さいとうしのぶさんの絵本『おみせやさんでくださいな!』原画展がはじまりました
さいとうしのぶさんの絵本『おみせやさんでくださいな!』の原画展をがはじまりました。
『あっちゃんあがつく』や『しりとりしましょ!』などでおなじみの絵本作家さいとうしのぶさん。
当店でも人気のこの「ことばあそびシリーズ」絵本ですが、第3弾となる新作『おみせやさんでくださいな!』が今年の4月に発売となりました。
第1弾の『あっちゃんあがつく』は「たべものあいうえお」、第2弾の『しりとりしましょ!』は「たべものしりとり」がテーマでしたが、今回の『おみせやさんでくださいな!』は子どもたちが大好きなあそび「おみせやさんごっこ」がテーマとなっています。
動物たちが住む「ふれあい商店街」には37のお店があります。
パンやさん、おもちゃやさん、やおやさん、だがしやさん、ほんやさんなどなど。
おとうふやさんも、くすりやさんも、レストランもあります。
楽しくてワクワクするおみせやさんがたくさん登場します。
「次は何やさん?」
「どれにしようかな?」
「何を買おうかな?」
細部まで書き込まれた魅力いっぱいのお店、商品、動物の店員さん、お客さん。
お店やさんって、商店街って、お買い物って...楽しい!
さらに今回は、探し絵あそびの要素がちりばめられているのをご存知でしょうか?
お店やさんごっこだけでなく、何重にも楽しめるしかけがあちらこちらに。
店の入口に描かれたキャラクターが店内のどこかに隠れていたり、さらにこのキャラクターたちには共通点があったり。
また、それぞれの店内にあるどんぐりと招待状を探しながらページをめくるのもまた楽しく、ラストのサプライズに驚きながらもいろいろ納得すること間違いなしです。
何度も登場するユニークなお客さん達にも注目。お花屋さんで花を買った馬が、別のページではお花をプレゼントしていたり。時計やさんに並んでいる時計が実は各店舗に置いてあるものだったり。
ページごとに楽しめる要素がたくさんつまっています。
構想10年、制作5年。
最初の企画の際に3歳だったさいとうさんの息子さんはもう13歳だそうです。
私がはじめてさいとうさんの絵本に出会ったのも10年以上前。本好きの叔母から贈られていつも何となく本棚に入っていた『しりとりしましょ!』が、今や3歳の息子の愛読書。『あっちゃんあがつく』と並んで大好きな絵本で、読みすぎてその文章を母子ともに暗記するほどになりました。
とことん楽しめる絵本を作るために、お店のラインナップから店構え、商品、陳列方法、キャラクター設定、お店の順番など、考え抜かれて細部まで丁寧に作り込まれた絵本『おみせやさんでくださいな!』。
その原画が見られる貴重な機会です。
楽しくゆかいな動物たちの商店街の様子を、ぜひお子さまと一緒に原画でお楽しみください。
そして、そんな『おみせやさんでくださいな!』をさらに楽しむイベントをご用意しました。
なんと、さいとうしのぶさんが当店でおはなし会をしてくださることになりました!
通常の30分を1時間に拡大して
『おみせやさんでくださいな!』スペシャルおはなし会
を開催します。
おはなしあり、歌あり、ことばあそびあり、パネルあそびありの、たっぷり楽しめる盛りだくさんの1時間です。
終了後にはサイン会も予定しています。
詳細は下記もしくは当店掲示ポスターにてご確認ください。
みなさまお誘い合わせの上、ぜひあそびにきてくださいね。
ご参加お待ちしております!
