマスの愉快なおはなしでした。

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12月のおはなし会はこれでおしまい。今年最後のおはなし会、たくさんの子どもたちが参加してくれました。1年間ありがとうございました!

さて新年最初の1月のおはなし会はどんなおはなしに出会えるでしょう?来年もどうぞよろしくお願いいたします。

皆さまのご参加をお待ちしております!

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1月のおはなし会

14日(日)午後時から(予約不要/参加無料)

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(津村)

 

 

 

 

 

12/17 たけうちちひろさんとワークショップを行いました

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12月2日(土)から17日(日)にかけて、当店にて原画展を開催した絵本『ぼくのつくりかた』(出版ワークス)。カラフルでかわいらしくも、細かく緻密に丁寧に作り込まれた切り絵の世界が広がります(詳細はこちら)。

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12月17日(日)は作者である絵本作家で切り絵作家のたけうちちひろさんをお招きして、切り絵でオリジナルフレームを作るワークショップを行いました。

 以下その様子をお届けします。f:id:keibunshabanbio:20171216231843j:plain

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「クリスマスツリー」「木とふくろう」の2種類の型紙から好きな方を各々選んだら早速スタート。専用のカッターを使い、まずは型紙通りにフレームを切っていきます。紙が厚くて切るのがなかなか大変。みなさん徐々に集中していきます。カッターに初めて挑戦する子どもたちもがんばります。

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その後は切ったところに後ろから色紙やトレーシングペーパーを貼っていきます。後ろからライトをあてた時に光が通るように、透ける部分のバランスや色合いなどを考えながら貼ります。色選びにも個性が出ますね。同じツリーでも緑色だったり、雪が積もってるような水色だったり。同じ葉っぱでも鮮やかな色合いを選ぶ方もいれば、淡い色合いを選ぶ方も。

そして、色紙で飾りも作ります。こちらも個性的。ブーツやリボン、かわいい女の子やお月さま、どんぐり、なんと恐竜まで!お互い覗きあっては「すてき」「かわいい」の言葉が。

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手を動かしているうちにどんどんアイディアが湧いてくるとともに、どんどんのめり込んでいきます。凝りだしたらいくら時間があっても足りない!特に親子一緒にあーだこーだと話しながら手を動かして作り上げていく姿はとても印象的でした。何よりの思い出ですね。

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 オリジナルな素敵なフレームがたくさんできあがりました。どれも味があります。後ろからLEDライトで照らすとまたいい雰囲気。クリスマスの時期にぴったりのインテリアになりますね。今回のワークショップをきっかけに、またお家でも楽しんでいただければと思います。

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ワークショップ終了後はサイン会も。わざわざ遠方からお越しいただいた方やお手紙をお持ちいただいた方まで。ひとりひとりたけうちさんとお話をされながら過ごす和やかな時間となりました。

また、当日お越しにになれなかった方のために『ぼくのつくりかた』のサイン本もいただきました。こちらは数に限りがありますので欲しい方はお早めにどうぞ。

 

クリスマス前のとても賑やかで和やかな楽しい時間となりました。ご参加いただいたみなさま、たけうちさん、ありがとうございました!

 

(津村)

 

 

バンビオのお店便り 12月第2週(クリスマス特集)

12月。冷たい風がしみる季節になりました。

バンビオ店のあるJR長岡京駅前では今週末からイルミネーションがはじまりました。寒い夜空の下、たくさんの光が気分を盛り上げます。クリスマスが近づいてきたんだなあとじわじわ感じます。

バンビオ店内も、クリスマスムードで賑わっています!

 

まずはお菓子。今年もたくさんのおいしいお菓子が入荷しました。

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去年に引き続き、兵庫県の「児玉久美菓子製作」さんからは、チョコレートがけのクッキーやツリーのかたちをしたアイシングクッキーなどのかわいらしい焼き菓子と、数種類のジャムが届きました。かわいいだけじゃなくしっかりおいしい、児玉さんおひとりでこだわって作られたお菓子たちです。

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そして今年は新しく山科の「La pause」さんから、クッキーやその他焼き菓子など、こだわりのヨーロッパ菓子が届いています。このネコとウサギのクッキーを見てください!見た瞬間、女性スタッフ一同が心を奪われた素敵なクッキー。La pauseさんのお菓子も原材料にこだわり、仕込みから焼成までおひとりで責任をもって作られています。1個から買えるのもうれしい、良質なお菓子です。

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そして、函館の「トラピスチヌ修道院」からは、素朴だけれど濃厚でしっかりおいしいバターのクッキーとマダレナが入荷予定です。わたしはこのクッキーの大ファンです。ぜひご賞味ください!

