バンビオのお店便り 4月第5週

あたたかくなり、長岡京の街を歩いていると、山の木立より鶯の鳴き声が聞こえてきます。鶯のこどもたちが「ホーホケキョ」の練習をしており、頑張っている姿が可愛らしく、思わず微笑んでしまいます。

つばめも巣をつくる場所を一生懸命探しており、市内では鴨の赤ちゃんが生まれて、一生懸命親鳥について泳ぎの練習に励んでいます。鳥たちの忙しい季節がやってきました。

バンビオ店では、ゴールデンウィークに向けて沢山の雑誌が入荷してきました。

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カーサ・ブルータスは上質な日用品ショッピングガイドの最新情報。京都のお店も紹介されています。

行ってみたいのは、東京にOPENした「labour and wait」

岡尾美代子さんがロンドンに行ったら必ず立ち寄られると、確か仰っていたお店が、東京にできました。うーん、行ってみたい。

 

&Premium 6月号特集は『心地よい、朝のすごし方』について。朝起きるのが苦痛でなくなって来たこの季節だからこそ、良い朝の迎え方は大切。GW気持ちよい朝の迎え方について、一読されてみてはいかがでしょうか。

 

続きまして

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『ニッポンの台所道具と手入れ術』誠文堂新光社

永く愛用されたいお道具類の手入れ方法が詳しい解説と写真で紹介されています。使い捨てのお道具も便利ですが、何となく罪悪感が否めず。

私、テフロンのフライパンから鉄のフライパンに買い替えたら、卵料理が本当に美味しくなって...お道具って大切ですよね。

 

最後に、私も大好きなnani-iroの布小物がたくさん入荷しました。

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巾着やトートバッグ、定番のてぬぐいやハンカチも入荷しております。ハンカチ3枚セットは、子どもの肌にも優しくお勧めですよ。汗をかくこれからの季節、とっても重宝します。

 

ゴールデンウィーク中もお休みなくドアを開けて、皆さまのお越しをお待ちしております。絵本も充実しているので、ぜひお散歩がてら、覗いてみてくださいね。

 

バンビオ店 星山

バンビオのお店便り 4月第4週

春が来た嬉しさと、桜の美しさに気を取られている内に、4月ももう後半に差し掛かりました。
「桜の木の下には屍体が埋まっている」梶井基次郎の文章がどうしても頭から離れないので、桜は苦手なのですが。。。


どうも4月はよそ見をしたり、上を見上げたりして過ごしがちで、足元がふらついてしまう迷い月です。

今週の気になる本は

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『日本詩歌思出草』平凡社


ヤマトタケルから始まって、伊藤比呂美まで紹介されており、この著者の方の受容力にまず驚きました。
書いておられるのが思想家の渡辺京二さんで、また驚き。

歴史に造詣の深い思想家さんなので、詩歌文学への切口も面白く拝読しました。
詩歌が読みたくなった時に...

続いてはこちら
『深読み!絵本『せいめいのれきし』』岩波書店

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 絵本好きなら誰もが大好きな、バージニアリーバートンの絵本
『せいめいのれきし』を現代の古生物学者が詳しく解説されています。

 

実はここがよくわからなかったの!という細かい所を詳しく解説。

小学生のお子様に尋ねられて、答えられないような事を教えてもらえる貴重な一冊です。
さすが児童書に長けた、岩波書店らしい一冊であると感じました。

すみません、今回硬めの本が多かったので、お口直しに...

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『靖子の夢』スイッチ・・パブリッシング


最初芸人さんの本なので抵抗あったのですが、手芸愛は並々ならないものがあり、三部作の最新刊をご案内。
ニードルフェルトで独自の感性のブローチを製作されており、素敵です。
行き場のない母性を注ぎ込んだ作品と仰るのですが、とても愛情あふれる作品の出来栄えに、うっとりします。

 

今回お店の雰囲気の写真が撮れておらず、申し訳ございません。『靖子の夢』『日本詩歌思出草』は、来週には店頭でご覧いただける予定です。

 

それでは、また

 

バンビオ店 星山

バンビオのお店便り 4月第2週

長岡の街を歩いていると、路面で掘りたての柔らかそうな筍を販売されているご家族の姿をよく見かける季節になりました。

籠盛で一山1000円なんて。京都の街中では考えられないお値段ですね。

長岡京のマンホールの模様も筍もようで、とても可愛らしいんですよ。

 

さて、今週の気になる本のご紹介です。

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『定本パースの教科書』パイインターナショナル

平面図は何とかかけるものの、立体図は苦手です。でもこの本は丁寧にわかりやすく解説されており、立体構図を書く気にさせてくれる一冊。

デザイン書籍を多く扱われている、パイインターナショナルさんから発売されているので、間違いなしですね。

まもなくお引越し予定なのですが、お部屋の配置図を考える際にも役に立つ情報が沢山載っております。

 

次は個人的に大好きな長尾智子さんの一冊

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『たべ方帖』文化出版局

暮しの手帖で以前冬に色々なお野菜を使った滋味深いスープをご紹介されていて、冷え性だった私の体の芯が温まって感動しました。

食べることは生きることだと、改めて気づかせてくださいました。ぜひ手に取ってご覧いただきたい一冊です。

 

最後に、いつも楽しい雑貨コーナーより

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かきかたえんぴつ、懐かしいですね。昭和生まれの私は、学校の鉛筆!というと芯の濃さはHBが主流でしたが、今はBか2Bなのですね。

濃い鉛筆は芯がやわらかく、絵を描くときに重宝しますが、私も今度鉛筆を購入する時は、濃い鉛筆をチョイスしようと思います。

今の文房具は本当に進化していますね。子ども用のクレヨンは、水拭きしたら消えてくれて助かります。何せどこにでも書きたがるので、困っておりまして...

とはいえ、消えないのが当たり前、という事も教えてあげないと。あまり便利すぎる世の中で、融通の利かない子どもたちがどんどん大人になって、大丈夫かしら、という個人的心配もあります。

本当に不便な環境になった時に困らないよう、気を付けてあげないといけないな、と親になると考えてしまうのでした。

 

それでは、また。

桜の花のシャワーがもうしばらく楽しめますように。