【絵本の棚より】「夏の絵本」たくさんそろいました。
7月。毎日暑い日が続きますね。いよいよ本格的な夏の到来です。
絵本売場も「夏の絵本」が揃いました。
海、キャンプ、すいか、花火、どろあそび、昆虫など...。さすが夏の絵本!明るく爽やかなものが多いですね。ページをめくっているだけでなんだかウキウキしてきます。やはり大人でも夏は、そして夏休みは嬉しいものです。
もちろんゆかいでちょっとこわーい(?)おばけの絵本もあります。ゆかいなおばけならみんなで楽しめるはず。
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『かげ』木坂涼 作/辻恵子 絵(福音館書店)
不思議な「かげ」の絵本。ぼくとかげはいつもいっしょ。ぼくが走れば、かげも走る。でもかげは不思議。ときどきぐーんとのびたり、かっくんとおれたり、ふっといなくなったと思うとぱっと出てきたり、とおくに行ったかと思うとぱっともどってくる。「かげ」の変幻ぶりがとても楽しく好奇心をくすぐる1冊。イラストは「とと姉ちゃん」のオープニング映像を手がけた、切り絵作家でイラストレーターの辻恵子さんです。
『わにわにのおでかけ』小風さち 作/山口マオ 絵(福音館書店)
子ども達に人気のわにわにシリーズ。夏祭りのおはなしです。
なかなか寝付けない暑い夜。わにわにはどこかに向かうみんなのあとについていきます。橋を渡ると、なんとそこはたくさんの屋台。大賑わいの縁日が行われていました。綿飴屋さん、お面屋さん、金魚屋さん。一軒一軒のぞいて、ヨーヨーを買って、大きな花火を見て...。夏祭りをひとり満喫するわにわにの姿が見ていて微笑ましい夏の夜の絵本。露店や花火など、賑やかなお祭りの描写にワクワク。日本のお祭りっていいですね。
おおきなセイルボートにのって海にやってきた子犬のマフィン。
カメラ・写真フェアはじめました
今年も夏のビックイベント「夏休み」が近づいて来ましたが、長期休暇を利用した旅行に行かれる方も少なくないと思います。
そんな旅のお供として欠かせない物が「カメラ」です。
そこで、今回は『カメラ・写真フェア』をご案内です。
カメラをすでにお持ちの方も、持ってないけど興味はある方もご覧いただけるよう、カメラの撮り方の本や絶景の写真集など、様々な本をご用意しました。
その中からおすすめの数冊をご紹介します。
『写真のアイデア帳』(MDNコーポレーション)
その名の通り写真を撮るための「アイデア」が詰まった一冊です。
カメラを買ったもののどんな写真を撮ればいいのかわからない。上手な写真が撮れない。そんな方は是非一度手に取ってみてください。
中には、「哀愁のある風景を探す」や「繊細で儚い光を探す」といった表現の「アイデア」が紹介されており、なんか上達しそう...。
そう思ってしまうような一冊です。
「日常風景写真術」著:栗栖誠紀 (ボーンデジタル)
カメラを持って出かけることで、いつも何気なく歩いている道には、たくさんの素晴らしい被写体が転がっていることに気づくことができます。
この本はそのような被写体や日常の風景をうまくとる方法が載っています。
旅行の時だけでなく毎日写真が撮りたくなることでしょう。
「星月夜への招待」「天空讃歌」著:KAGAYA(河出書房新社)
この二冊は埼玉県出身のアーティストであるKAGAYAさんの星景写真集です。
ウユニ塩湖に映しだされた星空やニュージーランドのオーロラ、夜桜と共に写る天の川。
どれもずっと眺めていられるような絶景です。
是非一度ご覧ください。
また、KAGAYAさんのTwitter公式アカウント(@KAGAYA_11949)にも様々な美しい写真が投稿されているのでそちらも必見です。
最近はスマートフォンのカメラの性能も良くなり、それだけできれいな写真が撮れますが、やはり一眼レフで撮る写真は一味違います。
露出やシャッタースピードなどを調整し、自分の思い通りの写真が撮れた時の喜びはたまりません。
これまでに紹介した本以外にも様々な本を用意しております。
カメラに少しでも興味がある方は一度ご覧いただき、これを機にカメラを趣味にしてみませんか?
(伊藤)
バンビオのお店便り 7月第2週
毎日暑い日が続いております。3日程夕方にゲリラ豪雨のような夕立が降って「もう嫌だ―」と思っていましたが、夜涼しかった事を思い出すと、ここ数日の寝苦しい夜「夕立降って欲しいな」と、矛盾した願い事を、つい考えてしまいます。
今日も暑いですが、まずは今日の本棚より
暮しの手帖社『家事じょうずの暮らし』パネル展が始まりました。一度雑誌が完売してしまい、開催が遅くなってしまいました。
ちょっとした、暮しの手帖社さんらしい、家事の工夫や楽しみ方が、写真多めで紹介されております。あと、NHKアナウンサーの有働さんのエッセイが掲載されていますよ。
つづきまして
『コーヒーゼリーの時間』産業編集センター
『魔法のゼリー』主婦と生活社
暑くて食欲がない季節、ゼリーが恋しくなりますね。京都人だと「ソワレ」の美しい色合いに慣れ親しんだ方も多いのではないでしょうか。ああ、美味しいゼリーが食べたくなりました。
つづいては
『ねてもさめても とくし丸』西日本出版社
とくし丸みたいな移動スーパー、きっと欲しいなと思っておられる地方の方多いと思います。私の実家は山の中で、車がないと生きていけない過疎地なので、両親が高齢で車が乗れなくなった時どうしよう、と思うことがあります。
『こんなまちに住みたいナ』晶文社
絵本の力でまちづくりができるなんて、素敵ですね。生きやすい「まち」はやはり、住んでいる方々の希望や愛着によってなりたつのだな、と感じる一冊です。
今都心では無人レジの実用化が進んでいますが、お買い物って、本来モノを手に入れるためだけの動作なのかな、と疑問に思います。ネットショップが普及して便利になりましたが、反面やはり実物を見て、人の手から渡されるお買い物の所作が心地よく感じる事もあります。
さいごに、夏休み間近という事で
『夏の虫 夏の花』福音館書店
去年の夏、子どもが保育園で借りて大喜びした絵本です。夏はとにかく昆虫たちが羨ましいくらい元気です。考えてみると限りある寿命を一生懸命ひたすらに生きている姿でもあります。奥本大三郎先生の文章で、子どもにも解りやすく、面白く拝読しました。
『問いつめられたパパとママの本』中公文庫
伊丹十三さんの文章はもともと面白いのですが、タイトルからわかる通り、かなりひねりの効いた、スパイシーな文章です。でも、子どもの質問って遠慮なしで、回答に困ることがよくあるんですよね。
夏休みこどもと触れあう事も多くなるパパさん、ママさんに読んでクスクス笑っていただきたい一冊です。
皆さま楽しい夏休みをお迎えくださいませ。
それでは、また。
バンビオ店 星山