どのお菓子も素材にこだわって作られたおいしくて素敵なお菓子ばかり。プレゼント用にはもちろん、1年間がんばった自分へのごほうびにもついつい買いすぎてしまいそう...。数量限定の今だけのお楽しみです。ぜひどうぞ。

 

また、先日当店でX'masリース作りのワークショップを開催していただいた「うるわし花店」さん(ワークショップの詳細はこちら) のリースやスワッグも販売しています。クリスマスツリーもいいですが、生の植物の匂いや手触りを感じられるリースがあるだけで空間が華やぎ、心まで豊かになるような気がします。ぜひ実物をご覧ください。

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そして、絵本売場もクリスマスプレゼントを選ぶお客様で毎日賑わっています。お子さんやお孫さん、ご家族、ご友人など、贈る相手の顔を思い浮かべながら絵本を選ぶお客様からはいいオーラが出ているようで、店内もなんとなくハッピーなムード。ラッピングするこちらまでワクワクしてきます。絵本選びやラッピングなど、何かご要望があればお気軽にスタッフまでご相談くださいね。

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定番の絵本やしかけ絵本、ユーモアたっぷりの絵本や温かな雰囲気の絵本、静かで厳かな雰囲気の絵本など、クリスマスの絵本には様々なものがあります。

以下少しだけご紹介しますのでご参照ください。

 

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『クリスマスってなあに』
ディック・ブルーナ 作/舟崎靖子 訳(講談社/本体800円+税)
「うさこちゃん」のディック・ブルーナが描くクリスマス絵本。みんなが寝静まった暗く静かな夜、起きているのは羊飼いたちだけ。夜の空が昼間のように明るくなり、光の中に天使が現れました。そして羊飼いたちに、ベツレヘムの馬小屋で赤ちゃんが生まれ、この赤ちゃんがすべての人に幸せを運ぶ神様だと伝えます。羊飼いたちが羊と共にベツレヘムへ歩き出すと、星が行き先を導いてくれました。馬小屋に着くとひとりの赤ちゃんが寝ています。この赤ちゃんが、神様の子イエス。クリスマスは、この神様の子イエスが生まれた日を祝う日...。イエス・キリストの誕生の物語を通して、クリスマスのほんとうの意味をやさしく伝える絵本です。プレゼントによりぴったりの愛蔵版(本体1,500円+税)もあります。

 

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『クリスマスの三つのおくりもの』

林明子 作(福音館書店/本体1,650円+税)

『ふたつのいちご』『ズボンのクリスマス』『サンタクロースてれいちゃん』という手のひらサイズの絵本の3冊セットで、かすみちゃん・もっくん・れいちゃんの3兄弟のそれぞれのクリスマスの物語が綴られています。どのお話もそれぞれの個性が出ており、思わず微笑んでしまうほのぼのしたかわいらしさ。じんわり温かくて優しいクリスマス。この小さなサイズ感もいいですよね。贈り物にもぴったりです。

 

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『エリーちゃんのクリスマス』
メアリー・チャルマーズ 作/おびかゆうこ 訳(福音館書店/本体900円+税)
エリーちゃんは、犬のハリーや猫のヒラリーたちとクリスマスツリーの飾りつけをしました。さあ、できあがりと思ったら、ツリーのてっぺんにかざるお星さまがありません。エリーちゃんは雪の中、お星さまを探しにかけますが、途中で出会った人も動物も誰もお星さまをもっていません。そんなとき、むこうからサンタさんがやってきました。エリーちゃんがサンタさんにお星さまを探していることを伝えると……。シンプルなストーリーですが味わい深く、とにかくかわいらしい!まさに子どもの世界です。クリスマスを迎える喜びがあふれます。

