2018年2月ランキング

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1  小さくても勝てます(さかはらあつし/ダイヤモンド社)

2  漫画君たちはどう生きるか

  (吉野源三郎 著・羽賀翔一 絵/マガジンハウス)

3  継体天皇(小田桐淳/山代印刷出版部)

4  Lily(石田ゆり子/文藝春秋)

5  げんげ(佐伯泰英/文春文庫)

6  おらおらでひとりいぐも(若竹千佐子/河出書房新社)

7  羊と鋼の森(宮下奈都/文春文庫)

8  あきない世傳 金と銀 五(髙田郁/ハルキ文庫)

9  カメラはじめます!(こいしゆうか/サンクチュアリ出版)

10 星空の谷川俊太郎質問箱(谷川俊太郎/ほぼ日)

 

2月のランキングは以上のような結果となりました。

今回は長岡京ならではのランキングになりました。

 

1位は『小さくても勝てます』(さかはらあつし/ダイヤモンド社)。

長岡京市在住の経営コンサルタント・さかはらあつしさんによる『小さくても勝てます』がトップに。西新宿に実在する小さな理容室が行列店に変わった実話に基づくストーリーです。先日は長岡京市のバンビオ壱番館で出版記念講演会も行われました。一般のビジネスパーソンがスモールビジネスを成功させ、一発逆転するための「10の理論戦略」と「15のサービス戦略」をアドバイスした一冊です。

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3位は『継体天皇』(小田桐淳/山代印刷出版部)。

長岡京市埋蔵文化財センター理事の小田桐淳さんによる自費出版書籍『継体天皇』が3位にランクインしました。518年に山城の筒城宮から都を乙訓へ移したとされる継体天皇ですが、その具体的な所在地や遷都の理由は明らかになっていません。本書ではその謎多き継体天皇と都の推移についてを考察しています。弟国宮遷都1500年を迎える今年、乙訓地域では記念行事が計画されています。本書を読めばその存在をより身近に感じられそうです。

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4位は『Lily』(石田ゆり子/文藝春秋)。 

多くの女性の支持を集める女優・石田ゆり子さんのエッセイが4位にランクイン。石田さんが日々大切にしているのは、とてもささやかなこと。心地よい空間に身を置く、からだの声をきく、人と比べない、変化を恐れず切り口は新しく、ユーモアを忘れずいまを楽しむ…など。21編のエッセイやロングインタビュー、美の秘訣、お気に入りレシピ、Q&Aなど、石田さんのカケラがたっぷり詰まったやさしくてとびきり楽しい一冊です。

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9位は『カメラはじめます!』(こいしゆうか/サンクチュアリ出版)。

カメラの本がランキングに入るとは...。カメラ棚担当も驚きの『カメラはじめます』が9位にランクインしました。「カメラをはじめたけれど難しい」「どの本が良いのかわからない」...そんな方にイチオシの一冊。本書では主人公が直面するカメラの難しさを漫画で描いているので、他のカメラ本では難しい単語や文章で書かれているためにわかりにくいと感じるようなことも、とてもわかりやすく解説されています。この本を読めばいい写真が撮れること間違いなしです! 

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10位は『星空の谷川俊太郎質問箱』(谷川俊太郎/ほぼ日)。

詩人の谷川俊太郎さんがウェブサイトほぼ日刊イトイ新聞」で募集した質問に答えた新しい本『星空の谷川俊太郎質問箱』が10位にランクイン。前作『谷川俊太郎質問箱』発刊後にほぼ日」に掲載したものに、新たな書きおろしを加えて編集されています。詩人の谷川俊太郎さんならではの世界の見せ方でくり出される名回答の数々を染み込むように味わえる珠玉の一冊です。

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以上、2月のランキングでした。

来月のランキングもどうぞお楽しみに。

 

(津村&伊藤)

バンビオのお店便り 3月第2週

 

