矢萩多聞さんの手紙の展示とインドの学校
画家で装丁家の矢萩多聞さんの手紙の展示をしています。
京都とインドを行ったり来たりしながら本を作ったり、絵をかいたりしている多聞さん。
ミシマ社の雑誌『ちゃぶ台』の装丁などで、興味を持たれている方も多いのではないでしょうか。
装丁を考えてる様子はこちら↓
http://www.mishimaga.com/bessatsu-michi/003.html
中学生の頃からインドで暮らしていたり、去年インドのことを書いた本『たもんのインドだもん』を出されたり、インドと言えば多聞さん!多聞さんと言えばインド!ということで、今回は「私のなかのインドだもん」と題して、多聞さんにゆかりのある方たちからの手紙と、その返事の手紙をあわせて展示しています。
こんな手紙からはじまります。
谷川俊太郎さんやミロコマチコさん、津田淳子さん、中島岳志さんからの手紙が並んでいます。筆跡に個性が出ていておもしろいです。
続いて得地直美さん、森まゆみさん、近藤淳也さん、加藤休ミさんに吉田亮人さん。書いてる内容もそれぞれ、長さもそれぞれ、
ひとつひとつの手紙に多聞さんからの返事があります。絵もついてきます。じっくり読むと意外と時間がかかるので、たっぷり時間をとってのんびりながめることをおすすめします。
手紙をくれた方たちの著書やなんかも一緒に置いています。今回は多聞さんが装丁を手掛けたものも、そうでないものも並べていますが、《装丁家で本を探す》という方法は、思わぬ出会いもありそうですごく楽しい気がします。
3月4日には、展示に合わせて多聞さんがワークショップをしにきてくれます。詳細は以下の通りです。楽しみ~
★「スパイスの時間」は定員に達したためご予約受付け終了いたしました。「国語の時間」には若干のお席があります。お悩みの方はご予約お急ぎください。★
河原町の丸善京都店でも手紙の展示をやっています。
こちらは京都在住のグレゴリ青山さんと加地猛さん、と、平尾剛さんから。
相変わらずのミシマ社フェアも開催中でした。
(濱田)
1月のおはなし会を行ないました & 2月のお知らせ
毎日とても寒いですね。
長岡京でも先日は雪が積もりました。
春が待ち遠しいですね。
さて、1月も毎月恒例のおはなし会を開催いたしました。
今年最初のおはなし会はあいにくの雨模様。
お客様はいつもより少なめでしたが、それでも子どもたちは元気に集まってくれました。
===プログラム
手あそび 「はじまるよ」
絵本 『十二支のはじまり』 いもとようこ/金の星社
絵本 『ゆき』 ユリ・シュルヴィッツ/あすなろ書房
絵本 『おもちのおふろ』 苅田澄子・植垣歩子/学研教育出版
絵本 『かみひこうき』 小林実・林明子/福音館書店
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今年のおはなし会も手あそびからはじまります。
「はじまるよったらはじまるよ♪」
さあ、どんなおはなしが始まるのでしょうか?
ひとつめのおはなしは『十二支のはじまり』。
2017年はじまりの絵本は、1月らしく干支のおはなしを。
なぜ十二支はこんな順番になったのでしょうか?
その由来がいもとようこさんの優しい絵で描かれています。
ねこが十二支に入っていない理由、ねこがねずみを追いかける理由もわかりますよ!
ふたつめのおはなしは『ゆき』。
雪が降ると、ドキドキ、ワクワクしますよね。
この絵本に出てくる男の子もそうみたいです。
積もらないかな? 積もって欲しいな。
そんな気持ちが伝わってきます。
男の子と一緒に雪の日ならではの楽しい気持ちを味わうことができる絵本です。
みっつめのおはなしは『おもちのおふろ』。
おもちもおふろへ行くんです!
でも、人間のおふろとはちょっと違うみたい。
おもちのもーちゃんとちーちゃんはゆっくり温まろうと「ぽかぽかのゆ」にやってきます。
さすがおもちが行くおふろ。
しょうゆの足湯、きなこのすなぶろ、トースターのサウナ・・・。
入ってみたいおふろはあったでしょうか?