 

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『ゆうぐれ』
ユリ・シュルヴィッツ 作/さくまゆみこ 訳(あすなろ書房/本体1,500円+税)
『よあけ』や『ゆき』の作者シュルヴィッツが描くクリスマスの絵本。クリスマスを間近にひかえたある日、男の子とおじいさんが散歩にでかけます。川辺で沈んでいく夕日を眺めているうちに、あたりはだんだん暗くなり、やがて街のイルミネーションが次々と輝きだします...。夕暮れから夜にかけての時の流れが美しい絵で丁寧に描写された絵本。また、夜の風景とともにクリスマスを控えた街の様子やイルミネーションにわくわくする気持ちも描かれているので、ゆったりとした時の流れとともにクリスマスの特別感も味わうことができます。どことなくノスタルジーを感じるので大人の方にも。

 

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 『さんかくサンタ』
tupera tupera 作(絵本館/本体1,200円+税)
さんさんさんかく さんかくサンタ まんまるふくろを せなかにしょって しかくいおうちに はいっていった...。「さんかく」「まる」「しかく」でできたカラフルで楽しいクリスマスのおはなし。シンプルながらもここまでかわいくてひと味違った雰囲気の絵本になってしまうのはさすがtuperatuperaさんです。鮮やかな切り絵の質感、手触り感も見ていて楽しく独特の温かさを感じます。絵本に触れ始めたばかりの小さいお子さんでも楽しめるリズミカルなクリスマスの絵本です。

 

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『どうぶつたちのクリスマス』

ジャン・ウォール 作/レナード・ワイスガード 絵(好学社/本体1,450円+税) 

静かな森でクリスマスの準備が始まります。動物たちはみんなで協力しながらモミの木を飾り、大きな美しいクリスマスツリーを作りあげます。完成したツリーを囲んで静かで幸せなクリスマスを過ごす動物たち。夜空に一際輝く星が現れ、動物たちは祈りを捧げます…。優しく穏やかなクリスマスの雰囲気を動物たちと一緒に感じられる絵本。ワイスガードの美しい絵がよりいっそう聖夜の雰囲気を盛り上げます。

 

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『クリスマス・イブ』
マ-ガレット・ワイズ・ブラウン作/ベニ・モントレソ-ル絵/矢川澄子訳(ほるぷ出版/本体1,400円+税)
クリスマスの真夜中のこと。子どもたちは床についても眠れずに寝たふりをしたまま耳をすませています。目をつむると浮かぶのはトナカイやお星様。ベッドをぬけだし子どもだけの秘密の冒険がさぁはじまります。雪がしんしん降る音や子どもたちの胸のドキドキまでもきこえてきそうな静寂な世界が、オレンジ・黄色・黒・白の4色で描かれる美しい1冊です。

 

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『ちいさなもみのき』
マーガレット・ワイズ・ブラウン 作/バーバラ・クーニー 絵/上條由美子 訳(福音館書店/本体1,100円+税)
小さなもみの木は、ある日、男の人によって掘り出され、家へと運び込まれました。その家には病気で歩けない男の子がいました。男の子ともみの木はクリスマスを一緒に過ごします。そして冬が終わるともみの木はまた森に返されます。それから何年もクリスマスが来るたびに、もみの木は男の子と共に楽しく過ごしました。けれどある冬、いつになっても男の人は、もみの木を掘り出しにはきませんでした。男の子が心配でたまらないもみの木は……。小さなもみの木と一人の男の子の出会いと成長が温かくも厳かに美しく描かれたクリスマス絵本。赤と明るい緑で描かれた美しい絵と文、メロディーが、素朴で崇高なクリスマスを静かに力強く物語ります。作品中に3つのクリスマスキャロルが楽譜付きで挿入されているので、歌えばよりいっそう物語に入り込んでクリスマスの雰囲気を感じられます。

 

いかがでしたでしょうか?ぜひお気に入りの1冊を見つけてくださいね。

 

お近くにいらした際はぜひ当店で楽しいクリスマスをお過ごしください。

ではまた!

 

(津村)