2018年3月ランキング

 

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1  森のノート(酒井駒子/筑摩書房)

2  ラプラスの魔女(東野圭吾/角川文庫)

3  青くて痛くて脆い(住野よる/KADOKAWA)

4  秋霖やまず(佐伯泰英/光文社文庫)

5  漫画君たちはどう生きるか

  (吉野源三郎 著・羽賀翔一 絵/マガジンハウス)

6  暮しの手帖のおべんとうのおかず196

  (暮しの手帖編集部/暮らしの手帖社)

7  おらおらでひとりいぐも(若竹千佐子/河出書房新社)

8  オリジン 上(ダン・ブラウン/KADOKAWA)

9  おしりたんていあやうしたんていじむしょ(トロル/ポプラ社)

10 京都寺町三条のホームズ 9(望月麻衣/双葉文庫)

 

3月のランキングは以上のような結果となりました。(集計期間2018/3/1〜3/31)

 

1位は『森のノート』(酒井駒子/筑摩書房)。

当店で原画展を開催した酒井駒子さんの『森のノート』がトップに。みなさま、貴重な原画はご覧いただけましたでしょうか?(詳細はこちらから。)純粋で怖いくらい愛らしく、どこか不穏な空気が流れる酒井さんの絵を見ると、いつも心が高揚し、同時にざわつきます。静謐な絵と独特の世界感溢れる文章で織りなす酒井駒子さんの初めての画文集。ぜひページを開いてご覧ください。

尚、今週末4月15日(日)には一乗寺店でサイン会を開催予定です。一乗寺での原画展も15日までです。まだの方はぜひお見逃しなく!(サイン会には整理券が必要です。詳細はこちらから。)

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6位は『暮しの手帖のおべんとうのおかず196』(暮しの手帖編集部/暮らしの手帖社)。

春休みが終わり、我が家でも幼稚園に通う息子のためのお弁当づくりがまた始まりました。マンネリしがちで大変という方も多いのではないでしょうか?こちらは、瀬尾幸子さん、脇雅世さん、松田美智子さんによるバラエティー豊富な196品が紹介されたお弁当レシピの本です。メインと付け合せの定番レシピや、つくりおきレシピ、カロリーオフのレシピがたくさん紹介されており、作る相手や冷蔵庫の中身によってレシピが選べるのが嬉しいところ。また、隙間をうめる簡単な付け合せレシピは忙しい朝に重宝します。レパートリーが広がるとともに、毎日のおべんとう作りが楽しくなりそうな一冊です。

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7位は『おらおらでひとりいぐも』(若竹千佐子/河出書房新社)。

63歳、史上最年長で直木賞を受賞したこちらの作品がランクイン。「74歳、ひとり暮らしの桃子さん。おらの今は、こわいものなし」。捨てた故郷、疎遠になった息子と娘、そして亡き夫への愛。40年来住み慣れた都市近郊の新興住宅でひとり茶をすすり、ねずみの音に耳をすませるうちに、桃子さんの内から外から、声が湧きあがります。歳をとるのも悪くないと思えるような、新たな老いの境地を描いた作品です。

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9位は『おしりたんていあやうしたんていじむしょ』(トロル/ポプラ社)。

さすが春休み。子ども達に大人気の推理よみもの「おしりたんてい」シリーズの最新刊第6弾がランクインしました。今回のおはなしでは、新しくできた探偵事務所の男とおしりたんてい、どちらが真の名探偵なのかを決める勝負が繰り広げられます。結果はまさかの…!全2話収録で、今回も迷路やクイズ、「おしり」さがしなど、たくさんの謎解きが詰まっています。

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10位は『京都寺町三条のホームズ9』(望月麻衣/双葉文庫)。

2016年度「京都本大賞」受賞作の、望月麻衣さんの人気シリーズの最新刊がランクインしました。古都京都を舞台にしたライトミステリー。 骨董品鑑定と謎解き、そして恋の行方は...。

望月さんからなんとサイン本もいただきました!こちらは数量限定ですのでぜひお早めに。ちなみにアニメ化も決定。夏に放送予定です。

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以上、3月のランキングでした。

新年度がはじまる4月。そして注目の本屋大賞も発表された4月(今年度の大賞は辻村深月さんの『かがみの孤城』でした!)。どんな作品がランクインしているのでしょうか?次回もお楽しみに。

 

(津村)

アノニマ・スタジオ「旅する灯台」フェアがはじまりました

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アノニマ・スタジオ「旅する灯台」フェアがはじまりました。