最後のおはなしは『かみひこうき』。
さむーい日や、雨の日など外で遊べない日はかみひこうきで遊びませんか?
折り方を変えたら?
はさみでつばさを切って飛ばしてみたらみたら?
二つ重ねて飛ばしてみたら?
おはなし会でも、どう飛ぶのか実験してみました!
スーイスーイ、くるくるくる・・・ちょっとずつ違う飛び方をするんです。
ぜひおうちでも実験してみてください!
1月のおはなし会はこれでおしまい。
ゆったりとした雰囲気のアットホームなおはなし会になりました。
次回のおはなし会は、2月12日(日)14時からです。
どんなおはなしが登場するのでしょうか?
来月もぜひお楽しみに!!
皆様のご参加を心よりお待ちしております。
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2月のおはなし会
2月12日(日)午後2時から(参加自由)
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12月のおはなし会を行ないました & 1月のお知らせ
吐く息が白くなり、冬が来たなと実感させられます。
そんな中、12月のおはなし会を開催いたしました。
今月のおはなし会には、今の季節にぴったりなおはなしも登場しました。
===プログラム
手あそび
パネルシアター『こぶたのアーノルド』 ミック・インクペン/小学館
絵本『カチンコチン!』 新井洋行/こばやしゆきこ/くもん出版
絵本『クリスマスにはおくりもの』 五味太郎/絵本館
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まずは、手あそびゲームから。
「お父さん、お父さん、どこにいますか~?」
「ここです、ここです、ここにいますよ~」
指を使ってゲームしました!
手あそびでわくわくした気持ちを高めたところで、ひとつめのおはなしへ。
ひとつめのおはなしは『こぶたのアーノルド』。
おしゃぶりをする、こぶたのアーノルドが犬のキッパーの家にやってきます。
キッパーは、なんとかおしゃぶりをやめさせたいと思いますが、なかなかうまくいきません。
キッパーはかばのおもちゃ、ちいかばくんを「キュッキュッキュー」。
アーノルドも自分の指を「くちゅくちゅくちゅ」。
そんなアーノルドは、「箱」が好きみたい。
そこでキッパーはダンボールでお家をつくります。
これできっと指をしゃぶらなくなるはず!
さあ、どうなるでしょう?
ふたつめのおはなしは、『カチンコチン!』。
ゆきちゃんのもとに遠い氷の国のママからおくりものが届きます。
雪のように真っ白な、雪ねずみのあちゅーです。
あちゅーには困った特徴が・・・。
あちゅーのくしゃみをあびると、カチンコチンに凍ってしまうのです!
しかし、あちゅーは森の中に逃げ出してしまいます。
村中がカチンコチンになってしまう前に、なんとかあちゅーを見つけなければ・・・。
「はっくちゅー」というくしゃみにかかれば、歯のお手入れ中のドラキュラ男爵も、包帯を洗濯中のミイラも、みーんなカチンコチンに。
あちゅーは見つかるのでしょうか?
ちらっとしっぽが! どこかな?どこかな?
あちゅーを探すのも楽しい絵本でした!
最後のおはなしは、『クリスマスにはおくりもの』。
真夜中にサンタクロースがプレゼントを配りに出かけます。
サンタクロースが女の子のくつしたの中にプレゼントを入れようとすると、なんと中に何かが!
「おっ、やった!」と喜ぶサンタクロース。
すぐに開けたいのをぐっと我慢して、サンタクロースは、自分で自分のくつしたにおくりもの。
サンタクロースの笑顔がとっても素敵です。
おくりものをもらうのはもちろん、おくりものをするのもいいな、と思える絵本です。
もうすぐクリスマスだったので、とてもぴったりなおはなしでした!
今年のおはなし会は、これでおしまい。
2016年はどんなおはなしに出会えたでしょうか?
2017年も楽しいおはなしにたくさん出会えますように。
来年もどうぞよろしくお願い致します。
皆様のご参加を心よりお待ちしております。
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1月のおはなし会
1月8日(日)午後2時から(参加自由)
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(大川)