『ちのり No.00』(ちのり文庫) 名前のないものはこわい。 たとえば部屋の床に落ちていたこの髪の毛。自分のものか、それともほかの誰かのものか。落とし主の名前がわかればなにもこわくない。「誰のもの」という名前をなくした瞬間、それはこわくなる。長…
引用をストックしました
引用するにはまずログインしてください
引用をストックできませんでした。再度お試しください
限定公開記事のため引用できません。