バンビオのお店便り 9月第2週
強力な台風がちょうど今、京都上空を過ぎ去りました。雨風ともに凄まじい台風でした。京都駅が大変そうですが、大丈夫でしょうか。自然の驚異には、いつも驚かされます。
さて、バンビオのお店は模様替え
先週は沖縄の焼き物やガラスで涼しげでしたが、白を基調とした雑貨とガラスのものでまとめたコーナーに。
写真ではまだ設置前でしたが、柱前ではちびまるこちゃんの本が集まって、さくらももこさんのミニフェアを開催しております。
夏のお疲れが出る頃、こんな本はいかがでしょうか
リンネル特別編集『体を整える、わたしの習慣』
きちんとしたリズムの食生活、やっぱり大事なのですね。忙しいとつい手を抜きがちな毎日の食事、見直したいと思います。
お次はこちら
『絶対に死ぬ私たちがこれだけは知っておきたい健康の話』ミシマ社
この本、とても良く売れております。題名がインパクト大ですね。最近若林理砂さんの著作をよく目にします。
もう1冊『文明の恐怖に直面したら読む本』Pヴァイン
この2冊にはなにか通じるものを感じてしまうのは、私だけでしょうか。栗原康さんは、興味深い本を色々出版されている政治学者さんです。
続きまして
『mt complete book』パイインターナショナル
マスキングテープ、我が家でも愛用させていただいております。海外の方は「和紙テープ」と仰って、お土産にとても人気だとか。
私が学生の頃は、無地の黄色や白などの、はみ出さないための実用のテープ、という印象でしたが、時代が変わりとても素敵な変身を遂げられましたね。蝶々みたいに。
最後に、とても欲しい本を…
『キッターであそぼう』アノニマ・スタジオ
「キッター」ってご存知ですか。子どもにも怪我が最小限で済むように、刃が出ている部分が少ないあんしん設計のカッターです。オルファ社の新商品ですね。
五味太郎さん監修のキッターを使った工作キットと聞けば、絶対楽しいですよね。
最近ハサミやカッターを使えない子が増えているそうです。でもデザインや創造をかたちにする時、きっと使える道具はたくさんある方が、可能性が広がって、子どもも嬉しいのでは、と思います。
うちの子は自分のハサミを持っていて、こっそりお菓子箱のビスコを誠伸びして取り出し、銀の袋をハサミでチョキチョキ開けて、美味しそうに食べております。落ちている袋の銀のかけらですぐ見つかるのですが…
真っ黒な雲がものすごい勢いで流れていきました。明日は晴れますように。
それでは、また。
バンビオ店
星山
ふくら舎「Made in OKINAWA -沖縄の民藝-」ミニフェア開催中です。
出張を始めて早4年。京都の皆様にも少しずつ沖縄の魅力が伝わってきたでしょうか。今年も沖縄の今を伝えるやちむんや琉球ガラスなど、
バンビオのお店便り 8月第3週
久しぶりに夕立が降りましたね。こどもが「オヘソ隠した!」と小さなお腹を突き出して自慢しております。大事にしていただきたい。
涼しくなるかと期待しましたが、蒸し暑さが増して京都らしい熱帯夜。先日伊丹のレオ・レオーニ展の帰り、電車の車窓から海にむくむくと沸く力強い入道雲を見かけました。
秋の空が恋しい日々です。
伊丹市立美術館で「みんなのレオ・レオーニ展」はじまりましたね。夏休みなのでお子様連れもたくさんご来場されておりました。とても素敵な空間でおすすめです。
今回絵本「スイミー」の幻の原画5点も展示されています。子どもの頃スイミーは小さいけれど強くて格好いい、と感じた記憶が、甦ってきました。
当店でも、レオ・レオーニさんの絵本や雑貨をご紹介する可愛いコーナーご用意しております。
バンビオ店の店内より
リトアニアのリネンの生地が素敵なエプロンやキッチンクロス、小物類が入荷いたしました。麻は大好きな素材でお洗濯後のパリっとした触感が潔く気持ちいいですよ。
続きまして
マガジンハウスから、本に関する特集が出ております。クロワッサンの表紙は岸恵子さん。素敵な随筆が有名ですが、『パリのおばあさんの物語』の翻訳も素敵です。
カサ・ブルータスの特集も素敵な紹介で「毎日めくる、料理の本」の特集が興味深かったです。
お料理の本より
『ナンプラーがあれば、ダシはいらない』グラフィック社
ナンプラーはタイの調味料で、漢字で書くと「魚醤」日本の伝統調味料のしょっつるのように親しみのあるお味。レシピはありきたりでなく「なるほど」な取り合わせ。アボガドの冷たいスープはぜひ挑戦してみたい。
『腸からあたたまるたなかれいこ的料理のきほん』朝日新聞出版
たなかれいこさんのお料理には、冷え性の私は助けられています。派手ではないけれど魅力的で仕方がない、素肌の料理。という感じがします。男性にも、是非。
最後に…
ゴフスタインの絵本のフェアは、ご覧いただけましたでしょうか。
個人的に大好きな絵本作家さんなので、すこしお話をさせて頂いてよいですか。
末盛千枝子さん主宰の「すえもりブックス」にて昔ご紹介されておりましたね。
シンプルだけれど、とても丁寧であたたかみのある線で描かれているゴフスタインの絵本。
じんわりとあたたかい人のぬくもりを感じさせるお話の内容も、素晴らしい。
ひとりぼっちだと感じて夜空を見上げたら、街の光に消されることなく、かがやく小さな星を見つけた時の、喜びのような…そんな絵本です。
大人になって、長い間天の川を見上げていない気がします。久しぶりに銀河鉄道の夜を読みたくなりました。それでは、また。
バンビオ店
星山