===
■絵本『おみせやさんでくださいな!』原画展
会期 :2016年11月3日(木)~11月27日(日)
場所 :恵文社バンビオ店
■さいとうしのぶさんと!スペシャルおはなし会&サイン会
日時 :2016年11月13日(日)
14時〜 おはなし会 (参加自由)
15時頃〜 サイン会(当日15時に並んでいただいた順に整理券を配布します)
場所 :恵文社バンビオ店
(津村)
「母の友」フェア 開催中です。
福音館書店の月刊誌「母の友」フェアがスタートしました。
「母の友」は、
幼い子どもをもつお母さんやお父さんや、
子どもにかかわるすべての人へ向けた、
「母の友」は、混乱する母親たちに、
身近で具体的な子育てのヒントを提供する雑誌
どの時代にも共通する子育ての喜び、
(
こちらは表紙の一覧です。
現在の100%
初めは毎号違う描き手でしたが、
こちらが9月初旬に発売された最新号です。
特集は「
風邪をひいた場合の対処方法や、
小児科医院に併設する形で病児保育施設を運営している、
小児科医の保坂篤人さんに聞く、病児保育の仕組みや考え方について、
視野が広くなり、知識が深まります。
他にも『
吉本ばななさんの母エッセイ、
大充実の1冊です。
また、「母の友」からは多くの本も誕生しています。
創刊時に「
お話のページをメインにすえていた「母の友」は、
のちに月刊物語絵本「こどものとも」を生み出し、
さらに『ぐりとぐら』
今でも読み継がれる多くの名作を生み出しました。
多くの子育ての本が生まれました。
『
過去の連載が1冊にまとまった新しい本も発売されます。
これも楽しみですね。
5年前の2012年から現在までの
選りすぐりのバックナンバーをご用意しました。
過去1年間に関しては全てのバックナンバーがそろっています。
古いものは在庫限りとなります。
自分の子育てのヒントになったり、
異なる考え方や新たな発見で視野が広がったり、
子育てへの活力が湧いてくるようです。
まさに「母」の「友」。
■「母の友」フェア
日程:2016年9月21日(水)〜10月中旬頃
場所:恵文社バンビオ店
(津村)
【絵本の棚より】「秋の絵本」と「おじいちゃんの絵本とおばあちゃんの絵本」フェア開催中
夏休みが終わって8月が過ぎ、気がついたらもう9月。
徐々に日が短くなってきました。
夜には虫の声も聞こえます。
道で落ち葉を目にするようになりました。
そこかしこに秋の気配。
秋が近づいてきました。
当店絵本フロアも「秋」モードに変身!
「お月さま」「どんぐり」「葉っぱ」「森」「虫」「おいも」「遠足」「運動会」など、秋を感じる絵本を集めています。
秋の夜長にゆっくりたのしめる、味わい深いおはなしが多い秋の絵本たち。
以下ほんの一部ですが、
秋の絵本から「お月さま」の絵本をご紹介させていただきます。
今年の中秋の名月は9月15日だそうです。
月のキレイな季節に楽しめる絵本、ぜひご覧ください。
静かな夜の空。屋根の上が明るくなって、しだいに金色に輝く丸いお月さまがでてきました。「お月さまこんばんは」。ところがそこに黒い雲やってきて、お月さまを隠してしまいます。でもだいじょうぶ。黒い雲は少しお月さまと話をして、また去って行きました。ふたたびあらわれたお月さま、にっこり笑顔で「こんばんは」。 まるで話かけてくるようなお月さまのやさしい表情。思わずにっこりしてしまいます。裏表紙の「あっかんべ」の表情もいい!小さなお子さまから楽しめる、優しく明るいお月さまの絵本です。
『月へミルクをとりにいったねこ』
アルフレッド・スメードベルイ 作/垂石眞子 絵/菱木晃子 訳
福音館書店
こねこたちのために、ミルクを求めて月に向かうおかあさんねこの
『おつきさまこっちむいて』
片山令子 文/片山健 絵
福音館書店
「おつきさま どうしてぼくについてくるの?」。子どもの素朴な疑問が温かいス
『お月さまってどんなあじ』
マイケル・グレイニエツ 作・絵/いずみちほこ 訳
らんか社
お月さまってどんなあじ
『ぽんぽん山の月』
あまんきみこ 作/渡辺洋二 絵
文研出版
長岡京市在住のあまんきみこさんによる、十五夜に読みたい絵本で
『ぼく、お月さまとはなしたよ』
フランク・アッシュ 作・絵/山口文生 訳
評論社
ある夜、クマくんは空のお月さまを見上げて、お月さまにお誕生日の贈り物をあげたいなと思います。でもいつだろう?なにをあげたらいいかしら?そうだ、お月さまにきいてみよう!お月さまに話しかけても返事がないので、クマくんは川を渡り、森を抜け、山に登って叫んでみました。「こんばんは!」。すると「こんばんは!」。「たんじょう日、いつですか?」。すると「たんじょう日、いつですか?」。お月さまはクマくんが言ったとおりに答えますが...。 実はお月さまの声の正体は「やまびこ」。どうなることかとハラハラするストーリーも、うまく進むんです!一生懸命なクマくんがなんともかわいらしく、微笑ましい絵本。誕生日プレゼントにもよさそうな1冊です。
『つきのぼうや』
イブ・スパング・オルセン 作・絵/やのうちきよこ 訳
福音館書店
縦35cm、横13cmの楽しいのっぽ絵本です。おつきさまがふ
『パパ、お月さまとって!』
エリック・カール 作絵/もりひさし 訳
偕成社
絵本の魔術師とよばれるエリック・カールの色彩豊かなしかけ絵本