バンビオのお店便り 5月第1週

お天気に恵まれたゴールデンウイークも、今週末を残すのみとなりました。皆様いかがお過ごしでしょうか?

今週の「バンビオのお店便り」は、現在開催中のパネル展をご紹介します。

 

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「ぼくの おじいちゃんのいちにちは、とってもたのしそう!」

入り口正面のスペースでは、 ポルトガルの絵本『ぼくのおじいちゃん』(カタリーナ・ソブラル作/松浦弥太郎 訳/アノニマ・スタジオ)のパネル展を開催しています。

 

思わず目を惹きつけられる鮮やかで独特の色づかい。4色で表現された版画調の絵が可愛らしいこの絵本は、ポルトガルの若手作家カタリーナ・ソブラルさんによるもの。すでに11の言語に翻訳され、世界中で愛されています。やさしくユーモラスな雰囲気漂う日本語訳は、松浦弥太郎さんです。

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おはなしは、おじいちゃんのことが大好きな、孫の「ぼく」の視点で語られます。ゆったりと好きなことをして自由に過ごしているおじいちゃんのくらしが、近所に住む働きざかりの忙しい「ライトさん」と対比されて描かれています。 

お茶をしたり、友だちと芝生でランチを食べたり、ピラティスを習ったり、ドイツ語を習ったり…。なんて豊かなおじいちゃんのくらし!毎日をこんな風に過ごせたら・・・と、うらやましい気持ちにならずにはいられません。

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そんなおじいちゃんを見て育つ「ぼく」。きっと「ぼく」も豊かな人生を送ることでしょう。子どもの前ではおじいちゃんのような大人でありたい、好きなことをして楽しく生きる大人の姿を子どもには見せていきたい、そんな風に思わせられます。

 

さあ、これから何をしよう?!何をして楽しもう?!これからの毎日が楽しくなりそうな絵本です。ぜひお手に取ってご覧ください。

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(津村)

 

 

バンビオのお店便り 4月第5週

あたたかくなり、長岡京の街を歩いていると、山の木立より鶯の鳴き声が聞こえてきます。鶯のこどもたちが「ホーホケキョ」の練習をしており、頑張っている姿が可愛らしく、思わず微笑んでしまいます。

つばめも巣をつくる場所を一生懸命探しており、市内では鴨の赤ちゃんが生まれて、一生懸命親鳥について泳ぎの練習に励んでいます。鳥たちの忙しい季節がやってきました。

バンビオ店では、ゴールデンウィークに向けて沢山の雑誌が入荷してきました。

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カーサ・ブルータスは上質な日用品ショッピングガイドの最新情報。京都のお店も紹介されています。

行ってみたいのは、東京にOPENした「labour and wait」

岡尾美代子さんがロンドンに行ったら必ず立ち寄られると、確か仰っていたお店が、東京にできました。うーん、行ってみたい。

 

&Premium 6月号特集は『心地よい、朝のすごし方』について。朝起きるのが苦痛でなくなって来たこの季節だからこそ、良い朝の迎え方は大切。GW気持ちよい朝の迎え方について、一読されてみてはいかがでしょうか。

 

続きまして

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『ニッポンの台所道具と手入れ術』誠文堂新光社

永く愛用されたいお道具類の手入れ方法が詳しい解説と写真で紹介されています。使い捨てのお道具も便利ですが、何となく罪悪感が否めず。

私、テフロンのフライパンから鉄のフライパンに買い替えたら、卵料理が本当に美味しくなって...お道具って大切ですよね。

 

最後に、私も大好きなnani-iroの布小物がたくさん入荷しました。

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巾着やトートバッグ、定番のてぬぐいやハンカチも入荷しております。ハンカチ3枚セットは、子どもの肌にも優しくお勧めですよ。汗をかくこれからの季節、とっても重宝します。

 

ゴールデンウィーク中もお休みなくドアを開けて、皆さまのお越しをお待ちしております。絵本も充実しているので、ぜひお散歩がてら、覗いてみてくださいね。

 

バンビオ店 星山

バンビオのお店便り 4月第4週

春が来た嬉しさと、桜の美しさに気を取られている内に、4月ももう後半に差し掛かりました。
「桜の木の下には屍体が埋まっている」梶井基次郎の文章がどうしても頭から離れないので、桜は苦手なのですが。。。


どうも4月はよそ見をしたり、上を見上げたりして過ごしがちで、足元がふらついてしまう迷い月です。

今週の気になる本は

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『日本詩歌思出草』平凡社


ヤマトタケルから始まって、伊藤比呂美まで紹介されており、この著者の方の受容力にまず驚きました。
書いておられるのが思想家の渡辺京二さんで、また驚き。

歴史に造詣の深い思想家さんなので、詩歌文学への切口も面白く拝読しました。
詩歌が読みたくなった時に...

続いてはこちら
『深読み!絵本『せいめいのれきし』』岩波書店

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 絵本好きなら誰もが大好きな、バージニアリーバートンの絵本
『せいめいのれきし』を現代の古生物学者が詳しく解説されています。

 

実はここがよくわからなかったの!という細かい所を詳しく解説。

小学生のお子様に尋ねられて、答えられないような事を教えてもらえる貴重な一冊です。
さすが児童書に長けた、岩波書店らしい一冊であると感じました。

すみません、今回硬めの本が多かったので、お口直しに...

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『靖子の夢』スイッチ・・パブリッシング


最初芸人さんの本なので抵抗あったのですが、手芸愛は並々ならないものがあり、三部作の最新刊をご案内。
ニードルフェルトで独自の感性のブローチを製作されており、素敵です。
行き場のない母性を注ぎ込んだ作品と仰るのですが、とても愛情あふれる作品の出来栄えに、うっとりします。

 

今回お店の雰囲気の写真が撮れておらず、申し訳ございません。『靖子の夢』『日本詩歌思出草』は、来週には店頭でご覧いただける予定です。

 

それでは、また

 

バンビオ店 星山