春の雨は、一雨ごとにあたたかくなると申しますので、嫌いではありませんが、体調を崩しやすくなりがちで、苦手です。

とはいえ春の足跡はそこかしこで見られるようになり、すみれの花をはじめ雑草の可憐な花をみかけると、つい年甲斐もなくスキップしたい気持ちになります。

 

本日のバンビオの店内より

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酒井駒子さんの原画展、開催しております。女性のみならず制服姿の男性も、お昼休みの時間帯にご覧になられております。貴重な原画をぜひご鑑賞いただければと思います。

 

お隣の児童書のフェア台では

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春の絵本が満載です。バーバラ・クーニー「ルピナスさん」大好きな絵本です。ルピナスの花が咲き誇るのはもう少し先の新緑の季節ですが、絵本のイラストに癒されますね。

 

つづきまして

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岐阜・多治見のやきものアクセサリーのお店「七窯社」さまより、タイル焼の製法で作られた、とても可愛いらしいアクセサリーが届いております。

今回お花や鳥・猫などのモチーフを中心に展示しております。春になってお洒落も楽しめる季節、ぜひお気軽にお手に取られて、ご覧下さいませ。

 

新しい本より

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『名画の中の料理』エクスナレッジ

この本とっても素敵です。画家が実際に描いているお料理にまつわるレシピも掲載されています。ふんだんに絵画の紹介があって、とても充実した内容です。

 

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『古布を着る。」主婦の友社

少し前に発刊された本ですが、素敵です。リメイクではなく独創的で格好良いです。

 

『CHECK & STRIPE北欧てづくり散歩』集英社

神戸の洋裁店、個人的に大好きなお店で、毎回新しい本が出るのをとても楽しみにしています。

下田直子さんの本もご紹介したいのですが、こちらは次回に...

 

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建築のコーナーより。

『日本の家』『日本の働く家』『東京の家』揃っております。こちらも見比べてお楽しみいただければと思います。

 

週末日曜日は、恒例のおはなし会が14時よりございますよ。

ひきつづき、酒井駒子さん宛のメッセージ募集しております。ぜひ小さなお客様、ご自由にご参加くださいませ。

それでは、また。

 

星山

バンビオのお店便り 2月第4週

立春とは名ばかりの、底冷えのする寒さが続いておりますが、
少しずつではありますが、陽の光のさす所に、春の予感を感じる今日この頃です。
 
バレンタインデーも終わり、今年はゴディバの社長が義理チョコやめましょう、と大きく新聞広告を出されて、話題になりましたね。
 
今日のバンビオのお店はこんな感じです。
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春の絵本が勢ぞろいしております。見ているだけで、心があったかくなるような。
あたたかい春、待ち遠しいですね。
 
 
つづきまして

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現在、近くの大山崎美術館で『濱田庄司展』を開催されておりますので、当店でも濱田庄司さんと縁のある民藝のうつわや日用品を、少しではございますがご案内しております。
 それにあわせて、京都・岡崎にあるうつわや『ロク』さんより、沖縄や山陰の民藝の器を出張販売していただいております。
期間は2月28日までとなります。ぜひお立ち寄りくださいませ。
 
つづきまして

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『季節の果実をめぐる114の愛で方、食べ方』中川たま著/日本文芸社

電車に乗っていると、中吊りの広告でいろんなホテルの「苺フェア」をみかけるようになりました。春は果物も美味しい季節。デザートとしてだけではなく、お料理もご紹介されていますよ。

『和ごはん101』山田玲子著/ポット出版

英文付きで日本のごはんやおかず、季節の特別な料理案内がございます。なるほどの解説つきで、ビジュアルも美しい本です。

 

さいごに

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『バー「サンボア」の百年』白水社

今年2018年で、京都にもある老舗バー『サンボア』は100周年を迎えられるそうです。当店でも密かに売れ続けている本、まだの方は是非。

 
絵本『北極サーカス』(庄野ナホコ著/講談社)は寒い季節に手に取りづらいかもしれませんが、是非。
ちょうど一乗寺店で、原画展を開催いたしております。そちらも、是非。

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それでは、また。

 

バンビオ店 星山