 

「ごはんとくらし」をテーマに本をつくる出版社アノニマ・スタジオさん。

そんなアノニマ・スタジオさんのたくさんの本とともに、全国を旅する灯台がバンビオ店にやってきました。

絵本や暮らしの本、子育ての本、料理の本など、春にぴったりのラインナップになりました。

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4月9日(月)からは、フェアにあわせて、音楽家・良原リエさんの1月に発売された『たのしい手づくり子そだて』のパネルを展示します。

こちらは「もっと手軽に気楽に手づくりを楽しんでほしい」という良原さんの想いが込められたアイデアブック。古着やはぎれを使った子ども服や小物への素敵な「リメイク術」や、子どもと一緒に楽しむ「手づくり遊び」を紹介しています。

古着の形や素材を活かして作る、センスが光る簡単リメイクは、ものを大事に受け継ぐ気持ちと、手づくりの楽しさや自由さを教えてくれます。

季節ごとの遊びもたくさん紹介されているので、親子のかけがえのない時間を手づくりでいっしょに楽しむことができます。

あれもこれも素敵でワクワクしてきます。

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何度も手にとって読み返したくなるような、本棚に並んでいると嬉しくなるような、日常のちょっとした幸せも一緒に運んできてくれるようなアノニマ・スタジオさんの本。

ぜひお気に入りの一冊を見つけてくださいね。

そして,旅する灯台に会いにきてくださいね。

木のぬくもりと優しさを感じられる素敵な灯台と一緒にお待ちしています。

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(津村)

バンビオのお店便り 松野屋さんのこと

桜が咲く良い季節になりました。
電車越しに眺めるもよし、川沿いに歩きながら眺めるのもよし、
皆さまはどのように桜を楽しんでおられるでしょうか。
 
桜を見ると「ああ、日本人でよかった」と思います。
淡いピンクと樹肌のグレイの色の調和も素敵ですし、
柳の新芽の淡緑との調和、鴨川沿いの桜並木も
 
今回はバンビオ店で昨年より御取引をさせていただいております、松野屋さまの商品のご案内をさせていただきます。

 

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松野屋さんは東京・谷中にある荒物問屋さんで、普段遣いの日用雑貨を多く取り揃えておられます。
メイドインジャパンの商品が多く、海外のものも良い仕事のものを選ばれて、普段私たちの暮らしの中に取り込みやすい、豊かな日用品を扱っておられます。
 
例えばバケツ。
プラスチック製品にも勿論利点はありますが、トタンの手づくりのバケツは耐久性も高く、清潔感もあり、重すぎず握り手には木が使われているので、手が痛くなりにくいです。
 

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昔はどの家庭にもあり、少し昭和の香りもいたしますが、モダンなご家庭にも馴染み、植木鉢カバーとしてお使いの方もいらっしゃいます。
 
何より防災用に、プラスチックですと火災が出た際溶けるのではないかと心配ですが、トタンはその点大丈夫。
うちの庭の水栓の近くには朱色に塗られた「防火用」バケツが鎮座しておりますが、やはりよく見るとトタン製です。
南海トラフの危険度も日に日に増す今日この頃、防災という視点で、お薦めです。
 
箒やちりとりもお取り扱いさせていただいております。
「東京チリトリ」あまり関西では見かけないデザインですが、取っ手が長いためあまりかがむことなく、ちゃちゃっととお掃除できて便利ですよ。
柄付きダストパンもございます。こちらは庭掃きに重宝いたします。
 

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そして、棕櫚のほうき。
昭和のご家庭には普通にあった箒ですが、近年棕櫚箒の造り手も少なくなり、大変貴重なものとなりつつあります。
 
とはいえ、畳文化の日本のご家庭にはやはり棕櫚の細かい目の箒が
一番合うと思います。
 掃除機が進化している昨今ではありますが、ぜひ昔ながらの掃除をお試し頂ければと思います。畳の目の間から何かしら出てきますよ。
 

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箒で掃除すると電気代も微力ながら節約できますので、
私の知人は最近棕櫚の箒でのお掃除をメインに、切り替えたそうです。
松野屋さんの棕櫚の箒は、お値段も良心的で、とてもお薦めです。
 
昔からの日用品、一度使ってみると面白い発見があったり
思わぬ使い方があったりして、とても楽しいですよ。
 
道具は飾っておくものでなく、使ってはじめてその良さに気付きます。
一度お試し頂ければ幸いです。
 
 
星山